【日常に「読書」の「栞」を】オールジャンルの雑誌「スピン/spin」第7号(3月28日発売予定)の表紙と目次を公開。

表紙の「ことば」は作家の柳美里さん。今号はタイトル部分を「箔」でお届け。印刷加工会社・美箔ワタナベとのコラボレーションです。相川英輔さん、曽根賢(PISSKEN)さんが短篇を発表。

河出書房新社

株式会社河出書房新社(東京都渋谷区/代表取締役小野寺優)は、2024年3月28日(木)に発売予定のオールジャンルの雑誌「スピン/spin」第7号の「表紙」と「目次」を公開します。

絵=Paul Cox絵=Paul Cox

  • ジャンルを超えてお届けする「スピン/spin」第7号!

オールジャンルの雑誌「スピン/spin」。「表紙」には毎号、「日常に『言葉』の『栞』を」をテーマにした書き下ろしの「ことば」が掲載されます。第7号を飾るのは、作家・柳美里さん。「書くこと」の本質に迫る「ことば」をいただきました。


「表紙」と「目次」の紙は、紙の専門商社・株式会社竹尾とコラボレーションし、現在庫限りとなった紙や、新しい紙など、毎号違う「紙」を使用してお届けしております。

さらに今号は、印刷加工会社・株式会社美箔ワタナベとのコラボレーションも実現。タイトル部分に初の「箔」加工を施しました。


◉表紙の紙=「パルパー」(ホワイト)*現在庫限り

      https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=296

◉目次の紙=「マイカレイド」(黄色)*現在庫限り

      https://www.takeo.co.jp/finder/search/details.php?d_id=337

◉表紙の箔=3号金(村田金箔)

      https://murata-kimpaku.com/kakou/standard-metallic-foils/


表紙は「パルプシート」のようなざっくりとした独特な風合いのファインペーパー。紙の違いにより変わる絵(印刷)の雰囲気、さらに(金)箔の魅力をお楽しみください。目次は光沢感と細かなレイド模様の組み合わせが特徴的な60年以上にわたり愛された紙を使用しています。

実物でなければ伝わらない「紙」、そして「箔」の魅力――ぜひ手に取って、視覚・触覚でお楽しみください(本誌掲載「紙の話」「紙のなまえ/箔の種類」もあわせてご覧ください)。

ジャンルを超えた9名の豪華小説連載陣(一穂ミチさん、大森美香さん、尾崎世界観さん、恩田陸さん、佐原ひかりさん、鈴木涼美さん、堂場瞬一さん、中村文則さん、藤沢周さん)はもちろん、第7号も注目作品をお届けします。

巻頭は作家・相川英輔さん「魔法をさがして」。「実はな、父さんは魔法が使えるんだ」という突然の告白からはじまる息子の日々――柔らかな文体で少年の葛藤を描きながら、生きる上で大切な「何か」にそっと気づかせてくれます。

作家・詩人の曽根賢(PISSKEN)さんは「雑司ヶ谷鬼子母神『七曲りの路地』奥の七曲り荘二〇二号室からずっと」を発表。揺るぎない視線で自らの「生」を描き出す、私小説です。

手触りの違う2作をお楽しみください。

最果タヒさんがキャラクターに捧げる「詩」の連載「キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる」第4回は「彼氏彼女の事情詩集」です。ある時期の、あの瞬間の、愛に切り裂かれるような感情を体感ください。

音楽クリエイター・ピノキオピーさん「歌詞の話」第4回は「匿名M」を巡る創作秘話です。

最果タヒさんがさまざまな方々を「宝塚」へお誘いする往復書簡連載「ときには恋への招待状」。第5回のゲストは漫画家のはるな檸檬さんが登場。

もちろん多様な書き手によるエッセイにもご注目ください。

エッセイは「古本と肴マーブル」の店主・蓑田沙希さんと、先日、芸術選奨文部科学大臣新人賞(メディア芸術部門)を受賞したアニメーション作家の和田淳さん。「本の話」はグラフィックデザイナーの柳川貴代(白座)さんにご寄稿いただきました。

さらに声優・斉藤壮馬さんの異色の連載エッセイ「書を買おう、街へ出よう。」、書評家・ゲーム作家の渡辺祐真さんの連載「詩歌の話」に加えて、好評連載書評「絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本」では作家・いしいしんじさん、芸人・居島一平さんが「絶版本」への熱い思いを語ります。

株式会社竹尾とのコラボ企画「紙の話」は、上坂あゆ美さん(歌人・エッセイスト)が表紙でコラボレーションした美箔ワタナベを訪れ、「箔」の魅力の秘密に迫ります。


春。桜の声も聞こえ始め、あらたな一歩を踏み出す人も多い季節です。

そんな新生活の中に、ぜひ、「読書」の栞(習慣)を挟んでいただけたら嬉しいです。


[短篇]

・相川英輔  魔法をさがして

・曽根賢(PISSKEN) 雑司ヶ谷鬼子母神「七曲りの路地」奥の七曲り荘二〇二号室からずっと

[エッセイ]

・蓑田沙希  マーブルという名の猫

・和田淳   ちょうどピッタリ

[連載小説]

・一穂ミチ  ハイランド美星ヶ丘(第7回)

・大森美香  花と葉(第6回)

・尾崎世界観 すべる愛(第7回)

・恩田陸   そして金魚鉢の溢れ出す午後に、(第7回)

・佐原ひかり リデルハウスの子どもたち(第6回)

・鈴木涼美  典雅な調べに色は娘(第7回)

・堂場瞬一  連作 罪と罪(第7回)

・中村文則  彼の左手は蛇(第3回)

・藤沢周   利休残照(第7回)

[連載詩]第4回

・最果タヒ  キャラクターの血のみずうみに、ぼくの瞳が映ってる――彼氏彼女の事情詩集

[歌詞の話]第4回

・ピノキオピー 歌詞 匿名M/エッセイ 「人間じゃないもの」への憧れ

[連載往復書簡] 第5回

・最果タヒ  ときには恋への招待状

――詩人からさまざまな方へ、宝塚公演へのおさそいの記録。ゲスト=はるな檸檬

[紙の話] 第7回

・上坂あゆ美 「なくてもいい」から輝くもの

[詩歌の話/詩歌の楽園 地獄の詩歌] 第7回

・渡辺祐真  定型という魔法〜型とは何か?〜

[本の話]

・柳川貴代(白座)   本が物質として浮かび上がり輪郭が見えてくるまで

[連載書評/絶版本書店 手に入りにくいけどすごい本]

・いしいしんじ 貧乏がいちばん!

・居島一平   ミステリ数冊ぶんよりミステリな探求の書

[連載エッセイ/書を買おう、街へ出よう。] 第7回

・斉藤壮馬  「夏、箱庭、サウダーデ」

[紙のなまえ/箔の種類]



  • 「スピン/spin」第7号 書誌情報

■誌名/号数 :スピン/spin 第7号

■雑誌コード :07822-04(文藝 2024年春季号増刊)

■定価 :330円(税込)

■仕様 :A5判/並製・平綴じ/176P

■発売日 :2024年3月28日(木)

■ブックデザイン:佐々木暁

■装画 :ポール・コックス(Paul Cox)

■本文挿画 :塩川いづみ http://shiokawaizumi.com

■協力 :株式会社竹尾 https://www.takeo.co.jp

■協力 :株式会社美箔ワタナベ http://www.bihaku-w.co.jp

■書誌ページ

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309980676/

■「スピン/spin」Webページ

https://spin.kawade.co.jp/


【「スピン/spin」定期購読のご案内】

*定期購読は書店へご注文ください。

*年間定期購読をお申し込みいただいた方には「スピン/spin」特製栞をプレゼントします。

*4号分の定期購読で必ずもらえる特典「特製栞3枚セット」の詳細は下記をご覧ください。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000463.000012754.html

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会社概要

河出書房新社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201
代表者名
小野寺優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月