斎藤幸平氏『人新世の「資本論」』以降の新書第一作! マルクスの人類史的名著『資本論』の“究極”の入門書『ゼロからの『資本論』』1月10日発売
事前注文殺到で初版発行部数上積み!
「『資本論』が誰にでも分かるようになる!」って本当?!―― 話題の俊英・斎藤幸平氏が、いよいよマルクスの代表作『資本論』をまるごと解説する究極の入門書、『ゼロからの『資本論』』が、NHK出版より1月10日発売になります。パンデミックや戦争、インフレなど多難な現代を生きる読者に向け、思い切りポイントを絞って、身近な話題からていねいに解説する、“いちばん分かりやすいマルクス入門書”です!
「可能なるコミュニズム」を構想する
「21世紀の日本の社会状況を踏まえて書かれたマルクス『資本論』の最良の入門書」「前提知識なしにマルクス『資本論』の中心的メッセージを理解することができる。ビジネスパーソンにとっても有益な書」
『資本論』は誰もがその存在を知っていながら、難解で長大なために、ほとんど誰もが読み通せていません。この状況を打破するのが斎藤幸平――新しい『資本論』解釈で世界を驚かせ、『人新世の「資本論」』で日本の読者を得た――、三十代半ばの東大准教授です。マルクスの手稿研究で見出した「物質代謝」という観点から、世界史的な名著『資本論』のエッセンスを、その現代的な意義とともにていねいに解説します。
本書は、大好評だった「NHK100分de名著」のテキスト、『カール・マルクス『資本論』』に大量加筆し、豊富な事例を盛り込んで補強した完全版。著者が二十代にして世界的なプロジェクトである新・マルクス=エンゲルス全集(MEGA)の編集に参加した稀有な経験も生かされています。
いいかげん行き詰まりを見せ始めている資本主義の“次に来る社会”の大きなヒントを、マルクスとともに、『資本論』をその草稿と合わせて読みながら描き出す、最新の解説書にして究極の『資本論』入門書です。
はじめに 『資本論』と赤いインク
第1章「 商品」に振り回される私たち
第2章 なぜ過労死はなくならないのか
第3章 イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を生む
第4章 緑の資本主義というおとぎ話
第5章 グッバイ・レーニン!
第6章 コミュニズムが不可能だなんて誰が言った?
あとがき 革命の時代に
~「はじめに」より(一部抜粋)~
給料は安いし、仕事もつまらない。家も車もローンを組まないと(あるいはローンを組んでも)買えない。定年まで必死に働いても年金はもらえないかもしれない。さらに、気候危機は悪化していく。そのうえ、インフレに悩まされる世界経済の先行きは不安で、日本には円安や人口減少という問題もある。実際には、これからも資本主義が続く、と言われて未来に希望を持てる人は、どんどん減っているのではないでしょうか。
(中略)『資本論』を読むことで私たちはこの社会の不自由を的確に表現できるようになるからです。さらにそれは、失われた自由を回復するための第一歩になるでしょう。
ただし、出鼻をくじくようですが、『資本論』を読破するのは、かなりの難行です。分厚くて、叙述スタイルも独特。随所に出てくる哲学的表現につまずいてしまう人もいるでしょう。でも心配はご無用。本書を〝ゼロから〟の入門書として役立てていただきたいと思います。
その際に本書では、近年の研究成果も踏まえて『資本論』をまったく新しい視点で──〝ゼロから〟──読み直し、マルクスの思想を21世紀に活かす道を、一緒に考えていきます。そうすることで、資本主義ではない別の社会を想像する力を取り戻すことができるようになるはずです。
1987年東京生まれ。ウェズリアン大学卒業、ベルリン自由大学哲学科修士課程・フンボルト大学哲学科博士課程修了。大阪市立大学准教授を経て現在、東京大学准教授。著書に、45万部を超えるベストセラーとなった『人新世の「資本論」』(集英社新書)、『大洪水の前に―マルクスと惑星の物質代謝』(堀之内出版、角川ソフィア文庫)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)など。NHKのBS1スペシャルシリーズにたびたび出演し、哲学界の新星と言われるマルクス・ガブリエルとは、通訳も務める信頼関係にある。
出版社:NHK出版
著者:斎藤幸平
発売日:2023年1月10日
定価:1,023円(税込)
判型:新書判
ページ数:240ページ
ISBN:978-4-14-088690-8
URL:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886902023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140886900
佐藤優氏(作家・元外務省主任分析官)推薦!
「21世紀の日本の社会状況を踏まえて書かれたマルクス『資本論』の最良の入門書」「前提知識なしにマルクス『資本論』の中心的メッセージを理解することができる。ビジネスパーソンにとっても有益な書」
『資本論』は誰もがその存在を知っていながら、難解で長大なために、ほとんど誰もが読み通せていません。この状況を打破するのが斎藤幸平――新しい『資本論』解釈で世界を驚かせ、『人新世の「資本論」』で日本の読者を得た――、三十代半ばの東大准教授です。マルクスの手稿研究で見出した「物質代謝」という観点から、世界史的な名著『資本論』のエッセンスを、その現代的な意義とともにていねいに解説します。
本書は、大好評だった「NHK100分de名著」のテキスト、『カール・マルクス『資本論』』に大量加筆し、豊富な事例を盛り込んで補強した完全版。著者が二十代にして世界的なプロジェクトである新・マルクス=エンゲルス全集(MEGA)の編集に参加した稀有な経験も生かされています。
いいかげん行き詰まりを見せ始めている資本主義の“次に来る社会”の大きなヒントを、マルクスとともに、『資本論』をその草稿と合わせて読みながら描き出す、最新の解説書にして究極の『資本論』入門書です。
本書は当初初版30,000部を予定しておりましたが、全国の書店さまから多くの事前注文が寄せられていることから、その声に応えるべく初版部数の上積みを決定いたしました(追加20,000部)。斎藤幸平氏のファンだけでなく、『資本論』に少しでも興味のある方、「資本主義」に疑問を抱きはじめている方、一般の「働く方」に幅広く読んでいただきたい一冊です。
- 内容
はじめに 『資本論』と赤いインク
第1章「 商品」に振り回される私たち
第2章 なぜ過労死はなくならないのか
第3章 イノベーションが「クソどうでもいい仕事」を生む
第4章 緑の資本主義というおとぎ話
第5章 グッバイ・レーニン!
第6章 コミュニズムが不可能だなんて誰が言った?
あとがき 革命の時代に
~「はじめに」より(一部抜粋)~
給料は安いし、仕事もつまらない。家も車もローンを組まないと(あるいはローンを組んでも)買えない。定年まで必死に働いても年金はもらえないかもしれない。さらに、気候危機は悪化していく。そのうえ、インフレに悩まされる世界経済の先行きは不安で、日本には円安や人口減少という問題もある。実際には、これからも資本主義が続く、と言われて未来に希望を持てる人は、どんどん減っているのではないでしょうか。
(中略)『資本論』を読むことで私たちはこの社会の不自由を的確に表現できるようになるからです。さらにそれは、失われた自由を回復するための第一歩になるでしょう。
ただし、出鼻をくじくようですが、『資本論』を読破するのは、かなりの難行です。分厚くて、叙述スタイルも独特。随所に出てくる哲学的表現につまずいてしまう人もいるでしょう。でも心配はご無用。本書を〝ゼロから〟の入門書として役立てていただきたいと思います。
その際に本書では、近年の研究成果も踏まえて『資本論』をまったく新しい視点で──〝ゼロから〟──読み直し、マルクスの思想を21世紀に活かす道を、一緒に考えていきます。そうすることで、資本主義ではない別の社会を想像する力を取り戻すことができるようになるはずです。
- 著者情報
斎藤幸平(さいとう・こうへい)
1987年東京生まれ。ウェズリアン大学卒業、ベルリン自由大学哲学科修士課程・フンボルト大学哲学科博士課程修了。大阪市立大学准教授を経て現在、東京大学准教授。著書に、45万部を超えるベストセラーとなった『人新世の「資本論」』(集英社新書)、『大洪水の前に―マルクスと惑星の物質代謝』(堀之内出版、角川ソフィア文庫)、『ぼくはウーバーで捻挫し、山でシカと闘い、水俣で泣いた』(KADOKAWA)など。NHKのBS1スペシャルシリーズにたびたび出演し、哲学界の新星と言われるマルクス・ガブリエルとは、通訳も務める信頼関係にある。
- 商品情報
書名:ゼロからの『資本論』
出版社:NHK出版
著者:斎藤幸平
発売日:2023年1月10日
定価:1,023円(税込)
判型:新書判
ページ数:240ページ
ISBN:978-4-14-088690-8
URL:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886902023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140886900
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