王座陥落、そしてまさかの連敗を喫した“神童”BJが階級をウェルターに戻して“宿敵”ヒューズに挑む!・・・WOWOWで放送!

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UFC 123のメインではクイントン・“ランペイジ”・ジャクソンとリョート・マチダの元ライトヘビー級王者同士の対戦が組まれているが、セミもメインに劣らず興味深いカードだ。BJ・ペンとマット・ヒューズが通算3度目の対決をするのだ。
BJは2000年に、ブラジル人以外で初めて柔術世界選手権の黒帯部門で優勝し、prodigy(神童)と呼ばれた選手だ。寝技だけでなくパンチのうまさにも定評があり、BJを指導したことのあるフレディー・ローチ(ボクシング界のスター、マニー・パッキャオの師匠)も彼のパンチの才能に太鼓判を押している。
BJはUFCウェルター級とライト級の2階級制覇を成し遂げ、特にライト級では無敵を誇っていたが、今年4月にフランク・エドガーに敗れてライト級王座を失い、8月のリマッチでも敗れてしまった。今回は1年10ヵ月ぶりに階級をウェルターに戻して、再起を期す。
しかし相手は、BJにとって宿敵であるマット・ヒューズだ。
両者はまず04年のUFC46で戦い、このときはBJが初回にチョークで一本勝ちしてヒューズの持つウェルター級ベルトを奪った。だが06年の再戦では3R後半に、グラウンド状態でヒューズに片腕を脚で、もう一方の腕を手で押さえられ“はりつけ”状態にされたBJはパンチの雨を落とされ、屈辱のTKO負けを喫したのである。KO(TKO)負けはBJにとって、これが初めてだった。(ちなみに、この試合でヒューズがBJを仕留めたこの技は以降、「マット・ヒューズ・ポジション」と呼ばれることになる)
ヒューズはUFCウェルター級王者として桜井“マッハ”速人やカーロス・ニュートン、フランク・トリッグらを破って5連続防衛を果たし一時代を築いたが、現王者のジョルジュ・サン・ピエールや新星チアゴ・アウヴェスに敗れるなど“難攻不落”のイメージは色あせた。実際、本人もあと何試合かで引退を視野に入れているという発言をしている。
それでも、ここのところマット・セラ、ヘンゾ・グレイシー、ヒカルド・アルメイダら“グレイシー一門”に3連勝して、かつての光を取り戻しつつある。
色あせ、消えかけた栄光を再び取り戻し、王座奪還への途につくためにも、この試合は両者にとって絶対に負けられない戦いなのだ。どちらが勝つにせよ、格闘技史上に残る名勝負になる可能性が高い。

(文:稲垣 收 WOWOW UFC解説者)


◆◆◆ WOWOW番組情報 ◆◆◆

「UFC-究極格闘技- UFC123 ランペイジ vs マチダ/ヒューズ vs BJ ダブルファイト!」
11月21日(日) 夜6:00 [HV]
<主な対戦カード> 
ライトヘビー級: クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン vs リョート・マチダ
ウェルター級: マット・ヒューズ vs BJ・ペン

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