バングラデシュへの緊急支援として、学生ボランティアと公立病院に栄養豊富なユーグレナクッキーを配布開始
現地グラミン・ダノン社とも連携
株式会社ユーグレナ(本社:東京都港区、代表取締役社長:出雲充、以下「ユーグレナ社」)とeuglena GG Ltd. ※1(本社:バングラデシュ、共同最高経営責任者:大西志麻里、以下「グラミンユーグレナ社」)は、2024年8月9日(金)、現地バングラデシュの学生ボランティアと、暴動による負傷者が治療を受けている公立病院のうち4施設を対象として、栄養豊富なユーグレナが入ったクッキー(以下「ユーグレナクッキー」)の配布を開始しました。配布数は最大20万食を予定しています。なお、今回の支援活動は、バングラデシュのGrameen Danone Foods Ltd. ※2(本社:バングラデシュ、マネージング・ディレクター:ディペッシュ・ナグ、以下「グラミン・ダノン社」)と連携しています。
※1 ユーグレナ社と2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス博士が設立したグラミンクリシ財団が運営する現地合弁企業
※2 ムハマド・ユヌス博士がフランスのダノン社と提携して2006年に設立したソーシャルビジネスを展開する現地合弁企業
■復興に向けたバングラデシュの現状
デモ隊と警察等による激しい衝突が続いていたバングラデシュでは、前首相の辞任を受けて暫定政府が発足し、少しずつ未来に向けて歩み始めています。首都ダッカでは、数多くの学生ボランティアたちがSNSを使って組織的に連携しながら、破壊された場所の掃除、警察不在の中での交差点の交通整理、剥がれた道路標識のペンキ塗り、近所の見回り運動、ダッカの街なかの壁に平和へのメッセージや国の未来の絵を描くなど、さまざまなボランティア活動を自主的に行っています。
一方で、まだ情勢も安全も不安定な状態にあり、これまでの暴動に巻き込まれて負傷した人の数は子どもを含め数千人にのぼるとも言われ、特に経済的に貧しい学生の負傷者の治療が遅れているという声も届いています。重軽傷を負った人々の治療と、精神的な支援が急務です。
■グラミン・ダノン社との連携の背景
ユーグレナ社は、創業者である社長の出雲が、学生時代にバングラデシュで目の当たりにした栄養問題を解決したいという想いからスタートした会社です。2014年には、バングラデシュの子どもたちに59種類の豊富な栄養素を持つユーグレナクッキーを配布する「ユーグレナGENKIプログラム」(https://euglena.jp/genki/)を開始し、グラミンユーグレナ社とともに、開始からの約10年間で累計1,837万食のユーグレナクッキーを配布しました(2024年6月末時点)。一方、グラミン・ダノン社はヨーグルトの製造・販売などを通じて、現地バングラデシュの栄養問題や貧困問題解決に取り組んでいます。今回、バングラデシュの現状を支援したいという三社の想いが一致し、連携に至りました。
支援の第一弾として、栄養食であるユーグレナクッキーを、バングラデシュの学生ボランティアと、暴動による負傷者が治療を受けている公立病院のうち4施設を対象として配布することにしました。GENKIプログラムで常時配布しているクッキーを活用することで、支援の準備期間が短縮でき、食料を必要としている方のもとへ迅速に届けることが可能です。2024年8月9日(金)に配布を開始し、配布数は最大20万食を予定しています。
今後も、現地のニーズに応じて、引き続き必要な支援を実施してまいります。私たちが迅速に行動することで、バングラデシュの未来に向けた支援の輪が広がることを願っています。
株式会社ユーグレナ
2005年に世界で初めて微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、微細藻類ユーグレナ、クロレラなどを活用した食品、化粧品等の開発・販売、バイオ燃料の製造開発、遺伝子解析サービスの提供、未利用資源等を活用したサステナブルアグリテック領域などの事業を展開。2014年より、バングラデシュの子どもたちに豊富な素栄養を持つユーグレナクッキーを届ける「ユーグレナGENKIプログラム」を、継続的に実施している。https://euglena.jp
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