米原康正がキュレーションするギャラリー、tHE GALLERY HARAJUKUにて、8月17日(木)より、葵による個展「台北の日日」

tHE GALLERY HARAJUKU株式会社

【葵 個展 “台北の日日”】

米原康正がキュレーションするギャラリー、tHE GALLERY HARAJUKUにて、8月17日(木)より、葵による個展「台北の日日」を開催


●tHE GALLERY HARAJUKUとは

 WEGO放課後アート部やラフォーレ原宿の愛と狂気のマーケットなどで、新しいアーティストの発掘や育成をライフワークとしておこなっているよねちゃんが、新しい才能と、アートにこれから触れる人の出会う場にというコンセプトのもと作られたのが、『tHE GALLERY HARAJUKU』。

個性的な古着屋やこじんまりとして味のある料理屋など歩くだけで楽しくなるそのとんちゃん通りの真ん中にある。


●BEN DAVIS 2023 SUMMER COLLECTION

一昨年の石垣島編に続き写真家 葵さんに依頼。

今回の撮影地は「台北」。

5月に現地台北で行われ大盛況を博したPOP UP STORE+写真展が日本上陸


●キュレーター 米原康正より葵の写真とSNS

僕が彼女に興味を持ったのは彼女の撮る写真からだ。彼女の写真を見た瞬間、僕はかなり積極的に彼女と関わらせてもらうようになった。グループ展に出演してもらい、自分の持っているメディアにも登場してもらい、作品を作ってもらった。


最初に見た彼女の写真。それは彼女の高校時代の記録である。1年の時の同級生たちを3年間取り続けた写真には、彼女と同級生たちの徐々に築かれていく関係性が、はっきりと映し出されていた。そこに僕は本物のドキュメントを見た。


1997年に僕がプロデュースして創刊した「OUT OF PHOTOGRAPHERS」という雑誌で、僕は「これからの写真で最も大切なのは写真家とモデルとの関係性である」と訴えた。写ルンです、を使って撮った写真たちは、写す側と写される側という立場を必要としない。あるのはそこにある関係性であった。


2000年代に入るとデジタルが主流となり、写真はSNSの中で溢れ出す。もちろんSNSの進歩は写真をより身近なものにした。SNS初期には、生活の瞬間を切り抜いた写真が大多数を占めた。僕はSNSに嫉妬した。僕のやっていたことがここで完結したかに思えた。

ところが、時間が立つにつれ、SNSの中の写真は、SNSのための写真になった。そこにあるのは日常ではなかった。


そんなある日、僕は彼女の写真をSNSで見た。その瞬間僕は彼女の写真表現に1997年に僕がやりたかったことの未来を見た。そしてそんな写真を簡単に撮ってしまう彼女に激しく嫉妬した。

ただ彼女と関わっていくうちにひとつ心配だったことがある。それは高校を卒業して、制服というアイコンがなくなっても、同じようなエモ感のある写真が取れるのか? ということだった。だけど、それは単なる危惧でしかなかったことがわかる。


・エモ(エモい)感とは何か?

「エモい」とは葵の写真が評価される時一番多く目にする言葉だ。

Googleで検索すると「エモい」とは

「心が揺さぶられて、何とも言えない気持ちになること」

「 この言葉には、嬉しい・愛しいという気持ちだけではなく、寂しい・懐かしい・切ないという気持ちや感傷的・哀愁的・郷愁的などの気持ちも含まれる」と書いてある。


僕らは一瞬一瞬の今を積み重ねていくことで人生というものを組み立てる。

その一瞬はあっという間に過去になる。

その一瞬を捉える写真を撮るという行為は

今という過ぎ去っていく過去を切り撮る作業に他ならない。


葵は写真を撮る時ポーズではなくモデルに今を感じてもらうように指示をする。

彼女の写真はモデルが写真を撮られるのではない。

モデルの今を葵が切り撮るのだ。

葵はそんなモデルの今にいつだって恋をする。


それは葵が高校の写真以降、自分の写真をいつの場合でもドキュメントとして完成させようする行為でもある。

今は切り撮られた瞬間に過去になる。

過去の恋はいつも甘酸っぱくて切ない。


それが葵の写真が「エモい」理由なのだ。



●夜な夜なインスタやXやYouTubeで、面白い作品を探しているという米原康正について。

プロデューサー久々野智 小哲津(くくのち こてつ)


俺の家の棚に、とある作品がある。気に入っている写真。

少女というかなんというか、かわいらしい女性の写真だ。この作品にはその写真家のサインがあり、『2019.8 Aoi』とある。その瞬間のそのカメラマンとその被写体との関係が写っている素敵な写真。よねちゃんが、面白い作品あるから来なよと誘ってくれて伺った時に買ったもの。このサインの葵さんという写真家は初めての展覧会出品とのこと。

 よねちゃんは、夜中眠くなるまでSNSを見あさり、気になる作品やアーティストを見つけたら追っかけてチェックする。年齢も国籍も性別も関係なく、よねちゃんは見る。

家族がすすめる、よねちゃん好きかもよのおすすめも目を通すらしい。マメだ。マメすぎる。そこで見つけた、葵さんの写真。DMして展覧会に参加することになったという。

当時高校生だった葵さんに突然届いた、よねちゃんからの素敵な写真ですねDMはなかなかの怪しさだったと想像する。

あれから4年経ち、葵さんの作品をtHE GALLERY HARAJUKUで展覧会をさせていただく。

葵さんの写真は、いつもそのときの葵さんしか撮れない写真。




【葵/ aoi 】

高校1年の冬からフィルムカメラで学校生活を撮り始め、プールで撮影した青の写真がSNSで話題となる。その後も青と光をテーマに活発に自分の作品を制作しながら広告やPVなど活躍の場を広げる、これからが期待される21世紀生まれの写真家。

2021に写真集「未完成な青」「drop」を上梓し、京都と東京で個展を開催。見たもの全ての人間に青春時代フィルターをかけてしまうその写真で、昨今では中京大学,甲南女子大学をはじめ、数々の大学から撮影オファーが続いている。

Instagram  https://www.instagram.com/aoii6327/

X  https://x.com/aoii6327


●葵 個展 “台北の日日”

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場所:tHE GALLERY HARAJUKU

期間:8月17日(木)~23日(水)

時間:12:00~19:00

住所:東京都渋谷区神宮前3丁目20-21

   ベルウッド原宿 1階-C

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tHE GALLERY HARAJUKU

150-0001東京都渋谷区神宮前3丁目20-21-1階C

明治神宮前駅徒歩5分

WEB

http://thegallery-harajuku.com

インスタグラム

https://instagram.com/the_gallery_harajuku?igshid=MzRlODBiNWFlZA==


キュレーター/米原康正

プロデューサー/久々野智 小哲津(くくのち こてつ)

ファウンダー/川尻征司

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会社概要

PACK ARTS株式会社

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業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区神宮前3丁目20-21 ベルウッド原宿1F-C
電話番号
03-6447-2284
代表者名
松原由希子
上場
未上場
資本金
9800万円
設立
2014年08月