いきものディスカバリー通信vol.9「謎の多い魚・ゾウギンザメ」
いつでも、どこかで“何かが起きている”サンシャイン水族館がお届け!水族館&いきものを深堀り!発見がいっぱい!
レアな深海生物 次の繁殖に向けて奮闘中!
※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20220221-5c069d63e5052c3e4a1e61d276e59a95.pdf
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ゾウギンザメ
現在、日本国内においてゾウギンザメを見ることができるのは、当館を含む2館のみ。2020年1月に日本で初の孵化に成功し、その後も東京海洋大学と共同研究を行うなど、今後の繫殖を目指し試行錯誤を続けています。
本通信では、そんな大変珍しいゾウギンザメの生態や繁殖に向けた取り組みについてご紹介いたします。
●エサの探し方
名前の由来にもなっている、ゾウのような長い鼻にみえる特徴的な尖った長い口先(吻端)に「ロレンチーニ器官」と呼ばれる器官を備え、生き物が発する微弱な電流を感知します。その長い口先の構造は海底の砂の中にいるエサとなる甲殻類や貝類を探すのに適しています。
●シーラカンスよりも進化速度が遅い!?
2014年、ワシントン大学医学部の研究において、ゾウギンザメのDNAを解析し他の脊椎動物ゲノムとの比較を行った結果、ゾウギンザメのゲノムの進化速度が既知の脊椎動物の中でも極めて遅いことが判明しました。これは4億年近く姿を変えていないとされるシーラカンスよりも進化速度が遅いということになります。
●人間の医療分野の研究へも応用が期待
ゲノムから骨の形成過程についても知見を得られており、今後、我々人間の骨粗しょう症の治療に役立つとされています。
●繁殖に向けてのこれまでとこれから
サンシャイン水族館では、2019年5月にゾウギンザメの産卵を複数確認。産卵個体は当館搬入前に1年以上オスとの混泳がない可能性もあることから、過去の交尾で得て長期間体内に貯精していた精子を使って受精した可能性が高いと考えられています。卵はゾウギンザメの生息地であるオーストラリア南部の水温を参考に飼育水温を12℃と15℃の2パターンに分け、リスク分散および発育の速度を比較しながら育成開始。2020年1月27日、12℃で管理していた卵が孵化。以降計5個の孵化を確認しました。誕生した仔魚のうち、1匹を現在もバックヤードで飼育中です。今後も生態研究やさらなる繁殖に力を入れ、水族館の使命のひとつである「生息域外における保全」に努めてまいります。
産卵中
ゾウギンザメの卵
今後の繁殖に向けて実施中の取り組み:
①東京海洋大学とゾウギンザメの貯精能力などについて共同研究を行っています。いずれはまだ確立されていない 人工授精にチャレンジすることも視野に入れています。
②水槽内での自然繁殖を促す環境づくりを行っています。水槽の水温や日照時間など、現地オーストラリアを参考に年間を通して変化をつけ試行錯誤中。ゾウギンザメの交尾は世界でもいまだ確認されていないため、もし交尾の記録に成功すれば世界初の事例となります。※現在はオス1匹、メス2匹を展示。
- ココに注目!ゾウギンザメの卵
ゾウギンザメの赤ちゃん
- ココに注目!ゾウギンザメのエサ
ゾウギンザメのエサ(切る前)
ゾウギンザメのエサ(切った後)
エサやりの様子

■飼育担当スタッフのコメント サンシャイン水族館飼育スタッフ 上市光之(かみいち ひかり) |
サンシャイン水族館飼育スタッフ 上市光之(かみいち ひかり)
- 〈参考資料〉 謎の多い魚 ゾウギンザメに関して
英 名:Ghost shark(Elephant shark, Elephant fish表記もあり)
学 名:Callorhinchus milii
分 類:軟骨魚綱 ギンザメ目 ゾウギンザメ科 ※サメと間違われることが多いが、サメではなく「ギンザメ」の仲間 ※ギンザメ目は3科40種から成り立ち、ゾウギンザメ科は3種(いずれも和名ではゾウギンザメ)が知られる。3種とも南半球の海に生息し、日本近海ではみられない。
生息地域 :太平洋南西部(南オーストラリアおよびニュージーランド)
生息環境 :大陸棚・砂泥底環境。普段は水深200m付近に生息、産卵時は浅瀬に移動してくる。
全 長:一般的なサイズは50~70cmほど(大きなものでは125cmの記録あり)。
- ゾクゾク深海生物2022 開催中!!
過酷な環境下で生きる深海生物のユニークな特徴と、どのような役割があるのかなどの解説を、生体や標本、模型展示を通してお楽しみいただけます。
「ゾクゾク深海生物2022」リリースはこちらよりご覧いただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20211221-bd92783cd50ead225b8e1401f3e8e7b7.pdf
イベント名:ゾクゾク深海生物2022
開催期間:2022年1月14日(金)~3月6日(日)
料金:サンシャイン水族館入場料でお楽しみいただけます。 ※バックヤードツアーは有料
URL:https://sunshinecity.jp/file/aquarium/zokuzoku_deep_sea/
●オリジナルトレーディングカードを集めよう!●
館内で展示している生物解説がオリジナルのトレーディングカード(全7種)になりました!じゃんけんマークつきで実際に遊べます。達成条件によって違う絵柄がもらえます。※各達成条件ごとに絵柄が異なります。 ※全2種の場合はランダム配布となり、絵柄は選べません。
ゾクゾク深海カード(ラブカ)
ゾクゾク深海カード(デメニギス)
◆ショップ アクアポケット(全2種)
対象商品1点を含む1会計1,000円以上ご購入の方に1枚
◆タリーズコーヒーサンシャイン水族館店(全2種)
本イベント期間中限定のアクアリウムココア深海ver.をご購入の方に1枚
◆サンシャインシティ 専門店街アルパ3F「つきじ植むら」 (全1種)
本イベントコラボメニュー「あんこう鍋ご膳(1,800円)」をご注文の方に1枚
◆水族館出口 (全1種)
「#ゾクゾク深海生物2022」をつけてSNSに投稿した画面をご提示の方に1枚
◆バックヤードツアー「ゾクゾク深海ツアー」
ツアー参加の方にはスペシャルカード1枚(全1種)をプレゼント!
●今しか会えない!出会えたらラッキー!レア深海生物●
◆深海のアイドル「メンダコ」最長展示記録更新中!展示58日目※2月21日時点
海面の温度が下がり深海との温度差が小さくなる冬期しか採集できず、かつ長期飼育が難しい「メンダコ」。今回は加圧水槽を使用した運搬により、急速な浮上による減圧症のリスクを軽減。展示後も状態良好でこれまでにない動作を観察することができています。
メンダコ
★メンダコがふわふわと泳ぐ動画
https://twitter.com/Sunshine_Aqua/status/1491605202449080356
◆魅惑のぷるぷるボディ「ザラビクニン」展示中!
体色は赤みを帯びていて、鱗はなく、ゼラチンのような皮膚で覆われています。アゴの部分にあるヒゲのようなものは胸ビレが発達した器官で味を感じることができます。
ザラビクニン
https://twitter.com/Sunshine_Aqua/status/1484437673603661826
※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-20220221-5c069d63e5052c3e4a1e61d276e59a95.pdf
いきものディスカバリー通信 次号もお楽しみに!
※画像はイメージです。 ※金額はすべて税込です。
※状況により、内容・スケジュールが変更になる場合がございます。
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■サンシャイン水族館 概要
所在地:東京都豊島区東池袋3-1 サンシャインシティ ワールドインポートマートビル・屋上
営業時間:10:00~18:00、9:30~21:00(3月19日~)※最終入場は終了1時間前 ※変更の場合あり
入場料:大人(高校生以上)2,400円、こども(小・中学生)1,200円、幼児(4才以上)700円
問合せ先:サンシャイン水族館 03-3989-3466 https://sunshinecity.jp
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