高槻市在住の田中真理さんがJICA海外協力隊としての海外派遣を高槻市長に報告

エルサルバドルで現地の看護学生への指導や大学での教育支援に従事

令和7年4月11日（金曜日）、高槻市在住で看護学校の教員を務める田中真理さんが市役所を訪問し、JICA（独立行政法人国際協力機構）の海外協力隊として、令和7年4月から令和9年4月までエルサルバドルに派遣され、現地の看護学生への指導や大学内での教育支援に従事することを濱田剛史市長に報告しました。

田中さんはこれまで、看護学校の教員として学生に実習指導や演習の講義を行うなど、看護師の育成に携わってきました。仕事で海外を訪れたことがきっかけで、20代の頃から関心のあったJICA海外協力隊への思いが高まり参加を志望。今回派遣される中米のエルサルバドルでは、看護の演習に必要な機材、実習室などの教育環境自体は整っているものの、学生の教育カリキュラムが未整備で教員への指導が十分に行われていないという課題があります。そこで田中さんが、令和7年4月から令和9年4月までの間、同協力隊として、看護師を目指す学生約650人が在籍するカトリック大学イロバスコ地方センターへ派遣されることが決定。現地では、演習を通じた学生への看護技術の指導、教員への効果的な授業の進め方などの助言、教員間での勉強会開催などを行う予定です。

この日、市役所を訪問した田中さんは「現地の価値観や文化を取り入れながら、これまでの経験を生かして医療の発展に貢献していきたい」と派遣への意気込みを話し、濱田市長は「お体に気を付けて、活躍できるよう頑張ってください」と激励しました。