従業員エンゲージメントと業績や投資指標の関係性に関する調査結果(2025年データ分析)を公開

株式会社リンクアンドモチベーション(本社:東京都中央区、代表:小笹芳央、証券コード:2170)の研究機関であるモチベーションエンジニアリング研究所は、従業員エンゲージメントと業績や投資指標の関係性に関する調査結果(2025年データ分析)を行いましたので、結果を報告いたします。
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調査背景
人的資本情報の開示についてのガイドラインとして内閣官房が公表した「人的資本可視化指針」が26年3月に改訂されました。本改訂ではSSBJ(サステナビリティ基準委員会)の基準を見据え経営戦略と人材戦略の連動がより具体化されました。
人的資本情報については様々な項目の開示が進んでいますが企業価値との関係性について示されている事例や研究はまだ多くはなく、より定量的な分析が求められています。
本調査は継続的に行っている業績・投資指標との関連性について調査を行い、人的資本情報と企業価値との関係について多面的に分析しました。
調査概要
・調査機関(調査主体)
株式会社リンクアンドモチベーション モチベーションエンジニアリング研究所
・調査対象
2025年4月~2025年9月にリンクアンドモチベーショングループ(以下当社)が提供する従業員エンゲージメントサーベイを実施した3月決算の東証スタンダード・プライム上場企業56社を対象とし、25年度上半期(4~9月)のエンゲージメントスコアと25年度末の各種指標を比較しました。
・分析方法
従業員エンゲージメントサーベイから算出される「エンゲージメントスコア(以下ES)」ならびに、それらをレーティング化した「エンゲージメント・レーティング(以下ER)」と「営業利益率」「労働生産性」といった業績指標や「ROE」「ROIC」「PBR」 といった投資指標との関係性を分析しました。
なお、各財務指標については2026年3月期決算の決算情報をもとに算出しました。
調査結果
・ESと営業利益率や労働生産性(対数)には正の相関が見られ、ESが高い企業ほど業績指標が高いことが示唆されました。
・ERがCDランクの企業とAランクの企業では、営業利益率は約2.6倍の差があることがわかりました。
・ESとROEやROICやPBRには正の相関が見られ、ESが高い企業ほど投資指標が高いことが示唆されました。
・ROEやROICやPBRでは、人的資源や仕事内容が相関の高い共通の傾向としてみられました。
今後の課題
今回の調査結果では、ESと業績指標と投資指標との関係性について正の相関があるという定量的な結果が得られました。
営業利益率や労働生産性では組織風土が相関のある共通要素として見られ、コミュニケーションコストの縮減が生産性を高める可能性があります。
ROEやROICやPBRでは、人的資源や仕事内容が相関のある共通要素として見られ、人的資源とその活用・活躍度合いが企業の価値創出プロセスの土台であることを示唆しています。
人的資本可視化指針においてもエンゲージメントは開示項目の例として位置づけられ、経営戦略と人材戦略の連動を示す観点からもその重要性は増し続けています。自社がどの指標の向上を目指すのかを明確にした上で、一過性の取り組みではなく、継続的にエンゲージメント向上に取り組んでいくことが重要なのではないでしょうか。
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リンクアンドモチベーションの概要
・代表取締役会長:小笹 芳央
・資本金:13億8,061万円
・証券コード:2170(東証プライム)
・本社:東京都中央区銀座4-12-15 歌舞伎座タワー15階
・創業:2000年4月
・事業内容
組織開発Division(コンサル・クラウド事業、IR支援事業)
個人開発Division(キャリアスクール事業、学習塾事業)
マッチングDivision(ALT配置事業、人材紹介事業)
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