「脳の意欲」が思考・行動を変える! 気鋭の脳神経科学者が“飽きない脳”の作り方を解説する『モチベーション脳 「やる気」が起きるメカニズム』が発売
「やる気が出ない」は間違い!
気鋭の脳神経科学者・大黒達也氏の最新刊『モチベーション脳 「やる気」が起きるメカニズム』が、NHK出版より2月10日に発売されます。意識的な思考・行動を変えるには無意識の「脳のやる気」を高めることが重要と説く、画期的なモチベーション論です。
やる気は意識的なものではない。無意識の「脳の意欲」が身体に伝わり、行動を起こすのだ――。
モチベーションアップの行動を起こすためには、誰もが生まれつき持っている脳の「統計学習」の機能が有効な手段となります。統計学習とは、脳の潜在的(無意識的)な学習機能です。統計学習によって、脳はさまざまな事柄に対して「次にどんなことがどのくらいの確率で起こるか」を予測し、社会環境の中で何に注意を向けるべきかを適切に察知できます。統計学習において、知っていることばかり起きると脳は「飽きて」しまいます。逆に、脳がワクワクするような適度に新しい出来事が起こると脳のモチベーションが維持され、やる気が身体に伝わるのです。
気鋭の脳科学者が、「脳のやる気」を高めて〝飽きない脳〞を作る仕組みを解説する、画期的なモチベーション論!
第1章 脳は勝手に判断する――脳の予測とモチベーション
第2章 「脳の壁」を壊す――変化と維持のせめぎあい
第3章 脳と思考の関係――意欲をコントロールする仕組み
第4章 脳の「思い込み」――不満を減らすか、満足感を増やすか
第5章 最高のモチベーションのために――自ら意欲を高める
おわりに
1986年生まれ。博士(医学)。東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構特任助教,広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター客員准教授。ケンブリッジ大学CNEセンター客員研究員。オックスフォード大学、マックス・プランク研究所勤務などを経て現職。専門は音楽の脳神経科学と計算論。著書に『芸術的創造は脳のどこから産まれるか?』(光文社新書)、『音楽する脳』(朝日新書)など。
著者:大黒達也
出版社:NHK出版
発売日:2023年2月10日
定価:定価968円(税込)
判型:新書判
ページ数:208ページ
ISBN:978-4-14-088693-9
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886932023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140886935/
やる気のある人や状態は、やる気のない状態から意識的にやる気を出したわけでなく、脳が「ワクワク」した結果、身体が勝手に動いてノリノリになっている場合がほとんどです。無意識であるという意味では、本来私たちの心身にはやる気などというものは存在しません。そのような思い込みが作り出した「モチベーションの壁」を壊すには、脳の喜びを心身に伝えるしかありません。
モチベーションアップの行動を起こすためには、誰もが生まれつき持っている脳の「統計学習」の機能が有効な手段となります。統計学習とは、脳の潜在的(無意識的)な学習機能です。統計学習によって、脳はさまざまな事柄に対して「次にどんなことがどのくらいの確率で起こるか」を予測し、社会環境の中で何に注意を向けるべきかを適切に察知できます。統計学習において、知っていることばかり起きると脳は「飽きて」しまいます。逆に、脳がワクワクするような適度に新しい出来事が起こると脳のモチベーションが維持され、やる気が身体に伝わるのです。
私たちの脳は、新規性の高い情報を学習するときはまず、統計学習の一般化により不確実性を下げ、知識が定着しはじめたら、今度は特殊化によって、あえて定着した知識を壊し、新しい(不確実性の高い)情報を作ったり学習したりして、ふたたび不確実性を上げることができます。この逆方向にはたらく2種類の統計学習(不確実性を下げようとする学習と上げようとする学習)が共創しあうことによって、不確実性を上げたり下げたりできます。そしてこれが、統計学習のモチベーションを下がりきらせない方法にもなるのです。
気鋭の脳科学者が、「脳のやる気」を高めて〝飽きない脳〞を作る仕組みを解説する、画期的なモチベーション論!
- 目次
第1章 脳は勝手に判断する――脳の予測とモチベーション
第2章 「脳の壁」を壊す――変化と維持のせめぎあい
第3章 脳と思考の関係――意欲をコントロールする仕組み
第4章 脳の「思い込み」――不満を減らすか、満足感を増やすか
第5章 最高のモチベーションのために――自ら意欲を高める
おわりに
- 著者紹介
大黒達也(だいこく・たつや)
1986年生まれ。博士(医学)。東京大学国際高等研究所ニューロインテリジェンス国際研究機構特任助教,広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター客員准教授。ケンブリッジ大学CNEセンター客員研究員。オックスフォード大学、マックス・プランク研究所勤務などを経て現職。専門は音楽の脳神経科学と計算論。著書に『芸術的創造は脳のどこから産まれるか?』(光文社新書)、『音楽する脳』(朝日新書)など。
- 商品情報
書名:『モチベーション脳 「やる気」が起きるメカニズム』
著者:大黒達也
出版社:NHK出版
発売日:2023年2月10日
定価:定価968円(税込)
判型:新書判
ページ数:208ページ
ISBN:978-4-14-088693-9
NHK出版ECサイト:https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000886932023.html
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4140886935/
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