チームラボ、文化庁「記念物100年」事業に賛同、アートを介して、記念物の保護における様々な取り組みを開始。
2019年は、「記念物」(史跡名勝天然記念物)の保護制度が始まって100年目となります。記念物の保護とは、文化財である記念物のうち重要なものを「史跡名勝天然記念物」に、そのうち特に重要なものを「特別史跡名勝天然記念物」に指定し、適切に保存し、親しめるものとして整備・活用することです。チームラボは、文化庁が実施する「記念物100年」事業の趣旨に賛同し、今後3年間、アートを介して様々な取り組みを続けていきます。
この取り組みの一環として、東京・お台場の《地図のないミュージアム》「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」の作品「グラフィティネイチャー 山山と深い谷、レッドリスト 」および、7月12日から御船山楽園(九州・武雄温泉)で開催のアート展「チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology」の作品「グラフィティネイチャー - 廃墟の湯屋に住む生き物たち、レッドリスト」に、特別天然記念物であるオオサンショウウオが登場します(※1)。更に、日本全国の国宝・重要文化財や史跡等でのアート展を通して、文化庁「記念物100年」事業が目指す記念物の保護の取組に関わっていきたいと考えています。
作品に登場する特別天然記念物オオサンショウウオ
(※1)
記念物の保護制度では、学術上貴重な動植物等のうち、重要なものが「天然記念物」に、特に重要なものが「特別天然記念物」に指定され、保護が図られます。一方、数が少ない動植物は「レッドリスト」に掲載されます。レッドリストとは、絶滅のおそれのある野生生物の種のリストです。国内では、環境省のほか、地方公共団体やNGOなどが作成しています。それぞれ別の仕組みですが、天然記念物や特別天然記念物に指定されているものの中には、レッドリストに掲載されているものもあります。例えば、貴重で希少なオオサンショウウオは日本の特別天然記念物であり、レッドリストにも掲載されています。
【文化庁「記念物100年」事業とは】
「記念物」(史跡名勝天然記念物)保護の取組が始まってから、令和元年で100年を迎えます(史蹟名勝天然紀念物保存法成立施行(大正8年6月1日)から100年)。文化庁では、この節目に当たって、「記念物」について改めて周知し、その保護の重要性について理解してもらうため、3年間(令和元年度~3年度)にわたって「記念物100年」事業を実施することとしています。これまで100年間、どのような形で保護が図られてきたかを振り返りながら、多様性豊かな「記念物」のこれからの100年に向けた保護の取組の形を創造していきます。
http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/1417023.html
【作品】
グラフィティネイチャー 山山と深い谷 、レッドリスト / Graffiti Nature - High Mountains and Deep Valleys, Red List
teamLab, 2016-, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
※チームラボボーダレス(東京・お台場)にて展示: https://borderless.teamlab.art/jp/
作品: https://borderless.teamlab.art/jp/ew/mountains-valleys/
グラフィティネイチャー - 廃墟の湯屋に住む生き物たち、レッドリスト / Graffiti Nature - Living in the Ruins of a Bathhouse, Red List
teamLab, 2017, Interactive Digital Installation, Sound: Hideaki Takahashi
※チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology(九州・武雄温泉・御船山楽園)にて展示会期: 2019年7月12日 - 11月4日 http://mifuneyamarakuen.teamlab.art
作品: https://www.teamlab.art/jp/w/bathhouse/
人々が描いた様々な生きものたちによって、創られていく1つの生態系。
御船山楽園内の廃墟となった湯屋に、人々が描いた様々な生きものたちが住んでいる。あなたが描いた生きものも、廃墟の湯屋のどこかにいる。
生きものたちは、他の生きものを食べたり、食べられたりしながら、共に同じ1つの生態系をつくっている。
描いて生まれた生きものは、他の生きものを食べると、増えていく。そして、蝶は、花がある場所で増える。生きものたちは、他の生きものに食べられたり、他の生きものをしばらく食べることができないとに死んでいなくなる。
サンショウウオは、人々にたくさん踏まれると死ぬ。花は、人々がじっとしているとたくさん咲き、人々が踏んで歩き回ると散っていく。
レッドリスト(Red List)とは、絶滅の危機を調べた生物種のデータベースです。この作品には、国内において絶滅のおそれがある野生生物が登場します。
【展示概要】
森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス
MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: EPSON teamLab Borderless
https://borderless.teamlab.art/jp/
#チームラボボーダレス #teamLabBorderless
所在地: 東京都江東区青海1-3-8(お台場パレットタウン)
料金: 大人(15歳~)3,200円、子ども(4歳~14歳)1,000円
開館時間: 月~金 10:00 - 19:00、土日祝 10:00 - 21:00
休館日: 第2・第4火曜日
※最終入館は閉館の1時間前
※開館時間はシーズンによって異なります。詳しくはウェブサイトをご確認ください。
チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology
http://mifuneyamarakuen.teamlab.art
#かみさまがすまう森 #teamLab #earthmusicandecology
会期: 2019年7月12日(金)~11月4日(月)
会場: 御船山楽園(佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100)
【チームラボ / teamLab】
アートコレクティブ。2001年から活動を開始。集団的創造によって、アート、サイエンス、テクノロジー、デザイン、そして自然界の交差点を模索している、学際的なウルトラテクノロジスト集団。アーティスト、プログラマ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家など、様々な分野のスペシャリストから構成されている。
チームラボは、アートによって、人間と自然、そして自分と世界との新しい関係を模索したいと思っている。デジタルテクノロジーは、物質からアートを解放し、境界を超えることを可能にした。私たちは、自分たちと自然の間に、そして、自分と世界との間に境界はないと考えている。お互いはお互いの中に存在している。全ては、長い長い時の、境界のない生命の連続性の上に危うく奇跡的に存在する。
47万人が訪れた「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」(2014年)、「ミラノ万博2015」日本館をはじめ、シリコンバレー、台北、ロンドン、パリ、ニューヨーク、シンガポールなど国内外で常設展およびアート展を開催。東京・お台場に《地図のないミュージアム》「森ビルデジタルアートミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」を常設。2020年秋まで東京・豊洲に《水に入るミュージアム》「チームラボ プラネッツ TOKYO DMM.com」、2019年8月24日までTANK Shanghai(上海)にて「teamLab: Universe of Water Particles in the Tank」を開催中。2019年7月12日から九州・武雄温泉の御船山楽園にて「チームラボ かみさまがすまう森 - earth music&ecology」開催。
チームラボの作品は、ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(オーストラリア・シドニー)、南オーストラリア州立美術館(オーストラリア・アデレード)、サンフランシスコ・アジア美術館(アメリカ・サンフランシスコ)、アジア・ソサエティ(アメリカ・ニューヨーク)、ボルサン・コンテンポラリー・アート・コレクション(トルコ・イスタンブール)、ビクトリア国立美術館(オーストラリア・メルボルン)、アモス・レックス(フィンランド・ヘルシンキ)に永久収蔵されている。
teamLab is represented by Pace Gallery.
チームラボ: http://teamlab.art/jp/
Instagram: https://instagram.com/teamlab_news/
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Twitter: https://twitter.com/teamLab_news
YouTube: https://www.youtube.com/c/teamLabART
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