TIS、運用自動化で企業のクラウドシフトを実現する「次世代統合運用管理基盤」を提供開始

クラウドネイティブなシステム運用サービスのプラットフォームにAWSを採用

TISインテックグループ

TISインテックグループのTIS株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長:桑野 徹、以下TIS)は、クラウドの運用管理を自動化し、運用負荷の軽減と運用品質の向上をすることで、ビジネスのスピードアップと企業のクラウドシフトを実現するプラットフォームとして「次世代統合運用管理基盤」を提供することを発表します。
TISは、クラウドネイティブな本プラットフォームの提供を、まずはアマゾン ウェブ サービス(以下AWS)上で開始し、今後は他のクラウドサービスでも展開していく予定です。

TISでは、300件以上のAWS導入のノウハウをサービス化した「エンタープライズ・クラウド運用サービス」を提供してきました。「次世代統合運用管理基盤」は、それらの運用サービスを支えるプラットフォームの機能を拡張し自動化を取り入れることで、サーバレス化やコンテナ活用を前提としたクラウドネイティブなシステムの運用管理を可能とするプラットフォームです。
「コード管理による自動デプロイ・自動リリースの実現」「疎結合な接続による迅速なシステムの受け入れ」「スケールする運用&セキュリティサービス基盤」などの特長を持ち、企業のスムーズなクラウドシフトの実現を支援します。

<「次世代統合運用管理基盤」の位置づけ>

 
TISは、本プラットフォームを、Society5.0※1の実現に向けて、セキュリティ・バイ・デザイン※2をスピーディに実現するために展開する「エンタープライズ・クラウド&セキュリティ運用サービス」の主要なコンポーネントとして提供し、クラウドシフト実現の課題となる「ビジネススピードと運用品質・セキュリティの両立」の実現を支援します。

TISでは、「次世代統合運用管理基盤」を本格的なDevSecOpsやクラウドネイティブなアプリケーションの活用を検討している大規模システムを持つ企業を中心に提供していき、2022年までに50社への導入を目指します。

 ※1 Society5.0:内閣府が提唱する、狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会を指すもの。サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会(Society)を指す。
※2 セキュリティ・バイ・デザイン:内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)を中心に提唱する「情報セキュリティを企画・設計段階から確保するための方策」。

■「次世代統合運用管理基盤」提供の背景
IoTやAI、ロボットなどの技術革新やSociety5.0の到来で、様々な業態とITを組み合わせたビジネスモデルが次々と生まれ、市場競争は激化しています。このような背景から、企業が提供するITサービスには、「顧客フィードバックの迅速な反映」や「環境変化への即座の対応」などのスピード感が求められています。
この実現には、クラウドネイティブなシステムの活用が前提となりますが、大規模なクラウド運用の現場では以下のような課題がクラウドシフトを阻害する要因となっていました。

<クラウドシフトを妨げる要因>
  • サーバレスやコンテナを前提としたシステムの監視に対応できない
  • 増え続けるシステムに対応する監視・運用基盤のリソース不足
  • 開発のスピード化で運用が複雑化し、オペレーションミス、リリースミスを頻発
  • 従来型システムの運用負荷が高く、クラウドネイティブなアプリケーションの企画・開発に要員を割けない

また、サイバー攻撃などによるセキュリティ被害の増加から、システムのセキュリティを確保できる運用体制もクラウドシフトの前提となります。

そこで、TISでは「次世代統合運用管理基盤」を提供することで、企業に求められるセキュリティを担保しながらクラウドシフトを実現し、「ITサービス開発のスピード化」と「運用負荷軽減」「運用品質の向上」を支援します。

■「次世代統合運用管理基盤」の概要
「次世代統合運用管理基盤」の主な機能は以下です。
  • 従来のIaaSに限らず、AWS上でPaaS/SaaS(サーバレス/コンテナ等)を中心に構成されるシステムとAPI(Application Programming Interface)でシームレスに連携し監視/運用可能
  • 各システムのログ情報を収集し、TISの脅威インテリジェンスセンターと連携
  • ログ管理、コンテナセキュリティ、ウィルス対策などの外部SaaSと連携し、高度な監視機能をスピーディーにリリース
  • 上記SaaSの監視アラートはSNSに連携し、開発現場と運用現場が迅速にコミュニケーションを取って対応
  • インフラとアプリのコード開発/管理をAWS上の開発サービス(AWS Cloud9、AWS CodeCommit、AWS CodePipline等)で実現し、運用品質とリリースサイクルを改善。AWS Cloud9を使い、複数の開発者が同時にコードを確認しながら開発可能。同じ画面で運用者が中身を確認して迅速にリリース可能。Code系サービスの活用により、コードの配置からデプロイまでを自動化
  • Amazon Connectにより、電話で遠隔指示して自動的に運用を実行。ロケーションフリーな運用を実現

<「次世代統合運用管理基盤」の構成図>


<「次世代統合運用管理基盤」の提供機能一覧>


「次世代統合運用管理基盤」の詳細は以下URLをご参照ください。
https://www.tis.jp/service_solution/next_operation_management/

■エンドースメント
アマゾンウェブサービスジャパン株式会社 パートナー アライアンス統括本部 執行役員 統括本部長 渡邉 宗行氏は、今回の「次世代統合運用管理基盤」の提供について以下のように述べています。
「アマゾン ウェブ サービスは、TISが従来のエンタープライズシステムでのクラウド運用管理基盤に加え、クラウドネイティブサービスを取り入れてクラウドシフトを実現されるエンタープライズのお客様ニーズをいち早くとらえた「次世代統合運用管理基盤」の提供をされることを歓迎いたします。既に300件以上のAWSでの構築導入実績を持つTISがその運用管理のノウハウを元に、コンテナやサーバーレスといったクラウドのサービス価値を監視対象として加えたことで、エンタープライズでのクラウドシフトがますます加速するものと確信しています」

■「エンタープライズ・クラウド&セキュリティ運用サービス」について
「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」の重点10項目をベースにお客様が必要な実施項目に応じて、コンサルテーションから導入、運用・監査までをワンストップで、「スピーディ」「セキュア」「フレキシブル」に提供するサービスです。詳細は以下をご参照ください。https://www.tis.co.jp/news/2019/tis_news/20190418_1.html

TIS株式会社について
TISインテックグループの TIS は、SI・受託開発に加え、データセンターやクラウドなどサービス型の IT ソリューションを多数用意しています。同時に、中国・ASEAN 地域を中心としたグローバルサポート体制も整え、金融、製造、流通/サービス、公共、通信など様々な業界で 3000社以上のビジネスパートナーとして、お客様の事業の成長に貢献しています。詳細は以下をご参照ください。http://www.tis.co.jp/

TISインテックグループについて
TISインテックグループはグループ会社約60社、2万人が一体となって、それぞれの強みを活かし、日本国内および海外の金融・製造・サービス・公共など多くのお客さまのビジネスを支えるITサービスをご提供します。

 ※ 記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
※ 記載されている情報は、発表日現在のものです。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
 

【本件に関するお問合わせ先】
TIS株式会社 サービス事業統括本部 プラットフォームビジネスユニット
プラットフォームサービス営業部
TEL:03-5337-4379 E-mail:ps-info@ml.tis.co.jp

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会社概要

TIS株式会社

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URL
https://www.tis.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿8-17-1 住友不動産新宿グランドタワー
電話番号
050-1702-4071
代表者名
岡本安史
上場
東証プライム
資本金
100億円
設立
1971年04月