IBMとスクーデリア・フェラーリHP、世界中のF1ファンの体験を刷新する新しいモバイル・アプリを発表

日本IBM

  • IBMが生成AIをアプリに初搭載し、レース総括、過去の統計データ、レース後の洞察、インタラクティブな投票、ファン・メッセージ、象徴的なレース・ハイライトといった生成AIを活用した新機能を多数追加

  • 世界中のフェラーリ・ファン(Tifosi)がスクーデリア・フェラーリHPのモバイル・アプリを初めてイタリア語で体験可能に

  • IBMとスクーデリア・フェラーリHPは2025年を通じて新機能を発表し、ファンとの接点とエンゲージメントを強化 

【米国ニューヨーク州アーモンク-2025年5月1日(現地時間)】

IBMとスクーデリア・フェラーリHPは、モバイル・アプリを一新したことを発表しました。世界中で約4億人にのぼる熱狂的なフェラーリ・ファン(Tifosi)とファンが愛するマシンやドライバー、レースを、これまで以上に密接に結びつけることを目的としています。

本アプリは、英語に加えて、今回初めてイタリア語にも対応し、新たにIBMのwatsonxを活用した「レース・センター」と「レーシング・インサイト」が追加され、より没入感のある体験が可能になりました。AIを活用した主な機能は次の通りです:

  • AIが生成するレース要約:レース終了後、数時間以内にスクーデリア・フェラーリHPチームのパフォーマンスを要約したコンテンツを配信します。watsonxの大規模言語モデル(LLM)を活用し、複雑なレース関連のデータを、ドライバーやチーム代表のコメントを交えたストーリーに変換します。 

  • レース後の洞察とデータの視覚化:watsonxの技術を活用して生成されるダイナミックなビジュアルにより、レース終了後のドライバーや車両のテレメトリー、天候、トラックのコンディション、レース結果、車体やタイヤ戦略などのデータを確認・操作可能になります。

  • ドライバーとチームの歴史的な洞察:車体やドライバー情報を含む2025年の重要なレース・シーンを、過去のスクーデリア・フェラーリHPの歴史的なマイルストーンと比較分析します。これらの洞察は、IBM Graniteを含むwatsonx上のLLMによって生成され、AIが生成するレース要約などのスクーデリア・フェラーリHP関連コンテンツに組み込まれています。

スクーデリア・フェラーリHPのモバイル・アプリに追加された新機能(レース・センター、イタリア語対応、レース要約、ファン投票など)

レース・センターに加えて、IBMとスクーデリア・フェラーリHPは、パーソナライズされたインタラクティブなファン体験を通年で提供する新機能を発表しました。

  •  ファン・メッセージ:ファンが、スクーデリア・フェラーリHPチームにメッセージを直接送信できる機能です。送信されたメッセージは、SNS投稿やチーム・ブログといったチームの主要なコミュニケーションに掲載される可能性があります。 

  • インタラクティブなファン投票:予選、レースでのパフォーマンス、さらにはスクーデリア・フェラーリHPにおける歴史的な瞬間やファンにとって印象深い場面など、幅広いトピックについて毎日投票できる機能です。 

  • 象徴的なレース:フェラーリが過去数十年にわたって収めた代表的な勝利を取り上げ、ファン向けに要約形式で紹介するコンテンツを提供します。

IBMとスクーデリア・フェラーリHPはレース・シーズンをより興奮に満ちたものにするために、2025年を通じて新機能を追加していきます。AI技術と過去から現在にいたる膨大かつ多様なデータを組み合わせることで、フェラーリ・ファン、F1ファン、そして世界一有名なF1チームをより深くつなぐデジタル・ファン体験を実現すべく取り組んでいます。

IBMのマーケティング&コミュニケーションズ担当シニア・バイス・プレジデントであるジョナサン・アダシェク(Jonathan Adashek)は次のように述べています。「IBMとフェラーリ社は、進化・イノベーション・卓越性への共通の姿勢で結ばれています。AIを活用し、レース・ウィークエンドにとどまることなく、ファンがスクーデリア・フェラーリHPとより深くつながることができるデジタル・ファン・エンゲージメントの新たなモデルを構築しています。このアプリには、顧客体験の向上、従業員の生産性向上、データ駆動型の意思決定の実現に向けて、さまざまな業界のIBMのお客様が活用しているのと同じデータとアナリティクスの技術が採用されています」

フェラーリ社のチーフ・レーシング・レベニュー・オフィサーであるロレンツォ・ジョルジェッティ(Lorenzo Giorgetti)氏は、次のように述べています。「このアプリは、世界中のファンをフェラーリのレースの真髄により近づけるためのものです。IBMの最先端AI技術、そして私たち双方が掲げるノベーションと卓越性への姿勢によって、フェラーリの名にふさわしいデジタル体験が生まれつつあります。このプロジェクトは始まったばかりで、今後数ヶ月にわたりIBMが提供する各種ツールの可能性を最大限に引き出すことで、ますます充実した内容となります。この新しいアプリを通じて、ファンがフェラーリの世界に没入し、かつてない体験へと踏み出す姿を見るのを楽しみにしています」

新しいスクーデリア・フェラーリHPアプリは、Apple App StoreおよびGoogle Play Storeにてモバイル端末向けに提供しています。IBMとスクーデリア・フェラーリHPに関する詳細はこちらをご覧ください。

IBMの将来の方向性および意図に関する記述は、予告なしに変更または撤回される場合があり、目標および目的のみを表しています。

当報道資料は、2025年5月1日(現地時間)にIBM Corporationが発表したプレスリリースの抄訳をもとにしています。原文はこちらを参照ください。

IBM、IBMロゴ、ibm.com、watsonxは、 米国やその他の国におけるInternational Business Machines Corporationの商標または登録商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、ibm.com/trademarkをご覧ください。

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会社概要

URL
https://www.ibm.com/jp-ja
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区虎ノ門二丁目6番1号  虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
電話番号
03-6667-1111
代表者名
山口明夫
上場
未上場
資本金
1053億円
設立
1937年06月