【国立科学博物館】未来の展示!国立科学博物館初のフルバーチャル企画展「電子楽器の創造展」 開催!~本展限定のオリジナルカバー曲も収録~
歴史的な電子楽器を精密な3Dモデルと音源から紹介し、2019年に開催した当館企画展「電子楽器100年展」で取り扱った電子楽器の歴史における偉人たちや、電子楽器同士を繋ぐ規格MIDI (Musical Instrument Digital Interface)、そして電子音楽の歴史の中で重要な役割を果たしたYMO (YELLOW MAGIC ORCHESTRA)の電子楽器セッティングなど、VR空間ならではの表現を駆使して、電子楽器の発展をその音と共に体感いただけます。
バーチャル企画展の開催経緯
国立科学博物館は 2019年度に、「電子楽器の技術発展の系統化調査」と「MIDIに関する技術系統化調査」を実施し、電子楽器の発達において、我が国が世界的なリーダーシップを果たしてきた事実や、音楽芸術や文化に大きな影響を与えてきたことを報告いたしました。当時の調査を踏まえ、2019年には当館で企画展「電子楽器100年展」を開催いたしました。
また、当館では、近年著しく発展しているVRやAR技術などを活用し、標本・資料を自由な視点と距離から観察可能にする新しい体験として、「おうちで体験!かはくVR」や「THE WILDLIFE MUSEUM」、「たんけんひろば コンパスVR」などのコンテンツを、来館が困難な人も含めたより多くの人々へ届ける取り組みも実施してきました。
今回は、これまでの蓄積である系統化調査や企画展の内容をVR技術でより発展させ、PC やスマートフォン、VR ゴーグルを用いたバーチャル空間ならではの体験ができる未来型の展示として、フルバーチャル企画展「電子楽器の創造展」を開催いたします。
概要
【主 催】独立行政法人国立科学博物館、公益財団法人かけはし芸術文化振興財団
【会 期】令和5年7月28日(金)~8月31日(木)
【料 金】観覧:2,500円(税込)、専門家バーチャルガイド参加:1,000円(税込・各回)
【監 修】北口二朗(元国立科学博物館主任調査員)
展示構成
【エントランス】
本展の開催趣旨や、閲覧のための操作方法をご覧いただけます。各章への入口も設置されているため、各章へ好きな順序でアクセスできます。
【第1章 電子楽器のショーケース】(無料)
歴史的な電子楽器の3D資料を見ながら、日本が電子楽器業界の系譜において果たしてきた役割を、時代や機能といったテーマに沿って、サウンドとともに体験いただけます。本章はどなたでも無料でご覧いただけます。
【第2章 電子楽器の偉人たち】(有料)
電子楽器にまつわる3人の偉人、梯郁太郎、冨田勲、テルミンについて、その足跡を、関連する資料や動画等で紹介します。梯郁太郎氏、竹内正実氏(テルミン奏者)のアバターが偉人達の半生を解説します。
【第3章 What's MIDI】(有料)
梯郁太郎氏が策定に貢献したMIDI(Musical Instrument Digital Interface)が、音楽産業や音楽の歴史に対して、これまで果たしてきた役割、そして未来への展望を紹介します。MIDIに関する動画や、梯郁太郎氏のアバターによる司会進行で進むクイズなどから学ぶコンテンツです。
【第4章 YMOステージの楽器たち】(有料)
日本の電子音楽の歴史の中で重要な役割を果たしたYMO (YELLOW MAGIC ORCHESTRA)の電子楽器セッティングを紹介します。バーチャル空間上に再現された1980年代のワールドツアー時の楽器3Dモデルを松武秀樹氏アバターが解説します。写真スライドショー、松武秀樹氏と牛尾憲輔氏による特別対談動画からもYMOの音楽と楽器たちに迫ります。
また、1980年の武道館ライブでも演奏されたRYDEEN、COSMIC SURFIN'、THOUSAND KNIVESの3曲を再収録し、ここでしか聞けない貴重なカバー曲をお届けいたします。
〇スペシャルイベント:会期中、第1章に展示されている資料について、電子楽器の専門家がバーチャル空間にアバターとして登場して解説を行う、少人数のガイドツアー(1回12人程度参加)を実施します。講師は、「DTMステーション」を運営されている藤本健氏と、 キーボードマガジン等、音楽雑誌の連載等で活躍中の坂上暢氏のお二人です。
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