【一神教の世界はなぜああなのか!?】『ビジュアル版 一冊でつかむ聖書』を4月30日に発売。
教養のグローバル・スタンダード、旧約聖書・新約聖書の壮大なる物語をイラスト図解でわかりやすく解説!
「聖書」ってどんな書物?
日本人にとってはキリスト教の聖典という印象が強く、小難しい教義が書かれていると思われているのではないでしょうか。ひと口に聖書といっても、大きく旧約聖書と新約聖書に分かれています。
まず旧約聖書は、「創世記」や「出エジプト記」、数々の預言書など、39の書から成り、「エデンの園」や「ノアの大洪水」「バベルの塔」など、誰でも一度は耳にしたことがある物語が含まれています。神の手による世界及び人類の誕生に始まり、神に選ばれたイスラエル民族の興亡の歴史が、神との交流のなかで語られ、イスラエル人の王国の滅亡の後、彼らに救いをもたらす救世主の到来を預言して終わります。
もう一方の新約聖書は、旧約聖書で約束された救世主を、ユダヤのベツレヘムに生まれたイエスと位置付け、その生涯を描いた4つの「福音書」を中心とし、イエス昇天後の使徒たちの布教活動を記した「使徒言行録」と手紙、そして世界の終わりと最後の審判について記す「ヨハネの黙示録」など、27の書から成り立っています。「受胎告知」や「最後の晩餐」「最後の審判」などの話はこの新約聖書中の物語です。
いわば聖書は数多くの書物の複合体であり、世界の始まりから終わりまでを記す壮大な物語といえます。一朝一夕に読み切れるものではありませんので、本書では聖書の重要なエッセンスを抜き出し、有名な絵画やピクトグラムなどでの図解とともにそのあらすじをわかりやすく解説しました。聖書への理解を深め、西洋文明の源泉に触れることで人生を豊かにする一助となるはずです。
■本書の構成
まず聖書全体のなりたちをまとめ、51のピクトグラムと人物相関図で流れをイッキに押さえます。第1部では旧約聖書を2章に分けて、第2部では新約聖書を3章に分けて解説します。各章の冒頭には「西洋絵画でたどる聖書のあらすじ」が置かれ、さらに流れをつかみやすくしています。また、それぞれのエピソード・名場面を、3つのポイントでとらえ、地図や図解で理解をサポート。豆知識もふんだんに盛り込まれ、コラム「今が分かる聖書の読み方」によって、現代社会の問題と聖書のかかわりを考えます。このグローバルな世界で一般教養として求められる聖書の知識が多角的に身につけられる、ビジュアルな入門書になっています。
■目次
【はじめに】
聖書には何が書かれているのか?/ピクトグラムでイッキに押さえる! 聖書の物語/これだけ押さえておけば大丈夫! 聖書の登場人物
★第1部 旧約聖書
【第1章 天地創造と族長物語――万物を創造した神の業と族長たちの旅】
天地創造/楽園追放/ノアの箱舟/バベルの塔/アブラムの旅/ソドムとゴモラ/イサクの犠牲/ヤコブの放浪/ヨセフの出世
【第2章 イスラエルの民の興亡――約束の地を巡る神とイスラエルの民の契約と交流の歴史】
モーセの召命/出エジプトと十戒/ヨシュアのカナン侵攻/士師の時代/預言者サムエル/サウル王の誕生/ダビデとゴリアト/バト・シェバ事件/ソロモン王の治世/エリヤとアハブ王/イスラエル王国の滅亡/バビロン捕囚/ダニエルの物語/諸書・文学
西洋の心がわかる旧約聖書のことば
★第2部 新約聖書
【第1章 救世主イエスの誕生――救世主を待ち望むユダヤに登場した宗教改革者】
受胎告知/イエスの誕生/エジプトへの逃避/イエスの少年時代/イエスの洗礼/荒れ野の誘惑
【第2章 イエスの伝道活動――イエスが説いた革命的な愛の教え】
十二使徒/山上の説教/カナの婚礼/イエスの奇跡/フィリポ・カイサリアの出来事
【第3章 受難物語――神との全人類の新しい契約のために救世主が受け入れた悲劇的最期】
エルサレム入城/最後の晩餐/イエスの捕縛/イエスの裁判/イエスの磔刑/イエスの埋葬と復活
西洋の心がわかる新約聖書のことば
終章 名画でたどるその後の聖書――イエスの昇天後、使徒たちはどうやってキリスト教を世界に広めたのか?
■コラム・今が分かる聖書の読み方
聖書と政治経済/聖書と文化・芸術/聖書の教えと国際紛争/ジェンダー論/科学と聖書
【本文より】
ピクトグラムでわかりやすい 壮大な聖書の物語をイッキに押さえる!
各章の冒頭ではあらすじが見開きですっきりわかる
各エピソードの要点を絵画も交えながら解説 豆知識も豊富
■内容紹介
学生もビジネスパーソンも、ひととおり知っておきたい基礎教養である聖書。創世記、イスラエルの民の興亡、キリスト誕生、弟子たちの伝道……重要ポイントがグイッとつかめるビジュアル入門。
■監修者紹介
保坂俊司(ほさか・しゅんじ)
1956年群馬県生まれ。早稲田大学社会科学部卒、同大学院文学研究科修士課程修了。デリー大学に学び、東方研究会・東方学院講師や中村元東方研究所理事を歴任。現在、中央大学国際情報学部教授。専門は比較宗教学、比較文明論、インド思想。『仏教興亡の秘密』(ぷねうま舎)、『国家と宗教』(光文社)、監修に『図解とあらすじでよくわかる 「聖書」入門』(光文社)、『地図でスッと頭に入る世界の三大宗教』(昭文社)など多数。
■書誌情報
シリーズ名:ビジュアル版 一冊でつかむシリーズ
書名:ビジュアル版 一冊でつかむ聖書
監修:保坂俊司
仕様:A5判/並製/128ページ(オールカラー)
初版発売日:2024年4月30日
定価:1793円(本体1630円) ISBN:978-4-309-62957-5
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309629575/
□好評既刊「ビジュアル版 一冊でつかむシリーズ」
『ビジュアル版 一冊でつかむ西洋絵画』(岡部昌幸監修)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309629537/
『ビジュアル版 一冊でつかむ源氏物語』(竹内正彦監修)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309629544/
『ビジュアル版 一冊でつかむ世界の神話』(東ゆみこ監修)
https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309629551/
『ビジュアル版 一冊でつかむ古事記・日本書紀』(三橋健監修)
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