伝説のディック・フランシス〈競馬シリーズ〉が奇跡の再起動!息子・フェリックス・フランシス『覚悟』、緑の背表紙で5月8日文春文庫で刊行

ミステリー史に残るヒーローとともに、英国スリラーの誇り高き正統が帰ってきた!

株式会社文藝春秋

株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区 社長:飯窪成幸)は、フェリックス・フランシスの最新刊【覚悟】(文春文庫)を5月8日に発売します。

■『覚悟』 あらすじ

 落馬事故で左手を失った元騎手シッド・ハレー。その不屈の意志で競馬界最高の調査員として名を馳せた彼は、6年前に命がけの仕事から引退し、現在は妻子とともに平穏な生活を送っていた。だが競馬界の重鎮スチュアート卿から不正の疑惑のあるレースが頻発しているという相談を受ける。調査依頼を固辞したハレーだったが、翌朝、卿が変死を遂げたという。自分は依頼を断るべきではなかったのか?

 スチュアート卿の遺志を継ぎ、ハレーは卑劣な敵のひそむ闇に敢然と踏み込んでゆくが、調査を阻止しようとする敵の魔手は彼の身辺に及ぶ……。名作『大穴』『利腕』に登場した名キャラクター、シッド・ハレーがよみがえる!文春文庫の〈新・競馬シリーズ〉第一弾です。

フェリックス・フランシス氏

■競馬シリーズとは?

 緑の背表紙にあしらわれた『興奮』『本命』『名門』といった2文字のタイトルをご記憶の方もいるのでは? これがイギリスの作家ディック・フランシスの〈競馬シリーズ〉。女王陛下の馬にも騎乗した経験のある名騎手ディック・フランシスが、引退後に作家に転身、44作に及ぶサスペンスのシリーズを発表、世界的に人気を博しました。

 日本でも藤沢周平さんをはじめ多くの読者に愛されたディック・フランシスは、英国推理作家協会のダガー賞を二度、アメリカ探偵作家クラブのエドガー賞を三度受賞するなど、高く評価されました。ミステリー史に残る八百長トリックで度肝を抜いた『興奮』や、ダガー賞とエドガー賞のW受賞の栄冠に輝いた『利腕』など、名作は枚挙にいとまがありません。

 ディック・フランシスは2010年に亡くなりましたが、最晩年の4作品を彼とともに共作していたのが次男フェリックス。1981年の『配当』以来、長らく父の執筆をアシストしてきた彼が、父の衣鉢を継いで開始したのが〈新・競馬シリーズ〉。文春文庫はこのたび、その邦訳を日本の読者に届けます。

 第一弾は名作『利腕』などで活躍した探偵シッド・ハレーの登場作。〈競馬シリーズ〉はシリーズ・キャラを持たずにさまざまな背景を持つ主人公を登場させましたが、例外がこのハレー。〈競馬シリーズ〉で一番人気のハレーをフェリックスがよみがえらせた本書と『勝機(仮)』の刊行が決定しています。さらにもう1作、若き危機管理コンサルタントが活躍する『虎口(仮)』も近刊予定です。

■背表紙は、父のシリーズと同じ〈緑〉に!

〈フランシス・グリーンを〉背表紙に採用!

文春文庫の海外ミステリーでは46年の歴史上はじめて、背表紙を「緑色」に。ハヤカワ文庫の競馬シリーズにリスペクトを捧げ、「競馬シリーズ」のファンの書棚に並べて違和感のないデザインとしました。「フランシス・グリーン」の映える背表紙にもご注目ください。


■書誌情報

書 名:『覚悟』

著 者:フェリックス・フランシス

翻 訳:加賀山 卓朗

装 丁:関口 聖司 

判 型:文庫判

定 価:1,265円(税込)

ISBN:978-4-16-792370-9

書誌ページURL https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167923709

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業種
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代表者名
飯窪成幸
上場
未上場
資本金
1億4400万円
設立
1923年01月