ノーベル文学賞受賞から1年、「ハン・ガン文学」の魅力を語るトークイベント9月29日開催!

毎日新聞イベント

株式会社毎日新聞社

毎日新聞社(代表取締役社長:松木健)は9月29日(月)19時から、オンライントークイベント「『ハン・ガン文学』の魅力を語る ーノーベル賞受賞から1年 日韓でつむぐ『共感の糸』ー」を開催します。

昨年10月、韓国の作家、ハン・ガンさんがアジア女性として初のノーベル文学賞を受賞してから、まもなく1年。東日本大震災をテーマにした小説「想像ラジオ」を書き、非当事者の役割を模索する作家いとうせいこう さんと、東京・神保町で韓国専門書店を営み、韓国文学を日本に広めた株式会社クオンの金承福 (キム・スンボク)代表が、ハン・ガン文学の魅力、そして社会的なインパクトについて語ります。

「過去が現在を助けられるか」「死者が生者を救えるか」。昨年12月のノーベル賞受賞式のスピーチで、ハンさんは1980年の光州事件をテーマにした作品「少年が来る」の執筆過程で問い続けたテーマについて、語りました。国家暴力による死者を救えなかったという痛みは、人間に対する信頼が壊れた苦痛であり、逆に言えば、人間愛の証拠ではと気づいた時、「生命の光」を感じたと言います。死者に救われ、生かされているという温かな光の感覚は、言葉を通じて、電流が流れるように、共感の「糸」となって読者の心とつながると、実感を込めて語りました。

ハン・ガン文学を通じた「光の糸」は日本の読者にどのように届いたでしょうか。この1年を振り返りながら、ハン・ガン文学が持つ言葉の力について、韓国文化の担当記者、文学の担当記者も交えてトークします。ぜひご参加ください。

<主な内容(予定)>
・ハン・ガン文学の魅力、言葉のパワーとは
・作品が韓国社会にもたらしたインパクト
・韓国文学を通じた日韓交流の拡大、市民意識の変化
・社会的トラウマと文学の関係、日本文学とのつながり
・想像力を広げるとは。非当事者だからできる可能性とは
・Q&A

<イベント概要>
【日時】2025年9月29日(月)19:00~20:30(18:45入場開始)
(チケットご購入の方には別途、イベント後にアーカイブを1カ月ほど視聴できる案内をいたします)
【会場】Zoomウェビナー
【対象】どなたでもご参加いただけます
【定員】なし
【参加費(税込み)】
①イベント視聴チケット:1,650円
②【学割】イベント視聴チケット:1,100円(年齢を問わず、小中高大専門学校に通っている方が対象です)
【締切】2025年9月29日(月)19時00分
【主催】毎日新聞社

<登壇者>

いとう・せいこう

1961年、東京都生まれ。作家、クリエイター。早稲田大学法学部卒業後、出版社の編集を経て、音楽や舞台、テレビなどの分野でも活躍。1999年、「ボタニカル・ライフ」で第15回講談社エッセイ賞受賞。小説「想像ラジオ」(2013年刊行)が第35回野間文芸新人賞を受賞した後、被災者の声を聞くノンフィクション「福島モノローグ」(2021年刊行)、「東北モノローグ」(2024年刊行)を執筆した。

金承福(キム・スンボク)

1969年、韓国・全羅南道生まれ。日本大学芸術学部文芸科卒。 広告代理店勤務、Web制作会社社長を経て2007年に出版社クオンを設立。 15年に韓国語原書と韓国関連本を専門に扱うブックカフェ「CHEKCCORI (チェッコリ)」を東京・神保町にオープンした。 K-BOOK振興会の専務理事も務める。これまでの活動をエッセイにまとめた「だって、ぜんぶ好きでやってるんだもの」が7月に韓国で出版、今秋に日本で邦訳出版される予定。

〈司会〉

堀山明子(ほりやま・あきこ)

外信部記者、元ソウル支局長。今年6月に毎日新聞ウェブサイトで特集ページ「韓流が好き。その先へ」( https://mainichi.jp/hallyu/ )を立ち上げ、韓国文化コンテンツを通じた韓国社会の変化を書き続けている。

棚部秀行(たなべ・ひでゆき)

学芸部専門記者。文学・書評担当。韓国やアジアの作家インタビューを数多く手がけ、文学を通じた市民交流や対話に関する記事を発信している。

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本社所在地
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル
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03-3212-0321
代表者名
松木健
上場
未上場
資本金
-
設立
1872年02月