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河出書房新社
会社概要

【「知らなかった」では済まされない!】身近に潜む有機フッ素化合物のリスクは要回避。『水が危ない! 消えない化学物質「PFAS」から命を守る方法』を5月23日に発売。

WHOが発がん性があるとした物質の正体とは? PFAS調査・研究の国内第一人者が、身近に忍び寄るPFAS汚染と健康への影響を避ける方法を紹介。

河出書房新社

株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区 代表取締役:小野寺優)は、原田浩二著『水が危ない! 消えない化学物質「PFAS」から命を守る方法』を2024年5月23日に発売します。

水道水や井戸水が高濃度のPFAS(有機フッ素化合物)に汚染されていた!?

PFASは「永遠に消えない化学物質」!


化学物質PFAS(ピーファス)は、身近にある便利な製品から知らず知らずのうちに私たちの身体に侵入し、病気や、子どもの発育のリスクに影響している可能性が指摘されています。

水道水や食品への汚染も問題視されています。PFASは体内に摂り込まれると血液に溶けやすく排出されないため、脂質異常症や甲状腺ホルモン、がんなどの健康影響を及ぼすこともあります。欧米などに比べて、日本では、飲料水の暫定目標値はあるものの、一部のPFASにしか法的な仕様の規制がありません。

著者の原田浩司先生(京都大学大学院医学研究科准教授)は、環境衛生学を専門とし、2002年からPFASの汚染問題に取り組む京都大学の調査チームに所属。近年は国内各地の市民団体と連携しながらPFAS汚染の調査・研究に取り組まれています。

まだまだ日本では周知されていないPFASの正体を知り、どうやってその驚異から身を守るのか。各自治体や市民の取り組みなども紹介した必読の1冊です。


PFASから身を守る! 本書で今すぐできる対策を知ってください。


本書では、身近に忍び寄るPFAS汚染と健康への影響を避ける方法を4つのパートで紹介していきます。

Part1 PFASを知る

Part2 PFASの健康影響を知る

Part3 生活の中のPFASを知り、選択肢を持つ

Part4 PFAS問題に立ち上がった人たち


■PFASとは?

PFAS(ピーファス)とは、Per-and polyFluoroAlkyl Substances(和名:ペル/ポリフルオロアルキル物質)の略称で、「有機フッ素化合物」と呼ばれることもあります。PDOSやPFOAも、PFASに含まれる物質の一種です。有機フッソ化合物は有機物の水素がフッ素に置き換わったもので、自然界には存在しない人工的につくり出された化学物質です。

PFASを加えた素材は水や油を弾いたり、熱にも強いため、その特性を生かした様々な製品が作られてきました。フッ素樹脂を生地にコーティングした衣料品は水を弾く「撥水効果」を持ち、防水スプレーもフッ素樹脂が主成分となっているものが多くあります。ほかにはフライパンや揚げ物の包装紙などに使用されています。

PFASは化学的に安定しており壊れにくい性質があります。これが仇となって、自然界では分解されずにいつまでも残り続ける「難分解性」による環境問題が指摘されています。


■刊行記念イベント開催

本書の刊行を記念して、2024年6月23日(日)、隆祥館書店様(大阪市中央区安堂寺町1-3-4 TEL.06-6768-1023)にて、著者の原田浩二先生と、長瀬文雄氏(公益財団法人淀川勤労者厚生協会副理事長・大阪PFAS汚染と健康を考える会事務局長)によるリアル&リモートトークイベントの開催が決定しました。

*詳細、お申し込みは、下記リンクより。

 https://note.com/ryushokanbook/n/ne56d54695aec


■本文より


■目次

はじめに

 あなたの暮らしの中にPFASが潜んでいるかもしれないって、知っていましたか?


Part1 PFASを知る

PFASとはなにか、まずは、その正体を明らかにしよう

 ちょっとやそっとでは壊れにくい化学物質が重宝された

 基地や街中の立体駐車場にある泡消火剤もPFAS

 PFASは自然界では分解されない、「永遠に消えない化学物質」

 目に見えないし臭いもしないので、知らず知らずに口にしている

PFASを誕生させた米国で発端となった「PFAS問題」 人体への有害性も次第に明らかに

 動物や人体の中でも蓄積しやすい「生物蓄積性」が判明

 映画にもなった、デュポン社への集団訴訟

 WHOの専門機関がPFASを発がん性物質として認めた

日本でもPFAS問題が表面化 水の汚染が全国各地で発覚する

 沖縄県でのPFAS汚染の発覚を機に、メディアが取り上げ始めた

 水が美味しいと言われた「東京・多摩地区」でも汚染が

 20年にPFASの暫定目標値を定める

欧米各国で進むPFAS対策に対し、大きく遅れをとる日本の対策

 一層厳しい姿勢で臨むEUのPFAS対策

 PFASフリーの流れに巻き込まれる日本


Part2 PFASの健康影響を知る

身体にたまったPFASと病気のリスク PFASはどこからやってくるのか

 家庭にもPFAS使用製品がある

 家の中でもPFASが広がってしまう

 飲み水や食べ物から摂り込むPFAS

身体にたまっているPFASはどのように調べるのか 血中濃度が高いと病気になりやすい?

 2000年代はじめにはすでに血液中にPFASが検出される

 PFAS血中濃度が高いと病気のリスクが高まるという研究が出てきた

 健康リスクを予防するためのPFAS血中濃度のめやす

 献血を繰り返すとPFASの血中濃度が下がった

 個人向けのPFASの血液検査はまだ始まっていない

デュポン社の工場周辺などでの健康調査

 WHOの専門組織がPFOAを発がん性物質と評価

がん以外の健康影響も多い

 PFASと生活習慣病との関係は?

 免疫との関係。潰瘍性大腸炎のリスクも報告されている

子どもたちや高齢者などへの影響は?

 赤ちゃんの出生体重が低下する

 子どもの感染症にかかりやすさの調査も

 PFASと不妊症の関連はあるのか

 高齢者は血中濃度が高めになる

 家族の一員であるペットもPFASを摂取していた

 PFASのリスクの評価はどうなる


Part3 生活の中のPFASを知り、選択肢を持つ

毎日飲んでいる水は大丈夫? PFAS対策はまず、水を知ること

 自分が飲んでいる水道水のPFAS濃度を確認する

 検査をしていない地域は、「検査が急務」と訴える

 飲み水の水源がどこなのか、調べてみる

 地下水を使っているところも意外に多い

汚染された水対策の決め手とは? 浄水器を使えば、個人でもPFASを除去できる

 活性炭のカートリッジは小まめに取り換えるのがポイント

 住みやすさの評価には「飲み水」も重要

食品からのPFAS摂取

 海より川に棲むサカナたちのほうが、濃度が高い可能性

 身より肝にPFASがたまりやすい

 「養殖と天然では、どちらが濃度が高い?」

 肉類はサカナほど心配しなくても良さそう

 土壌が高濃度で汚染されると野菜にも影響がありうる

 海外での加工品や冷凍食品の検査結果

PFASに囲まれて暮らしている今、身の回りでチェックすべきこととは

 様々なものからPFASは出てくる

 「フッ素樹脂加工」と書かれた衣料品

 フッ素樹脂加工のフライパンにはPFASはあまり残っていない

 化粧品でも使われている「フルオロ」がキーワード

 「防汚」の便利さは、もうあきらめる

 防水スプレーや殺虫剤もPFAS入りがある

 家庭内のほこりから検出される

 海外ではPFAS製品に「NO」の波が

 脱PFASの機運が盛り上がるか?

新たにわかった知見や開発された技術を結集 守りでなく、攻めのPFAS対策に期待

 PFASを分解し、汚染された水と土を浄化させる

 PFASを体外に排出できる薬がある?


Part4 PFAS問題に立ち上がった人たち

自分たちの身を守るためには自ら行動を起こすことが大切

東京・多摩地区で、全国に先駆けて「PFAS相談外来」を実施する

 (立川相互ふれあいクリニック医師 青木克明)

 PFAS相談外来では2つの検査が受けられる

 各地のPFAS相談外来と連携して、環境づくりを整備

PFAS汚染を3年間公表しなかった岐阜県各務原市に対して声を上げる

 (「環境・未来・各務原 PFAS汚染と市政を明らかにする会」代表 小川麻実)

 署名活動を行って市へ要望書を提出する

 市との双方向のコミュニケーションを望む

しがらみのない移住者が率先して動き 町民の血液検査と水道料金の返還を勝ち取る

 (「円城浄水場PFAS問題有志の会」代表 小倉博司)

 水質検査の結果を3年間公表しない町に不信感を抱く

 京都大学に直談判して血液検査を実施させる

 活性炭使用の事業者責任を明確にする法規制が急務

 3年分の水道料金の返還と血液検査の実施を勝ち取る


おわりに

 PFASの汚染は氷山の一角が見えただけ 行政、企業によるPFAS汚染対策を推し進めるのは生活者の声です


■内容紹介

全国で問題となっている「PFAS」。飲料水を始め、防水加工品や化粧品などにも含まれ、蓄積による健康被害が大きく懸念されている。その正体から、いかに身を守るかまでをまとめた1冊。


■著者紹介

原田浩二(はらだ・こうじ)

京都大学大学院医学研究科准教授。専門は環境衛生学。京都大学大学院医学研究科助教、講師をへて2009年から現職。2002年に京都大学で小泉昭夫教授(現・名誉教授)の調査チームの一員としてPFAS汚染問題に取り組み、近年は国内各地の市民団体と協力しながらPFAS汚染の調査・研究に取り組む。PFAS問題の第一人者としてメディア露出も多数。



■書誌情報

書名:水が危ない!消えない化学物質「PFAS」から命を守る方法

副題:身近に潜む危険な有機フッ素化合物

著者:原田浩二

仕様:四六判/並製/224ページ

初版発売日:2024年5月23日

定価:1694円(本体1540円)  ISBN:978-4-309-29398-1

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309293981/

 出版社:河出書房新社

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電話番号
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上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月
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