マンダム、コンシーラーは、ミドル男性のシミや赤み、かさつきの目立ちを軽減して、即時的に印象を変えることを立証
~見られるシチュエーションや見る人の属性による効果の相違も明らかに~
株式会社マンダム(本社:大阪市、社長執行役員:西村元延 以下マンダム)は、見た目の印象を向上させるスキンケア製品の提供を目指し、ミドル男性の顔の肌と印象との関係を明らかにする印象肌研究に取り組んできました。これまでの研究で、肌の明るさが若々しい印象に及ぼす影響や、スキンケアにより印象が改善されることを明らかにしてきました。
今回、早稲田大学理工学術院 中村航洋研究院講師と渡邊克巳教授との共同研究において、コンシーラーを使ったミドル男性を第三者が評価した際の、見た目の肌質の違いや印象の変化を感じるのか検証しました。結果、コンシーラーによるメイクアップ効果として、「シミの目立ち」「かさつきの目立ち」「肌の赤み」が軽減され、「見た目年齢」も低下する傾向が認められました。また、遠くよりも近くで見た時に「シミの目立ち」の軽減効果が顕著であり、「支配的である(リーダーシップがある)」印象が有意に上昇すること、さらに正面からよりも斜めから見た時に見た目の年齢が若く見える傾向があることがわかりました。
これらの知見を基に、ミドル男性の印象改善に繋がる新たなアプローチを提案していきたいと考えています。
今回、早稲田大学理工学術院 中村航洋研究院講師と渡邊克巳教授との共同研究において、コンシーラーを使ったミドル男性を第三者が評価した際の、見た目の肌質の違いや印象の変化を感じるのか検証しました。結果、コンシーラーによるメイクアップ効果として、「シミの目立ち」「かさつきの目立ち」「肌の赤み」が軽減され、「見た目年齢」も低下する傾向が認められました。また、遠くよりも近くで見た時に「シミの目立ち」の軽減効果が顕著であり、「支配的である(リーダーシップがある)」印象が有意に上昇すること、さらに正面からよりも斜めから見た時に見た目の年齢が若く見える傾向があることがわかりました。
これらの知見を基に、ミドル男性の印象改善に繋がる新たなアプローチを提案していきたいと考えています。
研究の背景
ミドル男性のスキンケア製品の使用率は年々上昇しており、以前に比べて自分の肌に悩み(加齢に伴う乾燥・シミ・シワなど)を持つミドル男性が増えていることが想像されます。
そこで、肌の見た目変化に対して即時的効果が期待できるコンシーラーに着目し、コンシーラーを使ったミドル男性を第三者が評価したときに、どのような肌質の違いを認識するのか、またその人の印象にどのような変化を与えるのかを検証しました。
今回の検証結果
1. コンシーラーは、ミドル男性の見た目の肌質および印象を即時的に変えることを可能にする
一標本t検定(※)でコンシーラー使用前後に差異があるのかどうかを判定しました。「正面/遠く」「正面/近く」「斜め/遠く」「斜め/近く」のすべての条件を総合して、コンシーラー使用前後の差の値を検定したところ、見た目の肌質ワード(以下肌質ワード(表1))の「シミの目立ち」、「かさつきの目立ち」、「肌の赤み」が軽減することが確認されました。また、主要な印象ワード(以下印象ワード(表1))では「見た目年齢」が低下する傾向(0.5歳相当)と魅力が増す傾向が見られました(図1、2)。すなわち、コンシーラーは即時効果として若く見え、魅力が増すという印象を付与できることがわかりました。
表1 試験で使用した評価ワード
コンシーラーの効果を、見るシチュエーション別(遠くから・近くから、正面から・斜めから)に各評価ワード(肌質ワード・印象ワード)の変化の違いで検証しました。
コンシーラーを塗布した肌を近くで見たとき、未塗布時と比べて「支配的である(リーダーシップがある)」と「男らしい」の印象が有意に上昇し、「信頼できる」印象も上昇する傾向にありました(図3)。また、コンシーラー塗布後の肌をシチュエーション別に比較すると、「シミの目立ち」の軽減効果は遠くよりも近くの方が顕著で、「支配的である」印象も近くの方が上昇傾向にありました。さらに、正面からよりも斜めから見る方が「見た目年齢」が若く見られやすいことがわかりました(図4)。以上のことから、あらゆる距離や角度で人と接する日常生活においては、コンシーラーが効果的となるシチュエーションに違いがあることが推察できます。
図3 コンシーラー使用による「近くから見たとき」の見た目の印象への効果
図4 シチュエーション別で見るコンシーラーによるメイクアップ効果の相違
3. 〈コンシーラー効果:評価者の属性別〉20 歳代の若い人の方が微細な肌質の違いに敏感、40 歳代男性は「見た目年齢」という観点への認識が強い
コンシーラーの効果は、見る人によってどのように異なるのかを、評価者を男性の20 歳代、40 歳代、女性の20 歳代、40 歳代の4 群に分けて評価の差異を判定しました。見た目の効果としてシミや赤み軽減はどの群でも明らかでしたが、「かさつきの目立ち」に対しては20 歳代男女で軽減されたものの、40 歳代男女では差が認識されていませんでした(図5)。「かさつきの目立ち」の軽減が顕著であった男性の顔画像を確認したところ、コンシーラーを塗布したことで表面が乾燥したように白っぽく見えていた部分が滑らかになっているように見えていました(図6)。若い評価者は、そのような微細な肌質変化を敏感に感知していると考えられます。また、この4 群別に見たときは、男性40 歳代評価者のみに「見た目年齢」の有意な低下(0.9 歳相当)が見られました(図5)。つまり、同年代のミドル男性からは、「見た目年齢」という観点でしっかりとコンシーラーの効果が認識されていることが明らかとなりました。
図5 評価者の年齢・性別で見るコンシーラーによるメイクアップ効果の有無
図6 コンシーラー使用前後の肌の質感(頬部拡大画像)
以上より、コンシーラーを使用することで、ミドル男性の顔肌の見た目を即時的に変え、印象を変えることができることがわかりました。さらに、距離や角度、見る側の性別や年代によって効果感が異なることも興味深い点です。今後は心理学的観点も交えつつ更なる考察を重ね、ミドル男性の肌悩みに寄り添う製品の提案に繋げて参ります。
本研究成果の一部は、2020年10月3日~4日に開催される第25回日本顔学会大会(フォーラム顔学2020)にて発表を行う予定です。
※使用前後の差の値が0 と有意差があるかを見る検定方法
【参考資料】
コンシーラーによるメイクアップ効果を明らかにするミドル男性の顔画像印象評価の検証方法
●被験者:ミドル男性(37~46 歳)7名
●評価者:20 歳代と40 歳代の男女 計87 名
・ミドル男性にとって重要な見た目の肌質ワード(以下肌質ワード)と、男性に対する主要印象ワード(以下印象ワード)、計17 項目(表1)を選定し、評価者が「1(全く当てはまらない)」⇔「9(とても当てはまる)」の9 段階で評価。「○歳に見える」の項目のみ、その年齢を1 歳単位の数字としてスコアにした。
・被験者のコンシーラー使用(左右ほほ部に塗布)前後において、正面および斜めからの画像を、肌質の微細な差異を撮影できるVISIA® Evolution にて撮影、それらの顔画像を「近くで見たとき」「遠くから見たとき」(5m 相当の距離を想定)のシチュエーション条件を設定して評価。
・同条件各画像のコンシーラー使用後スコアから使用前スコアを減じた差の値を用いて、コンシーラーの効果を解析。
ミドル男性のスキンケア製品の使用率は年々上昇しており、以前に比べて自分の肌に悩み(加齢に伴う乾燥・シミ・シワなど)を持つミドル男性が増えていることが想像されます。
そこで、肌の見た目変化に対して即時的効果が期待できるコンシーラーに着目し、コンシーラーを使ったミドル男性を第三者が評価したときに、どのような肌質の違いを認識するのか、またその人の印象にどのような変化を与えるのかを検証しました。
今回の検証結果
1. コンシーラーは、ミドル男性の見た目の肌質および印象を即時的に変えることを可能にする
一標本t検定(※)でコンシーラー使用前後に差異があるのかどうかを判定しました。「正面/遠く」「正面/近く」「斜め/遠く」「斜め/近く」のすべての条件を総合して、コンシーラー使用前後の差の値を検定したところ、見た目の肌質ワード(以下肌質ワード(表1))の「シミの目立ち」、「かさつきの目立ち」、「肌の赤み」が軽減することが確認されました。また、主要な印象ワード(以下印象ワード(表1))では「見た目年齢」が低下する傾向(0.5歳相当)と魅力が増す傾向が見られました(図1、2)。すなわち、コンシーラーは即時効果として若く見え、魅力が増すという印象を付与できることがわかりました。
表1 試験で使用した評価ワード
図1 コンシーラー使用による見た目の肌質および印象への効果の有無
図2 コンシーラー使用前後の顔画像
2. 〈コンシーラー効果:シチュエーション別〉近距離から見ると「リーダーシップがある」「男らしい」印象が上がり、斜めから見ると「見た目年齢」が若く見られやすい
コンシーラーの効果を、見るシチュエーション別(遠くから・近くから、正面から・斜めから)に各評価ワード(肌質ワード・印象ワード)の変化の違いで検証しました。
コンシーラーを塗布した肌を近くで見たとき、未塗布時と比べて「支配的である(リーダーシップがある)」と「男らしい」の印象が有意に上昇し、「信頼できる」印象も上昇する傾向にありました(図3)。また、コンシーラー塗布後の肌をシチュエーション別に比較すると、「シミの目立ち」の軽減効果は遠くよりも近くの方が顕著で、「支配的である」印象も近くの方が上昇傾向にありました。さらに、正面からよりも斜めから見る方が「見た目年齢」が若く見られやすいことがわかりました(図4)。以上のことから、あらゆる距離や角度で人と接する日常生活においては、コンシーラーが効果的となるシチュエーションに違いがあることが推察できます。
図3 コンシーラー使用による「近くから見たとき」の見た目の印象への効果
図4 シチュエーション別で見るコンシーラーによるメイクアップ効果の相違
3. 〈コンシーラー効果:評価者の属性別〉20 歳代の若い人の方が微細な肌質の違いに敏感、40 歳代男性は「見た目年齢」という観点への認識が強い
コンシーラーの効果は、見る人によってどのように異なるのかを、評価者を男性の20 歳代、40 歳代、女性の20 歳代、40 歳代の4 群に分けて評価の差異を判定しました。見た目の効果としてシミや赤み軽減はどの群でも明らかでしたが、「かさつきの目立ち」に対しては20 歳代男女で軽減されたものの、40 歳代男女では差が認識されていませんでした(図5)。「かさつきの目立ち」の軽減が顕著であった男性の顔画像を確認したところ、コンシーラーを塗布したことで表面が乾燥したように白っぽく見えていた部分が滑らかになっているように見えていました(図6)。若い評価者は、そのような微細な肌質変化を敏感に感知していると考えられます。また、この4 群別に見たときは、男性40 歳代評価者のみに「見た目年齢」の有意な低下(0.9 歳相当)が見られました(図5)。つまり、同年代のミドル男性からは、「見た目年齢」という観点でしっかりとコンシーラーの効果が認識されていることが明らかとなりました。
図5 評価者の年齢・性別で見るコンシーラーによるメイクアップ効果の有無
図6 コンシーラー使用前後の肌の質感(頬部拡大画像)
以上より、コンシーラーを使用することで、ミドル男性の顔肌の見た目を即時的に変え、印象を変えることができることがわかりました。さらに、距離や角度、見る側の性別や年代によって効果感が異なることも興味深い点です。今後は心理学的観点も交えつつ更なる考察を重ね、ミドル男性の肌悩みに寄り添う製品の提案に繋げて参ります。
本研究成果の一部は、2020年10月3日~4日に開催される第25回日本顔学会大会(フォーラム顔学2020)にて発表を行う予定です。
※使用前後の差の値が0 と有意差があるかを見る検定方法
【参考資料】
コンシーラーによるメイクアップ効果を明らかにするミドル男性の顔画像印象評価の検証方法
●被験者:ミドル男性(37~46 歳)7名
●評価者:20 歳代と40 歳代の男女 計87 名
・ミドル男性にとって重要な見た目の肌質ワード(以下肌質ワード)と、男性に対する主要印象ワード(以下印象ワード)、計17 項目(表1)を選定し、評価者が「1(全く当てはまらない)」⇔「9(とても当てはまる)」の9 段階で評価。「○歳に見える」の項目のみ、その年齢を1 歳単位の数字としてスコアにした。
・被験者のコンシーラー使用(左右ほほ部に塗布)前後において、正面および斜めからの画像を、肌質の微細な差異を撮影できるVISIA® Evolution にて撮影、それらの顔画像を「近くで見たとき」「遠くから見たとき」(5m 相当の距離を想定)のシチュエーション条件を設定して評価。
・同条件各画像のコンシーラー使用後スコアから使用前スコアを減じた差の値を用いて、コンシーラーの効果を解析。
以上
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