化粧品事業の新会社設立について
住友商事グループは、2007年の米国のPresperse社への出資を皮切りに、化粧品素材ディストリビューター事業に本格参入しました。以降、ブラジルのCosmotec社の買収や、ドイツ協和発酵バイオの欧州化粧品原料事業の譲受、フランスのSACI社の買収を通じ、グローバルに事業を拡大してきました。また、2018年には世界最大のODM(Original Design Manufacturing)企業であるイタリアのIntercos社と提携し、化粧品メーカー向けに化粧品の設計・企画の提案から受託製造までを担うODM事業にも取り組んでいます。
住友商事グループは、化粧品事業を強化・拡大し、日本国内および世界各国でより機動的に事業展開することを目的に、化粧品ビジネスの中核企業として住商コスメティクスを設立しました。米国、ブラジルおよびフランスでの事業基盤を相互に活用し、素材販売や独自商品の開発に取り組むほか、Intercos社とのODM事業も国内外でさらに加速させていきます。
住商コスメティクスは、化粧品事業のプロフェッショナル集団として、グローバルな事業基盤を通じて新しい価値を創造し、世界中のユーザーの美しくありたいとのニーズに応えることにより、快適で心躍る暮らしの基盤づくりに貢献していきます。
<参考資料>
■住商コスメティクス株式会社概要
・設立 : 2019年10月1日
・所在地 : 東京都千代田区一ツ橋
・代表者 : 代表取締役社長 秋山光
・出資構成 : 住友商事 100パーセント
・事業内容 : 化粧品素材の開発・販売および化粧品の製造・販売
■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地域と産業の発展への貢献」、「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」に資する事業です。
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