タイヤチェーンの違いでどう変わるのか タイヤチェーンを装着し、雪道での旋回と急制動を検証

JAF

JAF(一般社団法人日本自動車連盟 会長 藤井 一裕)は、帰省や旅行など車の使用が増える年末年始を前に、雪道での旋回と急制動をタイヤチェーンの種類別で検証し、その結果をホームページに公開しました。

タイヤチェーン装着イメージタイヤチェーン装着イメージ

年末年始、帰省や旅行先で急な降雪や積雪に遭遇したり、雪道を走る可能性もあるため、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装備が必要です。そのタイヤチェーンにも金属や非金属、さらにその中でも様々な種類があるため、タイヤチェーンの種類別で旋回と急制動にどう違いが出るのか検証しました。

 

 

 

<条件>
(1)前輪駆動のコンパクトカーを使用
(2)ノーマルタイヤおよびタイヤチェーンは新品を用意。チェーンは前輪(駆動輪)に装着。
(3)タイヤチェーンは3種類を検証。
   ①金属チェーン(亀甲型)、②金属チェーン(はしご型)、③非金属チェーン(ウレタン系)
(4)テストはそれぞれ3回実施した。

タイヤチェーンの種類タイヤチェーンの種類

 

  • 旋回テスト

旋回テスト(イメージ)旋回テスト(イメージ)


圧雪路の旋回路コース(半径25m)をカラーコーンに沿って走行できるか、進入速度時20km/hと時速30km/hで検証しました。

結果:時速20Km/hではすべてのチェーンで安定して走行できたが、時速30Km/hになると挙動に差が出た


 

※結果は一例であり、雪質や車の駆動方式、タイヤの種類などで結果が変わります。※結果は一例であり、雪質や車の駆動方式、タイヤの種類などで結果が変わります。

 
  • 急制動(ブレーキ)テスト

急制動テストコース急制動テストコース

圧雪路の直線路で時速40km/hまで加速し緑色のカラーコーンで急ブレーキをかけました。

結果:非金属チェーン(ウレタン系)の制動距離が平均で24.8mと最も短い距離で止まれた




 

※結果は一例であり、雪質や車の駆動方式、タイヤの種類などで結果が変わります。※結果は一例であり、雪質や車の駆動方式、タイヤの種類などで結果が変わります。


非金属チェーン(ウレタン系)が最も短い距離で止まることができましたが、雪道は頻繁に路面状況が変化するので、タイヤチェーンを装着しても、雪道では速度を抑えて慎重に走行することが大切です。

雪道の走行では、必ずスタッドレスタイヤまたはタイヤチェーンを装着し、急ブレーキ、急加速など「急」の付く運転は避け、慎重な運転を心がけましょう。
 
  • テスト結果:JAFユーザーテスト
[資料編] https://jaf.or.jp/common/safety-drive/car-learning/user-test/snow/tire-chain-turning-braking
[動画編]http://movie.jaf.or.jp/details/239.html

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会社概要

URL
https://jaf.or.jp/
業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
東京都港区芝大門1丁目1番30号 日本自動車会館14階
電話番号
03-3436-2811
代表者名
坂口 正芳
上場
未上場
資本金
-
設立
1963年02月