リコー・千葉大学包括連携講演会を開催
株式会社リコー(以下、リコー)と国立大学法人千葉大学(以下、千葉大学)は、10月5日(水)にリコー技術者を対象とした包括連携講演会を、オンライン形式で開催しました。
リコーと千葉大学は2017年に包括連携協定の締結以降、バックキャスティングで課題を探る「将来あるべき社会についての協議検討」や、ニーズ・シーズの「テーママッチング」など、多彩な技術交流活動を行い、多くの共同研究や技術指導をスタートさせてきました。
今回の技術交流活動を行うにあたっては、直近の状況を振り返り、(1)コロナの影響により、コミュニケーションやヒト・モノの移動について社会全体でビジネスや人々の生活に大きな変化が起こったこと、(2)リコーではデジタルサービスの会社を目指しカンパニー制を導入してグループ経営をスタートさせたこと、(3)千葉大学では国際高等研究基幹(IAAR)や学術研究・イノベーション推進機構(IMO)などの新しい研究支援体制をスタートさせたことなどをふまえて、最もふさわしい活動のあり方について、リコー・千葉大学双方で議論を重ねました。
その結果、製品企画や技術開発の新しい視点を提供しリコー社内にアピールできること、なおかつリコー社内の幅広い分野の研究者どうしの交流の機会を提供すること、などを狙いとして、オンライン講演会を実施することとしました。
講演会では、リコー 坂田誠二CTOのご挨拶のあと、千葉大学からは藤江幸一研究担当理事の大学紹介に続き、国際高等研究基幹 小槻峻司教授「A World Beyond Predictions : 気象制御実現への挑戦」、工学研究院 堀内隆彦教授「ディジタル印刷における光沢の表現」、工学研究院 下馬場朋禄教授「ホログラフィック映像処理」の3件の講演が行われた後、自然科学のシミュレーションや画像技術に関する熱心な質疑応答が交わされました。この講演内容は、グループ会社を含むリコーの多くの事業所の在籍者に配信されました。
リコーと千葉大学は、今後も幅広い分野で協力して相互の研究活動を進展させ、社会に貢献してまいります。
藤江理事(左上) 小槻教授(右上)
堀内教授(左下) 下馬場教授(右下)
<株式会社リコー 包括連携事務局のコメント>
ご講演ではアカデミックの研究を中心に発表をお願いしました。新しい分野のお話を聞いて疑問が生まれ、興味を刺激されたことが、交流の良いとこと感じました。包括連携の交流が既存事業はもちろん、リコーの新たな事業/研究/技術に活かすことができると考えています。
<千葉大学 藤江理事のコメント>
リコー様との包括連携協定締結から5年に及ぶ継続した交流により連携が深まっている状況において、この度、アカデミアらしい、基礎研究に近い研究者からの発表の機会をいただき嬉しく思います。基礎的なサイエンスがリコー様との産学連携の「気づき」となることを期待すると共に、本学研究者にとっても自身の研究を深める良い機会をいただけたと思っており、御礼申し上げます。
千葉大学は今後も産学連携を通じて、「社会に大きく貢献する千葉大学」のビジョン実現に努めて参りたいと思います。
<参考情報>
‣千葉大学学術研究・イノベーション推進機構長からのメッセージ(藤江理事)
https://imo.chiba-u.jp/about/greeting/index.html
‣CHIBADAI NEXT「真理が顔を見せる瞬間の感動」(小槻教授)
https://www.cn.chiba-u.jp/next_220609a/
‣堀内研究室ホームページ
http://dippix.tp.chiba-u.jp/
‣下馬場朋禄ホームページ
https://sites.google.com/site/tshimobaba/
‣ちばだいプレス 研究室訪問(伊藤・下馬場・角江研究室)
https://www.chiba-u.ac.jp/general/publicity/chibadaipress/58/topic5/index.html
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