オルビス、大阪・関西万博にスキンケア容器をリサイクルしたベンチを設置 省資源・資源循環に向けたサステナブルな取り組みにチャレンジ 木製台座には「甲州市・オルビスの森」の間伐材を採用
オルビス株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:山口裕絵、以下:オルビス)は、ポーラ・オルビスグループの省資源・資源循環に向けた取り組みのひとつとして、大阪・関西万博の会場に、スキンケア容器の再生プラスチックを用いたベンチを設置します。
オルビスはこれからも持続可能な環境へのサステナビリティ活動を継続していきます。

オルビスのスキンケア容器をリサイクルした今回の取り組みについて
ポーラ・オルビスグループの研究開発・生産を担うポーラ化成工業株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:片桐崇行、以下:ポーラ化成工業)は、化粧品由来の再生プラスチック加工技術の研究をしています。このたび、日用品への転用を視野に入れた実証実験として、大阪・関西万博の会場に、スキンケア容器由来の再生プラスチックを用いたベンチを制作・設置します。
ベンチには、オルビスのスキンケアシリーズ『オルビスユー』(医薬部外品)および『アクアフォース』(2024年2月販売終了)のローションボトルの充填前余剰資材(PET素材)をリサイクル素材として採用しました。来場者にベンチを実際に触れて使用していただくことで、再生プラスチックの将来的な活用に向けた知見を得ることを目指しています。
ベンチのデザインは、素早いプロトタイピング※を強みに企画、実装を行うデザインコンサルティングのVOID株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:井上雅之)と連携しました。視覚的・触覚的な2種類の表現を追求し、ポーラ・オルビスグループ独自の化粧品クリームや、研究対象としている「肌」から着想を得ています。乳化物の形態や肌表面(キメ)構造を表面デザインに模し、来場者に「触ってみたい」と感じるベンチを目指して制作しました。
※製品やサービス開発の初期段階で、簡単な試作品(プロトタイプ)を作成して検証する手法
また、ベンチの木製台座には、オルビスが2002年より協働して環境保全活動を行っている公益財団法人オイスカ(所在地:東京都杉並区、代表理事:中野悦子)から提供された、「甲州市・オルビスの森」の間伐材を採用しています。大阪・関西万博で使用される材は、持続可能性に配慮した木材の調達コードの基準に準じていることが求められます。今回採用された材は、オルビスが長年、企業の森として甲州市及びオイスカと協働し、「甲州市・オルビスの森」を適切に管理してきた結果、持続可能性に配慮した材として認められたものです。
ベンチの設置場所は大阪・関西万博会場内トイレ施設「島の蜃気楼」周辺の屋外で、来場者は2台のベンチに自由に座り、デザインの手触り感も楽しむことが可能です。
オルビスの省資源・資源循環に向けたサステナブルな活動について
オルビスは1987年の創業以来、ビューティーを基軸とする事業活動を通じた社会環境課題の解決を目指して、サステナブルな取り組みを継続しています。「地球に生かされている私たち」という考えのもと、限りある資源と環境への配慮から、商品領域では化粧品業界でもいち早く簡易包装をはじめ、つめかえができる商品や、使用済み容器の回収・リサイクルなどに取り組んできました。その一環として、2023年からは体験特化型施設『SKINCARE LOUNGE BY ORBIS』にてお客様から使用済み容器・ボトルを回収開始し、2024年にはその使用済み容器や製造過程で出るプラスチックの端材、試作品容器などを「スパチュラ(ヘラ)」に再生し、お客様のもとへ還元するリサイクルプログラムの取り組みも行っています。また、甲州市およびオイスカと協働して「甲州市・オルビスの森」里山整備活動をはじめとした環境保全活動も20年以上前から続行しています。
本件については、ポーラ化成工業からもプレスリリースを発表しております。詳しくはこちらをご覧ください。
■詳しくは下記PDFよりご確認ください
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