「豪州ビクトリア州:CarbonNetプロジェクトセミナー~現地CCS事業における現状を語る~」を開催
JOGMEC(本部:東京都港区、理事長:細野 哲弘)は、2022年9月7日に豪州ビクトリア州政府と共催で、「豪州ビクトリア州:CarbonNetプロジェクトセミナー~現地CCS事業における現状を語る~」と題したオンラインセミナーを開催しました。
JOGMECは2022年1月に、豪州ビクトリア州政府(以下「VIC州政府」)が実施するCCS事業であるCarbonNetプロジェクトのFEEDへの参画に関する契約を、VIC州政府と締結しました。CarbonNetプロジェクトのFEEDに貢献し、VIC州政府とともにプロジェクトの商業化を目指しています。本セミナーは、日本企業の皆様に対してプロジェクトの最新情報を提供することを目的として実施しました。
本セミナーでは、次のように3つのテーマを設け、VIC州政府の関係者が講演しました。
1. VIC州の褐炭資源の特徴と州政府の政策や水素プロジェクトの進捗
2. 次のフェーズを見据えたCarbonNetプロジェクトの最新情報
FEEDについては2023年に一年間実施する予定で進めています。
3. CO2圧入が予定されているVIC州ギプスランド盆地の地下貯留層がいかにCCSに適しているかを技術的に検証した結果
CarbonNetプロジェクトはもとより、CCSや水素事業に関心のある日本企業や団体の皆様から267名もの多数の方にご参加頂き、質疑応答ではプロジェクトの見通し、コスト、許認可、地質概要、シール能力の優位性およびCO2貯留性状等、様々な角度からの意見を頂きました。
JOGMECは、石炭資源およびCCS等の石炭分野の先進的な取り組みを推進し、VIC州政府との一層の関係強化を図るとともに、持続可能な開発目標(SDGs)である、低炭素社会の実現を目指し、我が国のエネルギーセキュリティの向上に貢献してまいります。
■CarbonNetプロジェクト
CabonNetプロジェクトは、豪州南東海岸沖のバス海峡にあるギプスランド盆地のペリカン層にCO2圧入・貯蔵する事業で、年間500万トンのCO2を25年間にわたって貯蔵することを目的とする一大プロジェクトです。これまでVIC州では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日本企業が褐炭ガス化から日本への海上輸送に至る褐炭水素事業を日豪共同で実施しています。CarbonNetプロジェクトは、水素を製造する際に排出されるCO2を回収し、地中に貯留するプロジェクトであり、CCS事業としては世界的に見ても大規模な商業化を目指す事業となります。
■講演資料
「豪州ビクトリア州:CarbonNetプロジェクトセミナー ~現地CCS事業における現状を語る~」 講演資料
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/event/event_k_10_00040.html
石炭資源開発に係る最新情報につきましては下記のウェブサイト「石炭資源情報」をご覧いただくか、メールマガジン「JOGMEC 石炭通信」配信サービスをご利用ください。
石炭資源情報ウェブサイト
(URL)https://coal.jogmec.go.jp/
■参考
オーストラリア連邦ビクトリア州政府とMOU締結~包括的・戦略的パートナーシップを構築~(2018年10月29日)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000278.html
世界初の国際的な褐炭水素バリューチェーン構築を日豪共同で推進
~CCS事業参画によってクリーン水素製造に不可欠なCO2の処理に貢献~ (2022年1月21日)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_01_00005.html
リリース本文はこちら↓
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00046.html?mid=pr_220913
本セミナーでは、次のように3つのテーマを設け、VIC州政府の関係者が講演しました。
1. VIC州の褐炭資源の特徴と州政府の政策や水素プロジェクトの進捗
2. 次のフェーズを見据えたCarbonNetプロジェクトの最新情報
FEEDについては2023年に一年間実施する予定で進めています。
3. CO2圧入が予定されているVIC州ギプスランド盆地の地下貯留層がいかにCCSに適しているかを技術的に検証した結果
CarbonNetプロジェクトはもとより、CCSや水素事業に関心のある日本企業や団体の皆様から267名もの多数の方にご参加頂き、質疑応答ではプロジェクトの見通し、コスト、許認可、地質概要、シール能力の優位性およびCO2貯留性状等、様々な角度からの意見を頂きました。
JOGMECは、石炭資源およびCCS等の石炭分野の先進的な取り組みを推進し、VIC州政府との一層の関係強化を図るとともに、持続可能な開発目標(SDGs)である、低炭素社会の実現を目指し、我が国のエネルギーセキュリティの向上に貢献してまいります。
■CarbonNetプロジェクト
CabonNetプロジェクトは、豪州南東海岸沖のバス海峡にあるギプスランド盆地のペリカン層にCO2圧入・貯蔵する事業で、年間500万トンのCO2を25年間にわたって貯蔵することを目的とする一大プロジェクトです。これまでVIC州では、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と日本企業が褐炭ガス化から日本への海上輸送に至る褐炭水素事業を日豪共同で実施しています。CarbonNetプロジェクトは、水素を製造する際に排出されるCO2を回収し、地中に貯留するプロジェクトであり、CCS事業としては世界的に見ても大規模な商業化を目指す事業となります。
■講演資料
「豪州ビクトリア州:CarbonNetプロジェクトセミナー ~現地CCS事業における現状を語る~」 講演資料
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/event/event_k_10_00040.html
講演者 | タイトル |
Executive Director, Earth Resources Policy and Programs, Department of Jobs, Precincts and Regions, Victorian State GovernmentJane Burton 氏 | 「原題:Introduction to Victoria’s Brown Coal Resources」ビクトリア州の褐炭資源とプロジェクトに対する政策の紹介 |
Project Director, The CarbonNet Project, Department of Jobs, Precincts and Regions, Victorian State GovernmentRicky McNally 氏 |
「原題:The CarbonNet Project – The Next Phase」 カーボンネットプロジェクト:次のフェーズ |
Geosequestration Advisor, The CarbonNet Project, Department of Jobs, Precincts and Regions, Victorian State GovernmentNick Hoffman 博士 | 「原題:Why Gippsland is suitable for CCS」ギプスランド盆地のペリカンサイトでの地下貯留層について |
■セミナーの様子
■石炭資源開発に係る最新情報提供について
石炭資源開発に係る最新情報につきましては下記のウェブサイト「石炭資源情報」をご覧いただくか、メールマガジン「JOGMEC 石炭通信」配信サービスをご利用ください。
石炭資源情報ウェブサイト
(URL)https://coal.jogmec.go.jp/
■参考
オーストラリア連邦ビクトリア州政府とMOU締結~包括的・戦略的パートナーシップを構築~(2018年10月29日)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_000278.html
世界初の国際的な褐炭水素バリューチェーン構築を日豪共同で推進
~CCS事業参画によってクリーン水素製造に不可欠なCO2の処理に貢献~ (2022年1月21日)
(URL)https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_01_00005.html
リリース本文はこちら↓
https://www.jogmec.go.jp/news/release/news_10_00046.html?mid=pr_220913
すべての画像