世界最大規模の女性エンジニアの協会、SWE (The Society of Women Engineers)が実施する「SWE Award」において「Pathfinder Award」を受賞
米国で1950年に設立された世界最大規模の女性エンジニアの協会、SWE (The Society of Women Engineers)が実施する「SWE Award」において、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリングのシニア・アドバイザリー・データサイエンティストである野村 有加が、「Pathfinder Award」を受賞しました。
■受賞者
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング シニア・アドバイザリー・データサイエンティスト 野村 有加
日本 IBMに入社後、ソフトウェア開発研究所でAI関連の製品開発に従事。その後、テクノロジー事業本部にて、マネージャーとして技術者を中心としたチームを率い、AIを活用したプロジェクトを推進。2025年1月より、日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリングに出向し、生成AIやAIを活用した業務自動化をはじめとする先進技術を用いた複数のプロジェクトをリードしている。
■受賞内容
「SWE Award」は毎年、工学・技術分野で顕著な業績をあげた女性および多様性推進に貢献した個人に贈られる賞で、その中の「Pathfinder Award」は、工学に関連する科学の分野において10~15年間積極的に活動してきた女性リーダーに贈られる賞です。
野村は、AIおよびソフトウェア工学分野において卓越した技術力と革新的なリーダーシップを発揮し、社会的意義の高い成果を数多く実現してきました。2009年から2022年まで、IBM Watson Knowledge StudioやWatson OpenScaleといった、世界的に利用されるIBMのAI「Watson」の製品開発において、UXとエンジニアリングの橋渡し役を担い、短期間でのリリースや特許取得など顕著な成果を挙げました。また、IBMの大規模イベントでのデモを通じて、海外を含む幅広いお客様への発信を行ってきました。
グローバルかつクロス・ファンクショナルなチームを率いて、お客様の課題解決と組織の効率向上を同時に実現するなど、技術とビジネスを結びつける力にも優れているとして、評価されました。
また、女性活躍推進コミュニティーやボランティア活動を通じて、若手・女性エンジニアの育成や次世代に向けたSTEM分野の啓発活動にも尽力し、女性技術者リーダーとして組織や業界全体に長期的な影響を与えた点も合わせて評価され、受賞に至りました。
■受賞式
10月23日から25日に米国ルイジアナ州ニューオーリンズで開催される女性技術者のためのカンファレンス「WE25」内で実施される予定です。
■掲載先
SWE Blog, 2025 SWE Awards Honor Outstanding Engineers and STEM Leaders:
https://alltogether.swe.org/2025/08/2025-swe-awards-recipients/