日本電産が3D CAD/CAE「SOLIDWORKS」を導入
~設計の完全3次元化にチャレンジ~
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:金澤 明、以下キヤノンITS)は、日本電産株式会社(本社:京都府京都市、代表取締役社長:関 潤、以下日本電産)が幅広い工程での設計効率化とリードタイム短縮のため、ミッドレンジ3D CAD「SOLIDWORKS」とCAE「SOLIDWORKS Simulation」を導入し、大きな成果をあげたことをお知らせします。
日本電産の精密小型モーター事業本部では、試作、金型設計、検査、設備設計、部品・治具製作、調達など幅広い工程で3Dモデルを活用し、設計効率向上とリードタイム短縮に大きな成果をあげ、「設計完全3次元化」を推進しています。
同事業本部では、2012年までは2D CADによる設計が中心で、特定の部品のみ複数種のハイエンド3D CADを用いて設計していました。しかし、設計の効率化、リードタイムの短縮、開発コストの削減といった社内外からの要求は年を追って厳しくなり、顧客から3D開発を求められるケースも増加しました。このような状況を踏まえ3D開発体制の強化を図るため、コストパフォーマンスと使い勝手の良さからミッドレンジ3D CADである「SOLIDWORKS」を選定しました。2012年から年々使用数を増やし、2021年にはさらなる設計3次元化に向けて大幅に増設するに至りました。
また、構造解析ツールであるCAE「SOLIDWORKS Simulation」の導入に際し、設計者自身が設計しながら同時に解析できることを評価し、設計品質の向上、設計効率アップ、リードタイム短縮を実現しています。さらに、「SOLIDWORKS」シリーズの3Dモデルの視認性の良さから、他部門や顧客などとのコミュニケーションがしやすくなり、大規模システムのチーム設計を可能にし、大規模設備設計の標準化に成功しました。
今後は、製品設計と量産設備の同時並行開発を目指し、新しい形のコンカレントエンジニアリング(※)の実現に向けて、さらなる3D設計体制の強化を図ります。キヤノンITSでは、日本電産におけるよりよい3D設計推進のための提案を続けるとともに、製造業で設計に携わる多くの方々の3D設計による効率化に貢献してまいります。
※ コンカレントエンジニアリング:製品開発における開発期間の短縮や効率化のための手法で、設計や試作、量産技術検討などを並行して行う。
日本電産の事例詳細は下記よりご覧いただけます。
https://www.canon-its.co.jp/case/detail/3d_06.html
※SOLIDWORKSは、Dassault Systèmes SolidWorks Corp.(米)の登録商標です。
※記載されている会社名及び商品名は各社の商標または登録商標です。
<キヤノンITソリューションズの提供するエンジニアリングソリューション>
ものづくり企業としての生い立ちを生かし、長年の研究開発で培った先端技術を強みに、お客さまのニーズにワンストップで対応できる最適なソリューションを提供しています。業務に役立つ多様な商品群や最新のITスキルを駆使した付加価値サービスとともに、お客さまのビジネスと社会の発展に貢献できるエンジニアリング事業の拡大を推進していきます。
● 一般の方のお問い合わせ先 :エンジニアリングソリューション事業部
エンジニアリングソリューション企画部 03-6701-3449(直通)
● 3Dソリューション紹介ページ:https://www.canon-its.co.jp/solution/3d/
● SOLIDWORKS製品ページ :https://www.canon-its.co.jp/products/cad/solidworks/
● 導入事例ページ:https://www.canon-its.co.jp/solution/3d/case/
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