フューチャーと早稲田大学が「Sustainable Future Leadershipコンソーシアム」を設立
参画企業の6社とともにサステナビリティ経営モデルや環境評価基準を共創
気候変動問題の解決に向けて、2050年までに温室効果ガスの排出量をゼロにするカーボンニュートラルの実現を目指す動きが国際的に広まっています。企業にとって気候変動をはじめとするESG(環境、社会、ガバナンス)を考慮した経済活動を行うことは、長期的な企業価値を高める上で不可欠となっています。
本コンソーシアムは、フューチャーグループと早稲田大学が主幹となり、参画企業と連携しながらESG分野において、これからの時代に求められるサステナビリティ経営のあるべき姿を検討していきます。特に環境分野においては、環境や省エネ技術に強みのある日本企業がこれまで培ってきた知見やノウハウをもとに、企業の事業活動が適正に評価されるためのフレームワークを構築します。また、温室効果ガス排出量をはじめ人的資本やコーポレートガバナンスに関する情報を取引企業や関連企業を含めたサプライチェーン全体で可視化できる仕組みをESGマネジメントプラットフォームとして整備し、あらゆる産業に広く展開していくことを目指します。
フューチャーグループは、ITコンサルティングファームとしてエネルギーや製造をはじめ医療、金融、物流、流通など様々な業界のDX推進を支援しています。2022年にはEX(エネルギートランスフォーメーション)ユニットを立ち上げ、テクノロジーを活用したエネルギーサプライチェーン全体での需給最適化やビジネス変革に取り組んでいます。また早稲田大学は、グローバルな観点からコーポレートガバナンスとサステナビリティを研究するため、2021年にガバナンス&サステナビリティ研究所(所長:マレン・ジョエル・ベーカー 商学部准教授)を設立しました。国内外の様々な企業や調査機関と協業し、企業を取り巻くステークホルダーのマネジメントやサステナビリティと戦略の関係などをテーマに調査・研究を行っており、本コンソーシアムでは、同研究所員である池上重輔 同大学院経営管理研究科教授に参画いただき、「環境価値」「価値共創」をキーワードに議論を重ねていきます。また、今後は同大学のグローバル・ストラテジック・リーダーシップ研究所(所長:杉浦正和 同大学院経営管理研究科教授)とも連携し、こうした活動の機会を学生にも提供することで、サステナビリティ教育に寄与します。
フューチャーと早稲田大学は、参画企業の皆様とともに産学連携で次世代のサステナビリティ経営モデルやエコシステムを共創し、環境・社会課題の解決に取り組んでいきます。
■ Sustainable Future Leadershipコンソーシアムの主な活動
・ESG(環境、社会、ガバナンス)分野におけるグローバルな展開を目指した全産業共通の価値共創
‐ ESG関連の様々なルールに対応できる次世代のサステナビリティ経営モデルの検討
‐ 温室効果ガス排出量におけるScope1~3に加えて、社会的なインパクトを算出する新たな基準の確立
・産業横断的な国内ルールの構築と国内外への連携
‐ 各産業におけるサステナブルな企業活動方針の検討
‐ 日本発の産業横断的な共通ルールの構築・展開
・ESGマネジメントプラットフォームの整備
‐ サプライチェーン全体で温室効果ガス排出量の可視化・共有化ができるプラットフォームの構築と展開
■ Sustainable Future Leadershipコンソーシアムの概要
設立日:2023年11月9日
参画企業数:6社(石油元売業、酒類飲料メーカー、総合化学メーカー、鉄鋼メーカー、自動車・二輪車部品メーカー、計測・制御・情報システムメーカー)
アドバイザリ:早稲田大学 総合研究機構 ガバナンス&サステナビリティ研究所
早稲田大学 総合研究機構 グローバル・ストラテジック・リーダーシップ研究所
企画委員会兼事務局:フューチャー株式会社、フューチャーアーキテクト株式会社、株式会社ワイ・ディ・シー、
早稲田大学
サイトURL : https://www.ydc.co.jp/sfl-leadership
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