STのUHD対応SoC、Synology製ネットワーク接続型ストレージの4Kストリーミング体験を向上

STマイクロエレクトロニクス

・Synologyの次世代NASが、STのUltraHD(4K)対応SoCを活用し、ビデオ・トランスコーディング技術によるマルチ・スクリーン体験を実現
・ホーム・エンターテインメント体験の拡大と、小規模オフィスでの業務効率改善に貢献

 

多種多様な電子機器に半導体を提供する世界的半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)と、ネットワーク接続型ストレージ(NAS : Network Attached Storage)ソリューションの世界的プロバイダであるSynology(R) Inc.(以下Synology)は、STのHD / UltraHD対応マルチメディア・サーバボックス用システム・オン・チップ(SoC)であるSTiH412が、Synologyの住宅・企業向けNASサーバである「DS216play」に採用されたことを発表しました。

Global Industry Analysts(GIA)社の調査によると、NASデバイスの市場規模は、2017年までに70億ドルに到達することが予測されています(1)。この背景には、家庭・小規模オフィスにおけるネットワークの普及、データ量の継続的な増加、およびデータ・バックアップやアーカイブ需要の高まりがあります。

Synologyのハードウェア設計ディレクターであるJones Tsaiは、次の様にコメントしています。「モバイル端末、各種プレーヤ、テレビなどの多様な機器を対象としたマルチメディア・コンテンツのストリーミングは、SynologyのNASが持つ優位性の1つです。しかし、再生やトランスコーディングに高い処理能力を要する4Kの登場により、一部の端末へのストリーミングで課題が出てきています。STの高性能かつ低コストな4Kトランスコーディング・ソリューションにより、当社は、4Kの未来に対応した最適なホーム・サーバを提供することができます。」

STのグレーターチャイナ・南アジア地区デジタル製品グループ ディレクターであるKevin Wongは、次の様にコメントしています。「Synologyとの協力は、STにとって、今後の成長が見込まれるNAS分野での大きな一歩となります。Synology は、STのSTiH412を採用することで、よりシームレスかつ高品質なマルチメディア・ストリーミングの実現が可能になり、NAS技術の市場への普及を加速させることができます。」

SynologyのDiskStation DS216playは、マルチメディア向けに最適化された高機能型のNASサーバです。同製品は、リアルタイムのH.265(4K)およびH.264 / H.265(1080p)のビデオ・トランスコーディング機能を持ち、ユーザは4Kのデジタル・テレビ番組や映画を、映像フォーマットの違いを気にすることなく、デジタル・メディア・プレーヤ、スマートフォン、コンピュータおよびスマート・テレビにストリーミングすることができます。デュアルコアCPU(1.5 GHz)およびRAM(1GB)を搭載するDS216playは、Windows(R)環境のRAID 1コンフィギュレーションで平均読取り速度107 MB/秒、書込み速度91 MB/秒を実現しています。内蔵されている浮動小数点ユニットが、マルチメディアを楽しむユーザ体験をさらに向上し、サムネイル生成機能を強化します。DS216playの消費電力は、アクセス時に15 W、ディスク・ハイバネーション時に6.8 Wに抑えられているため、ホームシアターPC(HTPC)と同様の機能を、従来よりも優れた電力効率で提供することができます。

STの「Monaco」ファミリのSoCであるSTiH412は、ARM(R)プロセッサを搭載しており、マルチHD / UHD IP セット・トップ・ボックス(STB)およびサーバボックス向けに多機能ソリューションを提供します。同製品は、放送サービスおよびインターネット・サービスに対応し、最新のSTBミドルウェアおよびブロードバンド・ソフトウェアと組み合わせた使用が可能です。STのFaroudja(R) Transcode Engineは、コンスーマ機器および携帯型機器のマルチスクリーン・ストリーミングにおいて、クラス最高のトランスコーディング機能を提供します。これにより、ユーザは最適化されたネットワーク帯域幅のメリットが得られると共に、住宅内のあらゆる場所で高品質のサービスを利用することができます。

(1) http://www.storagenewsletter.com/rubriques/market-reportsresearch/nas-market-global-industry-analysts/

Synologyについて
Synologyは、クラウド時代におけるデータ管理、モニタおよびネットワーク運用を革新するネットワーク接続型ストレージ、IP監視ソリューションおよびネットワーク機器を開発しています。最新技術を最大限に活用することにより、Synologyは、ユーザによるデータ・ストレージおよびバックアップの一元管理、外出先でのファイル共有、プロフェッショナル監視ソリューションの導入、および信頼性が高く、低コストな方法による、ネットワーク管理の実現を目指しています。Synologyは、先進的な製品とクラス最高の顧客サービスの提供に取り組んでいます。

STマイクロエレクトロニクスについて
STは、私たちの暮らしに欠かすことのできないエレクトロニクス機器に、優れた性能と高い電力効率を特徴とした半導体を提供する世界的な総合半導体メーカーです。あらゆるシーンで活躍するSTの製品は、お客様が開発する次世代モバイルやIoT機器の他、よりスマートな自動車、工場、都市および住宅を可能にします。STは、生活をより豊かにする技術革新を通じ、「life.augmented」の実現に取り組んでいます。STは、10万社を超えるお客様に半導体を提供しており、2014年の売上は74.0億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのウェブサイト( http://www.st-japan.co.jp )をご覧ください。

◆ お客様お問い合わせ先
〒108-6017 東京都港区港南2-15-1
品川インターシティA棟
STマイクロエレクトロニクス(株)
デジタル製品グループ
TEL : 03-5783-8340 FAX : 03-5783-8216

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

STマイクロエレクトロニクス

23フォロワー

RSS
URL
http://www.st.com/jp
業種
製造業
本社所在地
東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟
電話番号
03-5783-8220
代表者名
マルコ・カッシス
上場
未上場
資本金
-
設立
-