テレビ大阪・ドキュメンタリー「刑務所ラジオ」が3月14日(土)に放送。ナレーターには、優しい語りかけと芯の強さを感じさせる声に定評のある“萩原聖人”に決定。
TXNドキュメンタリー「刑務所ラジオ」テレビ大阪:3月14日(土)午後3時30分~4時00分放送、テレビ東京:3月16日(月)深夜2:05~2:35放送
女子刑務所・和歌山刑務所。ここで14年もの間、放送が続けられているラジオ放送、通称「刑務所ラジオ」。リスナーは服役する受刑者たち。彼女たちは年に一度、思いを綴ったリクエストカードをラジオDJへと届ける。リクエストした曲が実際に放送されるかどうかは、放送の瞬間まで分からない。真剣な表情でラジオに聞き入る受刑者たちの姿がそこにはあった。ボランティアでラジオDJを務めるのは大阪の住職の男性と、和歌山の司会業の女性。2人が活動を続ける思い、刑務所ラジオが受刑者に与える影響を取材した。
- 【番組内容】
- 【萩原聖人インタビュー】
「僕は、原稿というよりは台本として読んでみてどう感じるのかをとても大切にしています。そしてそれが、どうしても反映されることがあります。もう少しドライに、温かく、優しく、強く、そういった様々な要望がある中で、自分に嘘のないように読もうと決めているのですが、これは感情移入して良いのかな?とか、受刑者の方に寄せて読むのは正しいことなのかな?とか。今罪を償っているので決して今の彼女たちを否定するという意味ではないんですけど。技術的なことではなくて、どういう気持ちで読むべきか考えるのが意外と難しかったですね。」
萩原が特に印象的だったのは、受刑者の内面に迫った場面だったと言う。
「心の部分で、リュウさん(仮)の母親に対する感謝の気持ちは素直に感動しました。理由はどうであれ犯罪に手を染めたことで今は刑務所にいますけど、それが刑務所にいるのではなく全く違う理由で母親に会えないことがあったとしても、思いは同じかもしれない。そういう(会いたいけど会えない、感謝したいけど感謝できない、伝えられない)ものって素直に伝わってくるんだなと思いました。
「DJのお二人は、この十何年も仕事ではないこととして刑務所ラジオを続けているじゃないですか。それって素晴らしいことですよね。あなたのラジオを聞いて助けられましたって受刑者の方々に直接感謝を言われることもきっとないでしょう。中には社会復帰することだって叶わない方もいるかもしれない。でも、人の心って何かって考えた時に(刑務所ラジオの時間って)すごく大切な時間なんだなと感じました。一方的にリクエストを聞いて、手紙に綴られている思いに答えることってそんなにしょっちゅうないじゃないですか。DJのお二人は心からすごいなと思いました。」
最後に、萩原がドキュメンタリーに言葉を吹き込む上で、大切にしていることを語ってくれた。
「この作品は一体何を伝えたいのか、を常に考えています。丁寧にしっかり読むのであればプロがたくさんいます。でも、僕を選んでくれた理由の一つには、きっと俳優っていう部分から作品を肉付けして欲しいっていうのがあると思います。最後の声を吹き込む短い時間の中で、自分がどれだけこの作品に参加できるのかって思いがあるので、僕のキャリアの中では今までもこれからもドキュメンタリーってすごく大切なものなんです。ドキュメンタリーって基本的に長く取材しないと成立しないものが多いんでしょうけど、一つひとつの作品に時間をかけている所は本当にすごいと思います。ドキュメンタリーから色々なことを知ることができたり、もらうことってたくさんあるんですよ。」
番組名:TXNドキュメンタリー「刑務所ラジオ」
放送日時:2020年3月14日(土)午後3時30分~4時00分(テレビ大阪)
2020年3月16日(月)深夜2時05分~2時35分(テレビ東京)
HP:https://www.tv-osaka.co.jp/sp/radioforprison/
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