【開催報告】100studioが台北芸術大学アニメーション学科との産学連携ワークショップを実施。現地の若手クリエイター成長を支援

株式会社HIKE

デジタルアニメーションスタジオ「100studio」(運営:株式会社HIKE)は、8月27日から8月29日にかけて台北芸術大学アニメーション学科にてワークショップを開催しました。今回のワークショップを機に、100studioと台北芸術大学アニメーション学科は今後も継続的に共同カリキュラムや制作プロジェクトを展開していきます。

ワークショップ開催背景

世界的に日本アニメーションの表現技法や制作工程への関心が高まっている中、日本で実際にアニメーションを制作しているアニメーターを講師として招聘することで、国際的な教育交流を強化していきたいという台北芸術大学アニメーション学科と、2022年に「100studio Taipei」を設立し、現地でのクリエイターネットワークを拡大したい100studioによる産学連携のワークショップ開催を決定しました。

ワークショップのポイント

・大学教育だけでは学べない「現場視点」を取り入れることで、学生がより実践的で国際競争力のあるスキルを習得できる機会を作る。

・日本のアニメ文化と台北芸術大学アニメーション学科の芸術教育交流を通じて、アニメーション業界を志す若手クリエイターの成長を支援していく。

ワークショップ概要

ワークショップは8月27日から8月29日にかけて台北芸術大学アニメーション学科で実施。講師として高井宏暢(たかい・ひろのぶ、100studio)がオンラインで学生たちに向けて講義を行いました。翻訳・通訳サポートは李 堉菱(リ・ユーリン、100studio Taipei)が担当しました。

「アニメの基本について」~日本のリミテッドアニメを理解する~

「人間の動きで走りをやってみよう」~カメラワークを学ぼう~

「自由作品で走りを表現する」~自作キャラを走らせてみよう~

登壇者紹介

・高井宏暢

1988年から2024年にかけて、『天空戦記シュラト』『劇場版 機動警察パトレイバーⅠ』『機動戦士Vガンダム』『ドラゴンボール』『エスパー魔美』『うる星やつら』など数多くのアニメ及びゲームの原画・動画・作監として参加。 2001年からは代々木アニメーション学院やVANTAN電影漫画学院などで講師として20年以上後進を育成。現在は100studioで動きや彩色を修正する仕事にも携わっている。

・李 堉菱

台北芸術大学アニメーション学科卒業。現在「100studio Taipei」にて制作進行を担当。現地と日本の架け橋として、製作チームをサポートしている。

登壇者コメント

高井宏暢(講師)

初のオンライン開催となった本ワークショップでは、多くの生徒が熱心に取り組み、高い集中力とスピードを発揮しました。個人・グループ作品からも日頃の学びの成果が感じられ、日本の商業アニメへの関心も高まっている様子が伺えました。自由度のある課題を通じて多彩な表現に触れ、私にも大いに刺激を受けました。オンライン特有の制約はありましたが、その経験を踏まえ、次回はさらに充実した学びの場を提供できるよう努めてまいります。

李 堉菱(翻訳・通訳サポート)

学生のみなさんが真剣に取り組んでいるのを見て、今回のワークショップは本当にやってよかったと感じました。翻訳を進める中で、自分自身もアニメーションの知識や専門用語を改めて学ぶことができました。初めての開催でまだ改善できる点はありますが、まずまずの良いスタートだったと思います。次回はさらに良いものにできることを楽しみにしています!

参加学生コメント

「アニメーションの描き方やタイムシートの使い方について学びました。以前は日本式アニメーションやタイムシートに詳しくなかったものの、講義と実践を通して理解を深め、自身の改善点も明確になりました」

「日本式アニメーション制作におけるタイムシートの理解と中割りの実践を深められました。走り動作の多様な分類や精密な中割り設定を学び、アニメーションの専門性を実感。高井先生の力学的な解説は分かりやすく、修正指導も成長に繋がると思います。アニメーターという職業にさらに憧れを抱いたので、今後も技術向上に励みます。次回ワークショップにも参加したいです」

「ワークショップの教材も分かりやすく、先生の直接の指導で問題点を改善できました。旗の揺れや参照線の描き方など実践的な学びがありました。次回は基礎にとどまらず、カメラワークやパース変化など難度の高い動き、さらに制作工程や業界用語の理解にも挑戦したいです」

今後について

次回以降のワークショップは上学期(9月〜1月)、下学期(2月〜6月)に一度ずつの開催を予定しており、講義内容は学生の経験・スキルに応じたプログラムを想定しています。

また、100studioとしてはワークショップを「100studio Taipei」の人材採用につなげていきたいとも考えています。今後は2D作画に関心のある学生に、業界で実務経験できる機会を提供していきます。

100studioについて

「アニメーションを通じて人の心を豊かにする」ことを目指し、「クリエイターを支えるスタジオ」として2021年5月に発足。TV・劇場・配信・ゲーム・MVなどアニメーション映像全般の企画と制作を行っている。

アニメーション制作担当実績

・2024年6月公開 劇場オリジナルアニメーション『数分間のエールを』

・2024年7月放送 TVアニメ『この世界は不完全すぎる』

・2025年4月放送 TVアニメ『中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。』

・放送開始時期公開前 TVアニメ『BLACK TORCH』

・放送開始時期公開前 TVアニメ『朱色の仮面』

・2025年11月公開(Prime Video) アニメ『藤本タツキ17-26』(※100studioは『人魚ラプソディ』、『予言のナユタ』のアニメーション制作を担当)

スタジオ概要

事業内容:TV・劇場・配信・ゲーム・MVなどアニメーション映像全般の企画・制作

スタジオ代表:堀口 広太郎

拠点:100studio Tokyo(西荻窪)、100studio Osaka(大阪)、100studio Taipei(台北)、100studio Seoul(ソウル)

公式サイト:https://100studio.jp/

株式会社HIKEについて

アニメ・マンガ・ゲーム・舞台など、IPを主軸としたあらゆるコンテンツを手掛けるエンターテインメントカンパニーとして、スピーディに次々と新しいことにチャレンジし、国内のみならずグローバルにIPの価値を提供していきます。

株式会社HIKE

所在地:〒160-0023 東京都新宿区西新宿3丁目2-4 JRE西新宿テラス3階・4階

代表者:代表取締役 三上 政高

公式サイト:https://hike.inc/

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会社概要

株式会社HIKE

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URL
https://hike.inc
業種
サービス業
本社所在地
東京都新宿区西新宿3-2-4 JRE西新宿テラス4F
電話番号
-
代表者名
三上政高
上場
未上場
資本金
1億5502万円
設立
2018年03月