2024年度前期連続テレビ小説「虎に翼」脚本・吉田恵里香さんが書き下ろした、アロマンティック・アセクシュアルを描いた小説『恋せぬふたり』が重版出来!(本人コメントあり)
「作品を通じて少しでも生きにくい方々がこの社会から減ってくれることを」
2022年4月28日刊行の吉田恵里香さんの書き下ろし小説『恋せぬふたり』(NHK出版)がこの度増刷出来いたしました。増刷を受けて、著者・吉田さんからコメントが寄せられました。本作を「NetGalley」で発売前に公開したところ反響を呼び、「共感した」「考えさせられる」などのレビューが殺到。そちらも合わせてご紹介します。
吉田恵里香さんの書き下ろし小説『恋せぬふたり』がこの度増刷、出来!
この作品では様々な賞をいただき、沢山の方と意見を交わすことができました。
思い入れ深い本作が長きに渡って愛していただけること、本当に嬉しく思っています。
これを機にまた多くの方々に「恋せぬふたり」を知っていただけますように……。アロマンティック・アセクシュアルの方が登場する作品が国内外で少しずつ増えてきていますが、世の中的にはまだまだ理解が進んでいないのが現実です。
微力ですが作品を通じて少しでも生きにくい方々がこの社会から減ってくれることを願っています。
また、執筆から一年半以上の時が流れて私自身改めて作品を読み返すと、新しい気づきや2023年を生きる私目線での反省があったりします。
既に作品をご覧いただいた皆さんにも、もしよろしければ改めて作品に触れていただき、その感覚の違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。
「恋愛や性的な話を振られてもよくわからない。でも愛想笑いをしていれば大丈夫……」
咲子は、そんなもやもやとした気持ちを家族や友人、同僚に理解されないまま、恋愛や結婚を促され続け、居心地の悪さを感じていた。そんなある日、「アロマンティック・アセクシュアル」というセクシュアリティを自認する男性・高橋と出会い、驚くと同時にどこか救われた気持ちになる。
誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないふたりが、自分たちなりの生き方を模索すべく始めた共同生活は、家族、同僚、元彼、ご近所と周囲に波紋をひろげていく。その生活の先にある、それぞれの「幸せ」のあり方とは!?
岸井ゆきの×高橋一生ダブル主演! NHKよるドラ「恋せぬふたり」を、ドラマの脚本を手がける作家・吉田恵里香がみずから書き下ろしたオリジナル小説。小説では、咲子の視点だけでなく高橋の視点からも描くことでそれぞれの内面を深く掘り下げ、また、小説独自の追加描写もあってドラマを楽しんだ人もまた新鮮な気持ちで楽しめる読み応え十分の物語です。
兒玉咲子、高橋を知る
高橋羽、擬態を試みる
咲子、自分語り再び
高橋、未知との遭遇
咲子、お別れをする
咲子、次に進む
咲子と高橋と、一人の女
恋せぬふたり
・ドラマでも突き刺さった言葉が文字として見たときさらに心に染みました。(レビュアー)
・アロマ・アセクという概念にこの作品ではじめて触れ、自身はその分類に当てはまらなくても深く共感することが出来ました。 世の中に小説は星の数ほどあるけれど、恋愛要素がまったく入っていない作品はほとんどないと思います。人の興味の中心には恋愛があるものだとされているこの世界で、恋愛は要りません!と言うことの難しさを、日常をベースに描いた物語です。(図書館関係者)
・自分の価値観を押し付けちゃいけない、普通なんて普通じゃないって、頭ではわかっていても、なかなか自分の行動とは結びつけられない物ですね。 人それぞれの幸せ、人それぞれの生き方、受け入れて生きていける、柔軟な心を持ちたいと強く思いました。(教育関係者)
・外野の人間が嫉妬するのもわかるくらいの素敵な距離感家族です。大切な人を思い出しながら読んでください。(書店関係者)
・同じ「アロマンティック・アセクシュアル」と区切られていても、グラデーションのように個性があるのだと知った。 思えば異性と恋愛する人だって、その辺りの気持ちは人それぞれ、グラデーションなのに、どうして理解できないんだろう。 性自認の違いだけでなく、人に自分の「普通」を強要しないこと、人を分かろうとすることを大事にしていきたいし、人からの押し付けに負けずに、自分の生きたいように生きようと思えるお話でした。(レビュアー)
・おもしろかったーーー。恋せぬ人間わかるーーー!!!と何度も頷きながら読み進めました。いまの時代、結婚がすべてじゃないんだよー(大声)しあわせの形ってそれぞれなんだよー(大声)(教育関係者)
・誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれない”アロマンティック・アセクシュアル”の羽と咲子を主人公に据えた物語ではあるけれど、どんなセクシュアリティを持っている人にとっても、「これは自分のための物語」だと感じられる作品なのではないかと思いました。 それは、「いろんな考え方や嗜好や性質がこの世界には存在していて、”違う”ことを前提に、私たちは他者と関わっていかないといけないんだよ」という時代が到来しつつあることと関係するのかなと感じました。(図書館関係者)
・多くの人は、恋愛して、結婚して、家庭を作るのが「普通」だと思っている。だからそれをしない人を(勝手に)心配し、余計なお世話をしてしまう。人との関わり方は様々な形がある。 恋せぬふたり。家族カッコ仮という関係。 ガチガチに固めた関係よりもずっといい関係だなと思った。いつだって味方でいてくれる相手がいる。それはすごく幸せなことだと思う。(書店関係者)
(NetGalley会員レビューより一部抜粋)
※「NetGalley」(ネットギャリー)とは、出版社が提供する発売前の作品をデジタルデータで読めるサービスです。
脚本家。1987年生まれ。代表作にTVドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『花のち晴れ~花男 Next Season~』、映画『ヒロイン失格』『センセイ君主』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』などがある。小説『脳漿炸裂ガール』シリーズは累計発行部数60万部を突破するなど、映画、テレビドラマ、アニメ、舞台、小説等、ジャンルを問わず多岐にわたる執筆活動を展開している。2024年度前期NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の脚本を執筆。
著者:吉田恵里香
定価:1,760円(税込)
仕様:四六判並製・312ページ
ISBN:978-4-14-005723-0
発行:NHK出版
NHK出版→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000057232022.html
Amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4140057238/
楽天ブックス→https://books.rakuten.co.jp/rb/17072560/
2022年に放送された岸井ゆきのさん×高橋一生さんダブル主演によるNHKよるドラ「恋せぬふたり」。脚本を執筆した吉田恵里香さんは本作で第40回向田邦子賞を最年少受賞し、文化庁芸術祭 テレビドラマ部門の優秀賞を受賞するなど、数々の評価を受けて話題になりました。
ドラマ放送終了直後に発売された、吉田恵里香さんが自ら書き下ろした小説『恋せぬふたり』も着実に売り上げを伸ばし、この度増刷出来しました。セクシャルマイノリティにスポットを当て、吉田さんが自身の問題意識を丁寧に綴った本作。未読の方はこの機会にぜひ手に取ってみてください。- 著者・吉田恵里香さんコメント
この作品では様々な賞をいただき、沢山の方と意見を交わすことができました。
思い入れ深い本作が長きに渡って愛していただけること、本当に嬉しく思っています。
これを機にまた多くの方々に「恋せぬふたり」を知っていただけますように……。アロマンティック・アセクシュアルの方が登場する作品が国内外で少しずつ増えてきていますが、世の中的にはまだまだ理解が進んでいないのが現実です。
微力ですが作品を通じて少しでも生きにくい方々がこの社会から減ってくれることを願っています。
また、執筆から一年半以上の時が流れて私自身改めて作品を読み返すと、新しい気づきや2023年を生きる私目線での反省があったりします。
既に作品をご覧いただいた皆さんにも、もしよろしければ改めて作品に触れていただき、その感覚の違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。
- 小説『恋せぬふたり』について
「恋愛や性的な話を振られてもよくわからない。でも愛想笑いをしていれば大丈夫……」
咲子は、そんなもやもやとした気持ちを家族や友人、同僚に理解されないまま、恋愛や結婚を促され続け、居心地の悪さを感じていた。そんなある日、「アロマンティック・アセクシュアル」というセクシュアリティを自認する男性・高橋と出会い、驚くと同時にどこか救われた気持ちになる。
誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれないふたりが、自分たちなりの生き方を模索すべく始めた共同生活は、家族、同僚、元彼、ご近所と周囲に波紋をひろげていく。その生活の先にある、それぞれの「幸せ」のあり方とは!?
岸井ゆきの×高橋一生ダブル主演! NHKよるドラ「恋せぬふたり」を、ドラマの脚本を手がける作家・吉田恵里香がみずから書き下ろしたオリジナル小説。小説では、咲子の視点だけでなく高橋の視点からも描くことでそれぞれの内面を深く掘り下げ、また、小説独自の追加描写もあってドラマを楽しんだ人もまた新鮮な気持ちで楽しめる読み応え十分の物語です。
《目次》
兒玉咲子、高橋を知る
高橋羽、擬態を試みる
咲子、自分語り再び
高橋、未知との遭遇
咲子、お別れをする
咲子、次に進む
咲子と高橋と、一人の女
恋せぬふたり
- 「NetGalley」ではレビュー多数! 軒並み高評価★
・ドラマでも突き刺さった言葉が文字として見たときさらに心に染みました。(レビュアー)
・アロマ・アセクという概念にこの作品ではじめて触れ、自身はその分類に当てはまらなくても深く共感することが出来ました。 世の中に小説は星の数ほどあるけれど、恋愛要素がまったく入っていない作品はほとんどないと思います。人の興味の中心には恋愛があるものだとされているこの世界で、恋愛は要りません!と言うことの難しさを、日常をベースに描いた物語です。(図書館関係者)
・自分の価値観を押し付けちゃいけない、普通なんて普通じゃないって、頭ではわかっていても、なかなか自分の行動とは結びつけられない物ですね。 人それぞれの幸せ、人それぞれの生き方、受け入れて生きていける、柔軟な心を持ちたいと強く思いました。(教育関係者)
・外野の人間が嫉妬するのもわかるくらいの素敵な距離感家族です。大切な人を思い出しながら読んでください。(書店関係者)
・同じ「アロマンティック・アセクシュアル」と区切られていても、グラデーションのように個性があるのだと知った。 思えば異性と恋愛する人だって、その辺りの気持ちは人それぞれ、グラデーションなのに、どうして理解できないんだろう。 性自認の違いだけでなく、人に自分の「普通」を強要しないこと、人を分かろうとすることを大事にしていきたいし、人からの押し付けに負けずに、自分の生きたいように生きようと思えるお話でした。(レビュアー)
・おもしろかったーーー。恋せぬ人間わかるーーー!!!と何度も頷きながら読み進めました。いまの時代、結婚がすべてじゃないんだよー(大声)しあわせの形ってそれぞれなんだよー(大声)(教育関係者)
・誰にも恋愛感情を抱かず、性的にも惹かれない”アロマンティック・アセクシュアル”の羽と咲子を主人公に据えた物語ではあるけれど、どんなセクシュアリティを持っている人にとっても、「これは自分のための物語」だと感じられる作品なのではないかと思いました。 それは、「いろんな考え方や嗜好や性質がこの世界には存在していて、”違う”ことを前提に、私たちは他者と関わっていかないといけないんだよ」という時代が到来しつつあることと関係するのかなと感じました。(図書館関係者)
・多くの人は、恋愛して、結婚して、家庭を作るのが「普通」だと思っている。だからそれをしない人を(勝手に)心配し、余計なお世話をしてしまう。人との関わり方は様々な形がある。 恋せぬふたり。家族カッコ仮という関係。 ガチガチに固めた関係よりもずっといい関係だなと思った。いつだって味方でいてくれる相手がいる。それはすごく幸せなことだと思う。(書店関係者)
(NetGalley会員レビューより一部抜粋)
※「NetGalley」(ネットギャリー)とは、出版社が提供する発売前の作品をデジタルデータで読めるサービスです。
- 著者プロフィール
脚本家。1987年生まれ。代表作にTVドラマ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』『花のち晴れ~花男 Next Season~』、映画『ヒロイン失格』『センセイ君主』、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』などがある。小説『脳漿炸裂ガール』シリーズは累計発行部数60万部を突破するなど、映画、テレビドラマ、アニメ、舞台、小説等、ジャンルを問わず多岐にわたる執筆活動を展開している。2024年度前期NHKの連続テレビ小説『虎に翼』の脚本を執筆。
- 商品情報
書名:恋せぬふたり
著者:吉田恵里香
定価:1,760円(税込)
仕様:四六判並製・312ページ
ISBN:978-4-14-005723-0
発行:NHK出版
NHK出版→https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000057232022.html
Amazon→https://www.amazon.co.jp/dp/4140057238/
楽天ブックス→https://books.rakuten.co.jp/rb/17072560/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像