千葉大生が墨田区でクリスマスリースづくりの子ども向けSDGsワークショップを実施しました

国立大学法人千葉大学

千葉大学環境ISO学生委員会は、12月4日(日)に、東京都墨田区の古民家と千葉大学墨田サテライトキャンパスにおいて、地域の子ども達を対象に、SDGsや環境意識を啓発する目的で、クリスマスリースとエコバッグづくりのワークショップを実施しました。
  • ワークショップの概要
墨田区からの参加依頼があり、UDCすみだ※が主催するイベントで環境ISO学生委員会がワークショップを担当しました。

<イベント概要>
名称:UDCすみだ「アカデミックハウスプロジェクト」地域と大学つながる古民家~大学のある街の木の下で~
日程:2022年12月4日(日)10:00~16:00
場所:墨田区京島にある古民家、千葉大学墨田サテライトキャンパス
主催:アーバンデザインセンターすみだ(UDCすみだ)
後援:墨田区、千葉大学
協力:千葉大学環境ISO学生委員会、千葉大学鈴木弘樹研究室
サイト:http://udcsumida.jp/2022/11/16/kominkaibento2022/
参加者:墨田区の子ども約90名、保護者約70名、合計約160名

<ワークショップ概要>
イベントの中で学生委員会が担当したワークショップは「千葉大学の学生とクリスマスリースをつくろう!」です。自然の実や落ち葉、不用コスメなどを使って自分だけのクリスマスリースを作るという体験を通じて、リユース、アップサイクルといった身近なSDGsを体験していただくことを目的に、午前と午後に2回ずつ実施しました。

参加した子ども達は、まず、古民家の庭で椎の実や落ち葉を集め、墨田サテライトキャンパスに移動して、クリスマスリースを作るワークショップを行いました。magic waterという特殊な液(株式会社モーンガータ提供のSminkArt)を使用し、使わなくなったアイシャドウなどのコスメを絵の具にアップサイクルして、まつぼっくりなどの飾りに好きな色を塗った後、パーツをリースに着けて世界にひとつだけのクリスマスリースを作りました。その後、持参した古着のTシャツを切って結ぶことでつくるオリジナルエコバッグ作りも行いました。

<企画を担当した学生のコメント>(国際教養学部2年 高栁 美礼)
今回は小学校低学年の子どもたち向けに、植物を使ったクリスマスリースづくりのワークショップを行い、約160名もの方々に参加していただきました。古民家で収集した植物を使ったり、使わなくなったコスメを絵の具に変えて色づけしたりと、飾りの面で環境配慮を意識しました。ワークショップ後には「植物を探すのが楽しかった!」や、「廃棄されるコスメの問題は知らなかった」などの声を聞くことができ、やりがいを感じました。個人的には100人規模のイベントに携わるのは初めてで、材料の確保、時間配分など大変なことも多くありましたが、無事開催することができ、貴重な経験となりました。今後も定期的に墨田区と協力してイベントを開催していければ良いと思っています。

※「UDCすみだ(アーバンデザインセンターすみだ)」は、墨田区が掲げる「大学のあるまちづくり」を一層強力に推進するために設立された、公民学が連携するためのプラットフォームです。 「公」としての墨田区やまちづくり公社、「民」としての区民や墨田区に縁のある企業の方々、「学」としてのiU情報経営イノベーション専門職大学と千葉大学が、共同して墨田区のまちづくりのための企画・構想、連携・推進、情報発信などの役割が果たせるように活動しています。公式サイト https://udcsumida.jp/
 
  • 環境ISO学生委員会は、今年8月には墨田区でほかにも2つのワークショップを開催しました

<墨田区との連携の背景>
千葉大学は2005年に環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を取得し、環境ISO学生委員会が学内におけるEMSを主体的に運用しているほか、学内外で環境やSDGsに関する様々な活動を行っています。
2021年4月に千葉大学墨田サテライトキャンパスが開設され、墨田区との関わりが深くなりました。ISO14001の適用範囲を墨田サテライトキャンパスに広げるにあたり、環境ISO学生委員会の中にも墨田担当を配置したり、墨田区のインターンシップに参加したりするなど、墨田区との関わりを積極的に持つようになりました。その結果、墨田区におけるイベントへの出展など、学生のSDGs活動の幅が広がっていきました。

 

【1】クイズ大会と打ち水でエコを学ぶ
墨田区社会福祉協議会のすみだボランティアセンターが主催する「夏体験ボランティア」の活動メニューのひとつを、学生委員会が担当しました。


名称:2022夏体験ボランティア

日程:2022年8月6日(土)14:00~16:00
場所:すみだボランティアセンター、東武曳舟駅近くの遊歩道
主催:すみだボランティアセンター
サイト:https://www.sumida-shakyo.or.jp/news/katsudo/report-20220812-130400
参加者:墨田区の中学生6名程度、小学生の親子連れ1組

目的:小中学生を対象に、SDGs に関連したクイズやミニゲーム、打ち水ボランティアといった体験活動を通して、環境問題を中心としたSDGsに興味関心を持ってもらうこと

内容:​前半は、すみだボランティアセンター内でSDGsに関する説明やクイズ、すごろくを行いました。参加者がSDGsや環境に関する問題に取り組み、正解を学生が解説するクイズ大会の後、環境問題を学べるすごろくを学生と参加者が一緒に行いました。後半は、水の大切さや打ち水の効果などを学生が説明した後に、曳舟駅の近くにある遊歩道へ行き、曳舟中町会の方々と合流して打ち水ボランティアを行いました。途中、近くを歩いていた子どもたちも飛び入り参加し、様々な世代を超えた交流をしながら、大いに盛り上がりました。

企画を担当した学生の声:工学部 都市環境システムコース 3年 寺町俊輝
「初めての試みで上手くいくか不安でしたが、子どもたちがミニゲームや打ち水を楽しんでいる様子を見ることができ、実施してよかったととても感じました。また、保護者の方からもお礼の言葉をいただくことができ、これからも墨田区での活動が続いていけば良いなと思いました。」


【2】自分だけの竹とんぼを作ろう!
墨田区からの参加依頼があり、東京ソラマチで行われた子ども向けワークショップイベントに出展し、竹工作を通して放置竹林の問題やSDGsについて啓発しました。

名称:ACTiON!すみだSDGs「すみだの"ものづくり"ワークショップin 東京ソラマチ®」
日程:2022年8月7日(日) 10:30~17:30
場所:東京ソラマチ2F9番地
主催:墨田区
サイト:https://www.tobu.co.jp/odekake/campaign/92/
参加者:幼児~小学生の子ども42名、保護者

目的:竹とんぼ工作を通じて、放置竹林の問題について知り“身近な自分ごとのSDGs”として関心を持ってもらう。夏休みの自由研究の助けとなるようなワークショップを行うことで、家に帰ってからも学びが継続することを目指す。

内容:60分間のワークショップを1日に7回実施し、各回6人の子どもが参加し、全回満員となりました。各回では、まず10分程度で「竹害教室」を行い、学生が作成した紙芝居を使って、放置竹林の現状と竹害について説明しました。その後、30分程度で「竹工作」を行い、1人1つ竹とんぼを作りました。完成後は「事後学習資料」として、竹とんぼの材料とSDGsについてまとめたミニ冊子をプレゼントしました。

  • 千葉大学環境ISO学生委員会について
 

千葉大学は、環境マネジメントシステム(EMS)の国際規格であるISO14001を2005年に取得して以来、地域社会に開かれた形でEMSを運用していくことを「環境・エネルギー方針」の柱の1つとして掲げて活動をしています。千葉大学ではEMSを学生主体で運用することを教育の一環としており、2003年に設立された「千葉大学環境ISO学生委員会」が中心となって、学内・地域社会でEMSや様々な環境活動を実施しています。
毎年1~3年生まで約300名が所属し、内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学外緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班、地域交流班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
近年ではSDGsの達成を目指して、企業と連携したプロジェクトも複数実施しています。また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人として企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
◆公式サイト http://chiba-u-siso.xrea.jp/chibasiso/
 
  • 本件に関するお問い合わせ

千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572


 

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会社概要

国立大学法人千葉大学

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URL
https://www.chiba-u.ac.jp/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33  
電話番号
043-251-1111
代表者名
横手 幸太郎
上場
未上場
資本金
-
設立
2004年04月