【謎に包まれた民族の興亡が甦る!】、古代史に新たな光をあてる、歴史巨編ガイドブック誕生!『失われた古代文明 歴史に消えた40の民族』、6月27日に発売。

紀元前4000年〜紀元後550年に偉大な文明を築きながらも、歴史から消えてしまった40の民族の影響力と功績を解き明かす。

河出書房新社

株式会社河出書房新社(本社:東京都新宿区 代表取締役:小野寺優)は、『失われた古代文明 歴史に消えた40の民族』を2024年6月27日に発売します。

彼らは何者だったのか――。

世界史の教科書や歴史の本の中で、古代エジプト、古代メソポタミア、ローマ帝国などの敵国や、交易相手として登場し、それきり触れられることがなかった民族のその後が気になったことはないでしょうか。彼らのように、「偉大な」文明の影で、歴史に埋もれていった民族は、未知の民族も含め数え切れないほど過去に存在したはずです。

本書は、そのような民族がどういう人々で、その後どうなったのかを、明快な地図と希少な遺跡や発掘品などの図版とともに、現在に残された文化・影響まで解き明かす、ロマンに満ち溢れた画期的な書籍です。

世界史上に無数に存在する「忘れられた民族」のなかから、本書では、古代オリエント、地中海地域、ヨーロッパの歴史に焦点を絞り、そこに突如として現れ、謎に包まれた40の民族に迫ります。「偉大な」文明の影に隠れた民族や文明を照らし出すことで、別な角度から古代の西洋文明を浮き彫りにしていきます。

『失われた古代文明 歴史に消えた40の民族』は6月27日発売です。

■本書の構成

40点の地図と150点の貴重図版を掲載しながら、時代に沿って全体を4部に分け、40の民族を紹介していきます。

第1部 世界初の文明――黎明期のメソポタミアとエジプト

世界初の文字体系を発明したシュメール人、史上初の帝国を築いたアッカド人、バビロン帝の「建国者」アムル人、古代エジプトを滅ぼしたヒクソス人など、7つの民族。

第2部 アッシリアからアレクサンドロス大王まで――文明崩壊からの回復

アルファベットを発明したフェニキア人、5000年間民族として存続する遊牧民アラム人、イスラエルの敵となったペリシテ人、槍の使い手にして建築にも名が残るドーリア人、古代最高の魔女の末裔メディア人、シルクロードを制覇した貿易商バクトリア人など、12の民族。

第3部 ローマの登場――地中海を越えて広がる文明

金属細工の達人トラキア人、ローマの共同建国者?サビニ人、ユダヤ人と互いに毛嫌いし合ったサマリア人、女性を戦士にしたサルマティア人など、15の民族。

第4部 西ローマの没落――蛮族の侵入と定住

黒海北岸からイベリア半島まで西へと移動したアラン人、ローマ帝国の命運を左右したヴァンダル人、西ヨーロッパを根底から揺るがした西ゴート人、ローマの後継者東ゴート人、謎の「白フン」エフタル人など、7つの民族。

■本書の特長

  1. 世界史教科書、歴史書、聖書や神話などに登場する民族の興亡や巨大文明とのかかわりを、臨場感のある文章で活写。

  2. 巨大文明と戦い、破れ、滅亡した民族。それぞれの民族が滅亡後に残した文化や影響をコラムで説明。

  3. 各民族が活動した地域の地図を掲載。彼らの勃興から滅亡までの動きをよりリアルに再現。

 

■本文より

(4見開き程度入る)

「第1部・世界初の文明」より「海の民」項
「第2部・アッシリアからアレクサンドロス大王まで」より「イリュリア人」項
「第2部・アッシリアからアレクサンドロス大王まで」より「リュディア人」項
「第2部・アッシリアからアレクサンドロス大王まで」より「カルデア人」項
「第2部・アッシリアからアレクサンドロス大王まで」より「クシュ人」項

■目次より

はじめに 忘れられた世界をよみがえらせる

第1部 世界初の文明 前2700年‒前1200年

アッカド人/アムル人/カナーン人/エラム人/ヒッタイト人/ヒクソス人/海の民

第2部 アッシリアからアレクサンドロス大王まで 前1200年‒前323年

イスラエルの失われた支族/アラム人/ペリシテ人/ドーリア人/フリュギア人/イリュリア人/リュディア人/シケロイ人/メディア人/カルデア人/クシュ人/バクトリア人

第3部 ローマの登場 前753年‒後235年

トラキア人/エペイロス人/サビニ人/サマリア人/ガラマンテス人とヌミディア人/サルマティア人/ナバテア人/ケルトイベリア人/ガラティア人/アルウェルニ人/カトゥウェッラウニ族/イケニ族/バタウィ族/ダキア人

第4部 西ローマの没落 235年‒550年

アラン人/ヴァンダル人/西ゴート人/東ゴート人/アラマン人/ジュート人/エフタル人

エピローグ

参考文献/図版出典/索引

■内容紹介

彼らは何者だったのか――古代中東・地中海地域・ヨーロッパに存在し、巨大文明の陰で歴史に埋もれていった40の失われた民族を、明解な地図と多数図版を用いて解き明かす。

■著訳者紹介

著者:フィリップ・マティザック(Philip Matyszak)

古代ローマを専門とする世界的に著名な歴史学者。オックスフォード大学セントジョンズ・カレッジにおいてローマ史で博士号を取得。著書多数。邦訳に『古代ローマ旅行ガイド』『古代ローマの日常生活』『古代ローマ帝国軍事公式マニュアル』『古代ギリシア人の24時間』などがある。

訳者:安原和見(やすはら・かずみ)

翻訳家。鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業。訳書に『B.C.1177』『これが見納め』『銀河ヒッチハイクガイド』シリーズなど多数。邦訳されたマティザック作品のほとんどの翻訳を行っている。

■書誌情報

書名:失われた古代文明

副題:歴史に消えた40の民族

著者:フィリップ・マティザック

訳者:安原和見訳

仕様:B5変型判/上製

ページ数:288ページ(うちカラー272ページ)

初版発売日:2024年6月27日

定価:3960円(本体3600円)

ISBN:978-4-309-22922-5

https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309229225/

出版社:河出書房新社

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201
代表者名
小野寺優
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
1957年05月