「Digital × 北斎」 in Narita Airport
~ 巨大空間を本物のような迫力ある作品で演出!日本のさらなる魅力を発信~
成田国際空港株式会社
東日本電信電話株式会社千葉事業部
株式会社NTT ArtTechnology
株式会社グリーンポート・エージェンシー
成田国際空港株式会社(代表取締役社長:田村 明比古、以下「成田国際空港」)、東日本電信電話株式会社千葉事業部(執行役員千葉事業部長:境 麻千子、以下「NTT東日本」)、株式会社NTT ArtTechnology(代表取締役社長:国枝 学、以下「NTT ArtTechnology」)、及び株式会社グリーンポート・エージェンシー(代表取締役社長:小島 直人、以下「GPA」)は、日本を訪れた海外のお客様や日本で乗り継ぐお客様に「また日本に来たい」「今度は日本に入国したい」と感じていただけるよう、成田空港第2ターミナルサテライト3階(出国手続き後エリア)の巨大空間(長さ約57m幅約12m)を使い、日本を代表する浮世絵師・葛飾北斎の世界に導く展示を行います。
海外でも人気の高い葛飾北斎の代表作、それを本物のように再現する日本が誇る高精細デジタル化技術、空港の出国手続き後という特別な空間、というそれぞれの特徴を活用した取り組みにより、日本の更なる魅力を発信します。
1.展示概要
【期間】 2024年1月22日(月)~2024年2月13日(火)
【場所】 成田空港 第2ターミナルサテライト3階
出国手続き後エリア NARITA SKY LOUNGE 和 エリア付近
【主催】 成田国際空港
【企画】 NTT東日本千葉事業部、GPA
【制作】 NTT ArtTechnology
【協力】 岩松院、山梨県立博物館、株式会社アルステクネ、株式会社ネイキッド
2.背景
NTT東日本及びNTT ArtTechnologyは、ICTを活用して、様々な人々が身近な環境で文化芸術を楽しむことができる「分散型デジタルミュージアム構想」の実現を目指しています。
その取り組みの一つとして、今も海外で非常に人気が高い葛飾北斎をテーマとした「Digital×北斎」プロジェクトを、高度なデジタル化技術(特許技術)を有する株式会社アルステクネと連携して推進しています。
これまでに山梨県立博物館所蔵の「冨嶽三十六景」や長野県小布施町にある岩松院の本堂天井に描かれた「鳳凰図」(通称:八方睨み鳳凰図)の高精細デジタルデータを活用した展覧会を開催し、まるで本物の作品を見ているかのような鑑賞体験を通じて、その後多くの方々がそれぞれの所蔵元を訪れています。
本取り組みの会場となる成田空港は、世界と日本、そして国内各地の結節点であり、中でも、出国手続き後のエリアは海外のお客様が最後に日本を感じる特別な空間です。
その特別な場所で、ヨーロッパの印象派の画家をはじめ、世界中のアーティストに影響を与えている葛飾北斎の代表作の数々により迫力ある空間を創造することで、海外のお客様の日本の地方への興味を喚起し、再来日を促すことができることを期待し、4社が連携して本取り組みを実施することとなりました。
3.展示作品
①岩松院本堂天井絵「鳳凰図」(縮小版複製画)※縦4m×横4.8m、面積比1/2
②「冨嶽三十六景」(拡大版複製画10図) (原画:山梨県立博物館所蔵)
※縦2.4m×横3.5m、面積比85倍
③「冨嶽三十六景」(拡大版静止画投影全47図) (原画:山梨県立博物館所蔵)
※縦2.4m×横3.5m、面積比85倍
④「NAKED meets 北斎」動画上映(約4分)
⑤「大鳳凰図転生物語」動画上映(約3分)
※展示作品詳細については下記参照
【本件に関する報道機関からのお問い合わせ先】
【成田空港に関すること】
成田国際空港 CS・ES推進部 営業企画推進室 北川、鎌田
Tel :080-5099-1530(北川) 080-5099-3265(鎌田)
【展示運営に関すること】
NTT東日本千葉事業部 企画総務部 広報担当 関、北島
Tel :043-274-2129
E-mail:kouhou-chiba-gm@east.ntt.co.jp
【作品ならびに高精細デジタル化技術に関すること】
NTT ArtTechnology デジタルアート推進事業部
E-mail:digitalart@ntt-arttechnology.com
〇葛飾北斎「冨嶽三十六景」
山梨県立博物館所蔵の「冨嶽三十六景」は、その良好な品質と保存状態から、新千円札や新パスポートの元絵のひとつとして選定されている日本有数のコレクション。株式会社アルステクネ(以下、「アルステクネ」)が同社の特許技術「三次元質感画像処理技術(DTIP)」を活用し、2018年に山梨県の公認事業として高精細デジタル化を実施。その後NTT東日本主催「Digital×北斎」展シリーズの【序章】(2019年11月~2020年2月)、【破章】(2020年12月~2022年7月)、【急章その1】(2023年4月~12月)(いずれも東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター[ICC]にて開催)などで高精細複製画や高精細データを使用して制作したデジタルアプリケーションの展示を行った。
※「Digital×北斎」展シリーズ https://www.ntt-east.co.jp/art/index.html
〇葛飾北斎 岩松院本堂天井絵「鳳凰図」
葛飾北斎が晩年に小布施の豪農商、髙井鴻山に招かれ小布施を訪問し制作した天井絵。間口6.3m、奥行5.5m、21畳分の大きさで北斎最大の肉筆画と言われている。2021年にNTT ArtTechnologyとアルステクネが連携し、アルステクネの特許技術「三次元質感画像処理技術(DTIP)」を活用して高精細デジタル化を実施。2022年6月~7月にNTT東日本主催「Digital×北斎」特別展をICCで開催し、原寸大の高精細複製画のほか、岩松院本堂と同じ大きさの空間(間口6.3m、奥行5.5m、高さ5m)の5面(正面、左右、天井、床面)に映像を投影し、「鳳凰図」の中に入りこんだような鑑賞体験を提供する作品「3Dダイブシアター」を展示し、大きな話題を集めた。また展覧会鑑賞者の多くが実際に岩松院を訪れた。
〇NAKED meets 北斎
アルステクネがデジタル化した高精細データを用い、株式会社ネイキッドと共同で2019年に制作した「冨嶽三十六景」をテーマにした動画作品。今回は動画の左右にモチーフとなっている作品をあわせて投影する。約4分。
〇大鳳凰図転生物語
NTT ArtTechnologyとアルステクネが「Digital×北斎」特別展の3Dダイブシアター用に制作した映像を2Dに再編集して上映。約3分。
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