『メ~テレドキュメント「面会報告~入管と人権~」』が、第26回PROGRESS賞 最優秀賞を受賞!
テレビ朝日系列24社の放送番組審議会の代表者が選ぶ、第26回PROGRESS(プログレス)賞の選考がこのほど行われ、系列各社がエントリーした番組のなかからメ~テレ制作の「メ~テレドキュメント「面会報告~入管と人権~」』が最優秀賞に決定しました。
メ~テレのエントリー番組が最優秀賞に選ばれるのは、9年ぶり4回目です。
メ~テレのエントリー番組が最優秀賞に選ばれるのは、9年ぶり4回目です。
PROGRESS賞は、1995年、テレビ朝日系列24社の番組審議会委員が推奨する最高の賞と位置づけ、番組審議会委員の発意により、放送番組のより一層の質的向上・系列各局の制作力の向上に資するものとして制定されました。系列全社が参加し、ジャンルは問わず、前年度に自社制作し放送された番組の中から、各社1作品をエントリーし、各社番組審議会委員(選考委員)による選考作業(ブロック別および全国選考の2段階)を経て決定されます。
なお、この番組は、テレビ朝日系列24局で再放送される予定です。
第26回PROGRESS賞 【最優秀賞】
『メ~テレドキュメント「面会報告~入管と人権~」』
放送:2020年3月30日(月)
プロデューサー:村瀬史憲 ディレクター:小島佑樹 前田怜実
朗読:中里雅子 ナレーション:倉橋友和
撮影:高田竜也 編集:鈴木建晴 音効:村上祐美 MA: 河合亮輔
【番組内容】
名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)に収容されている非正規滞在外国人との面会を続ける西山誠子さんの活動を綴りました。
面会相手のひとり、長期収容されているトルコ国籍の男性には、病を抱える幼い子供がいます。また中国国籍の少女は、父親の大学院退学により在留資格を失いましたが、「仮放免」が認められ公立小中学校、高校さらには大学に合格。しかし、夢への一歩を踏み出そうとした矢先、一家は中国へ強制送還されました。「入管は権力だが収容者は個人。誰かが監視しなければ人権侵害は起こり得る」。西山さんが面会を続ける理由です。外国人労働力の受け入れへ政府が舵を切る中で、「入管の裁量」という不明確な基準で人生を左右される人々がいます。西山さんが面会の度に記録してきた「面会報告」をもとに、日本の入管行政の実態と課題を伝えます。
【写真】
【受賞のコメント】
●ディレクター 小島佑樹 (メ~テレ 報道局ニュース情報センター)
西山さんの面会報告には、名古屋入管に収容されている外国人の不自由さ、入管制度の異様さ、入管制度の不確実さなどが、時に冷静に、時に感情的に記されています。西山さんは10年続く面会活動を「小さなことの積み重ね」と話しますが、なかなかできることではありません。
西山さんがなぜこれほどまでに熱意をもって入管に通い続けているのか。それほど、外国人を取り巻く問題が多く、解決しないまま置き去りにされているのだと思います。引き続き、発信し続けたいと思います。
●ディレクター 前田怜実 (メ~テレ 報道局ニュース情報センター)
西山さんは10年近く、ほぼ毎週欠かさず名古屋入管に足を運んでいましたが、入管を取り巻く問題は、たくさんあると常におっしゃっていました。
私自身も、今回の取材中に何度も、名古屋入管について、そして入管制度のあいまいさなどについて、西山さんから学ばせていただき、そして多くの問題がまだまだ残っていることを知りました。
いまだに残る問題などをこれからも発信していけるよう、入管制度などの問題を追い続けていきたいと思います。
●プロデューサー 村瀬史憲 (メ~テレ 報道局ニュース情報センター)
栄えある賞に選んでいただき、スタッフ一同感謝しております。読書少女だった西山さんは、小学生の時にジェンナーやヘレンケラーの伝記に触れ、「自分もいつか世の中の役に立つ人間になりたい」と思ったそうです。70歳をすぎ、手術のあとも名古屋入管に通う西山さんの姿は、偉人そのものです。西山さんの「小さな行い」の尊さが、多くの人に伝わることを望んでいます。
なお、この番組は、テレビ朝日系列24局で再放送される予定です。
第26回PROGRESS賞 【最優秀賞】
『メ~テレドキュメント「面会報告~入管と人権~」』
放送:2020年3月30日(月)
プロデューサー:村瀬史憲 ディレクター:小島佑樹 前田怜実
朗読:中里雅子 ナレーション:倉橋友和
撮影:高田竜也 編集:鈴木建晴 音効:村上祐美 MA: 河合亮輔
【番組内容】
名古屋出入国在留管理局(名古屋入管)に収容されている非正規滞在外国人との面会を続ける西山誠子さんの活動を綴りました。
面会相手のひとり、長期収容されているトルコ国籍の男性には、病を抱える幼い子供がいます。また中国国籍の少女は、父親の大学院退学により在留資格を失いましたが、「仮放免」が認められ公立小中学校、高校さらには大学に合格。しかし、夢への一歩を踏み出そうとした矢先、一家は中国へ強制送還されました。「入管は権力だが収容者は個人。誰かが監視しなければ人権侵害は起こり得る」。西山さんが面会を続ける理由です。外国人労働力の受け入れへ政府が舵を切る中で、「入管の裁量」という不明確な基準で人生を左右される人々がいます。西山さんが面会の度に記録してきた「面会報告」をもとに、日本の入管行政の実態と課題を伝えます。
【写真】
【受賞のコメント】
●ディレクター 小島佑樹 (メ~テレ 報道局ニュース情報センター)
西山さんの面会報告には、名古屋入管に収容されている外国人の不自由さ、入管制度の異様さ、入管制度の不確実さなどが、時に冷静に、時に感情的に記されています。西山さんは10年続く面会活動を「小さなことの積み重ね」と話しますが、なかなかできることではありません。
西山さんがなぜこれほどまでに熱意をもって入管に通い続けているのか。それほど、外国人を取り巻く問題が多く、解決しないまま置き去りにされているのだと思います。引き続き、発信し続けたいと思います。
●ディレクター 前田怜実 (メ~テレ 報道局ニュース情報センター)
西山さんは10年近く、ほぼ毎週欠かさず名古屋入管に足を運んでいましたが、入管を取り巻く問題は、たくさんあると常におっしゃっていました。
私自身も、今回の取材中に何度も、名古屋入管について、そして入管制度のあいまいさなどについて、西山さんから学ばせていただき、そして多くの問題がまだまだ残っていることを知りました。
いまだに残る問題などをこれからも発信していけるよう、入管制度などの問題を追い続けていきたいと思います。
●プロデューサー 村瀬史憲 (メ~テレ 報道局ニュース情報センター)
栄えある賞に選んでいただき、スタッフ一同感謝しております。読書少女だった西山さんは、小学生の時にジェンナーやヘレンケラーの伝記に触れ、「自分もいつか世の中の役に立つ人間になりたい」と思ったそうです。70歳をすぎ、手術のあとも名古屋入管に通う西山さんの姿は、偉人そのものです。西山さんの「小さな行い」の尊さが、多くの人に伝わることを望んでいます。
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