【ダイヤモンドリーグ第1戦アモイ】村竹ラシッドが開幕戦2位!三浦龍司とともに世界陸上日本代表内定!

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4月26日(土)、世界最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)が幕を開けました。第1戦の会場は中国の福建省厦門(アモイ)。日本人選手は5名が出場し、好記録も飛び出しました。

最大の注目を浴びたのが、男子110mハードルの村竹ラシッド(JAL)です。昨年8月のパリ五輪で日本勢初となる決勝進出を果たして5位入賞。今季は東京2025世界陸上競技選手権大会(以下、東京2025世界陸上)の参加標準記録(13秒27)を破った次点で代表に内定する状況下でシーズン初戦を迎えました。レースは得意とする後半の伸びが光って13秒14の2位。「思った以上にいいタイムが出た」と驚きを口にするほどの好内容で、世界陸上日本代表内定となりました。

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冬の練習ではウエートトレーニングの頻度を増やし、課題としていたスプリント力をパワーで補うイメージで鍛えていました。レースでは、終盤まで先頭を走っていたパリ五輪覇者のホロウェイ(米国)ら強豪に食らいつき「かなり自信になった。すごく成果が出ているというふうに思います」と納得の表情でした。世界選手権に向けては「当然出ないと行けない立場だったので、決められて一安心。メダルを取って、決勝で12秒台を出せたら最高」と意欲を燃やしました。

泉谷駿介(住友電工)は海外勢のスピードについていけず、13秒39の8位となり「結構練習も頑張ったつもりなんですけど、あまりいい結果が出なかった。何とも言えない気持ち」と険しい表情でした。世界選手権では、走り幅跳びと2種目でのメダル獲得を目標に掲げており「この調子では駄目。ちょっといろいろ考えようかなと思います」と話しました。

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男子3000m障害物で昨年パリ五輪8位の三浦龍司(SUBARU)は8分10秒11をマークし、世界選手権の参加標準記録(8分15秒00)を切って3大会連続の世界選手権代表に決まりました。終盤は海外勢のスパートについていけずに6位となりましたが、前半から落ち着いてペースを刻み「走りの中に余裕があった。いい刺激をもらいながら大会に臨めた」と頬を緩めました。

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冬の期間は「メリハリをつけることができた」と言うように、1月の全日本実業団対抗駅伝競走大会後にはリフレッシュの期間も設けました。再スタートを切ってからは海外勢と互角に渡り合う走力に磨きをかけ、3000m障害物では初戦ながら好内容のレースを展開しました。世界選手権へ「メダル、表彰台というところは目指していきたい。それをかなえるためには、自己ベスト(8分09秒91)更新が必須」と表情を引き締めました。

男子300mハードルの豊田兼(トヨタ自動車)は自身初のDLで表彰台の一角を射止めました。34秒22で3位となり「自分の中で目標にしていたのが3番だった。達成できて非常に満足している」と笑みがはじけました。ハードルの試合は、400mハードルに出場した昨年8月のパリ五輪以来で「少し緊張した部分もあったが、だいぶ感覚を取り戻せた。さらにステップアップしていけそうな感覚がある」と好感触を口にしました。

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同じレースでは、カールステン・ワルホルム(ノルウェー)が自身の持つ世界最高記録(33秒26)を上回る33秒05を樹立。「世界には自分の前を走る選手が大勢いる。そういった選手に食らいついて、世界陸上のファイナリストという目標を達成したい」と決意を新たにしました。

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男子100mのサニブラウン アブデルハキーム(東レ)は、10秒42(+0.2)の10位でした。100mでは今季の初戦でしたが「思うように体が動かなくて、ほとんど収穫はないような走りになってしまったかなという感覚」と悔しそうな表情でした。スタート直後に脚をつったそうで「アップの動きは悪くなかったんですけど、スタートで(体が)浮いてしまった。いい走りにつなげられなかった」と要因を分析。9月の世界選手権を見据え、じっくりと状態を上げていく考えを示しました。

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昨年のDL開幕戦でいきなり世界記録をマークした男子棒高跳びのアルマント・デュプランティス(スウェーデン)は5m92で頂点に立ち、女子走り高跳びのヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)も1m97で優勝。ともに自身が持つ世界記録更新はならなかったものの、パリ五輪金メダリストが観衆を沸かせた。

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1週間後に中国・紹興で行われる第2戦(5月3日)では、村竹や泉谷、三浦、男子5000mの佐藤圭汰(駒澤大学)のほか、女子やり投げで世界選手権2連覇を狙う北口榛花(JAL)が今季初戦としてエントリー。本格化するトラック&フィールド種目の争いから目が離せなくなりそうです。

【村竹ラシッド(JAL)コメント】

男子110mハードル 2位 13秒14(+0.3)
東京2025世界陸上日本代表内定

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今回は確実に標準を切ろうと思って臨んでいたので、そこは達成できて良かったと思います。思った以上にいいタイムが出たので、ちょっとびっくりしています。
初戦ということでアップではいつも以上に緊張しましたが、その後は自分でも驚くくらい集中できて、落ち着いた状態で臨めたので、そこが良かったんじゃないかなと思います。(ハードルの)3、4台目辺りから加速していくレースプランなので、自分のやりたいことはできたかなという感じです。試合をどんどん重ねていく中で、いいものに仕上げていきたいです。

世界選手権は当然出ないといけない立場だったので、今回決められて一安心というところです。国内外ともにまだまだ速い選手はいっぱいいるので、気を抜かずに頑張っていけたらなと思います。メダルを取って、決勝で12秒台を出せたら最高かなと思います。

【三浦龍司(SUBARU)コメント】

男子3000m障害物 6位 8分10秒11
東京2025世界陸上日本代表内定

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今回のレースは(8分)15秒を切ることが最大の目標だったので、達成することができてすごくほっとしています。一発目のレースで(派遣標準記録を)切りたいと思っていました。思い通りに走ることができて、そこそこいいタイムだったと思います。10秒台を出して内定を決められたのは、今のスタートダッシュとしてはすごくいいことなんじゃないかと思っています。
前半はすごく走りの中に余裕がありました。最後の数百mに課題は残りますけど、前半の入り、動き出しはすごく良かったんじゃないかなと思います。先頭集団は速いペースで、上のタイム層で固まっていたので、そこに食いつけるようにならないといけないなと思いました。
 
久しぶりにこういう国際大会に戻ってきてやっぱり緊張感やいい刺激をもらいながら大会に臨むことができました。タイムも思っていた以上に出すことができましたし、結構メリットが大きい大会になったと思います。これが1戦目にできてすごく良かったです。世界選手権ではメダル、表彰台というところは目指していきたいので、メダル、表彰台というところは目指していきたい。それをかなえるためには、自己ベスト(8分09秒91)更新が必須。この5カ月だったり、DLを使ったりして更新していきたいです。

【豊田兼(トヨタ自動車)コメント】

男子300mハードル 3位 34秒22

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自分の中で目標にしていたのが3番という順位だったので、それを達成できて非常に満足しています。ダイヤモンドリーグは初めてだったので、すごく大勢の観客に囲まれる中で走るというのは緊張したんですけど、すごく楽しいレースになりました。
昨年のパリ五輪以来のハードルの試合だったので、すごく緊張した部分もあったんですけど、だいぶ感覚を取り戻せて、さらにステップアップしていけそうな感覚があります。

これからゴールデングランプリやアジア選手権があるので、このまま400mハードルに切り替わってもいい結果が出せるように精進していきたいと思います。世界には自分の前を走る選手が大勢いるので、そういった選手に食らいついて、世界陸上のファイナリストという目標を達成したいと思います。

【サニブラウン アブデルハキーム(東レ)コメント】

男子100m 10位 10秒42(+0.2)

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アップの動きは悪くなかったんですけど、スタートで(体が)浮いてしまっって、その影響で(脚を)つってしまった。いい走りにつなげられなかった。自分が今いる位置の確認と、練習でやっていることがいかに試合で出せるかっていうのを大事にしていきたいなという位置づけの大会だったんですけど、ちょっと思うように体が動かなくて、ほとんど収穫はないような走りになってしまったのかなという感覚です。

今シーズンに関しては、世界陸上が9月にあって、ちょっと例年より長い間隔で調整していかないといけないので、そこは本当にしっかりコーチと毎月毎月、毎日毎日しっかりつくりあげていって、日本選手権、世界陸上につなげていければなと思っています。

【東京2025世界陸上】

◆期日:2025年9月13日(土)~21日(日)
◆会場:国立競技場(東京)
◆チケット情報:https://tokyo25-lp.pia.jp/ 

▼東京2025世界陸上競技選手権大会 日本代表選手選考要項
https://www.jaaf.or.jp/files/upload/202403/27_103941.pdf
▼東京2025世界陸上 参加資格有資格者一覧
https://www.jaaf.or.jp/news/article/20947/

【セイコーGGP】国立競技場に超人集結!

>>https://goldengrandprix-japan.com/2025/ticket/

ダイヤモンドリーグ厦門大会に出場した村竹ラシッド、泉谷駿介、三浦龍司、豊田兼、サニブラウンアブデルハキームも出場予定!
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▼出場選手情報
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▼楽しむガイド
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会社概要

URL
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業種
財団法人・社団法人・宗教法人
本社所在地
東京都新宿区霞ヶ丘町4-2 JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE 9階
電話番号
050-1746-8410
代表者名
横川浩
上場
未上場
資本金
-
設立
1925年03月