京都芸術大学の学生が第35回「新人シナリオコンクール」大伴昌司賞を受賞 「アウトレイジ」に憧れ、授業で高めたセリフの精度
『ヤクザ依存』古谷弦大 映画化望む審査員の声も
京都芸術大学(京都市左京区/学長:佐藤 卓)は、通学課程・通信課程あわせて約23,000名が学ぶ日本最大級の総合芸術大学です。
このたび、本学文芸表現学科の4年生、古谷弦大(ふるたに・げんた)さんの長編シナリオ「ヤクザ依存」が、日本シナリオ作家協会主催の第35回 新人シナリオコンクールにて特別賞 大伴昌司賞を受賞いたしました。

受賞作の「ヤクザ依存」は、衰退するヤクザの世界に生きる若き組員を主人公とした物語。古谷さんは映画「アウトレイジ」に憧れて本作を執筆しました。
「シナリオ」誌上に掲載された講評では、審査委員長の加藤正人氏をはじめ、多くの審査員が「セリフの上手さ、達者さ」を挙げて古谷さんの筆力を評価し、映画化への期待を寄せました。
古谷さんの所属する、本学の文芸表現学科 クリエイティブ・ライティングコースでは、小説家、脚本家、ライター、編集者など「ことばのプロ」としての可能性を広げるための実践的な指導が行われており、本作も授業を通して執筆し、何度も改稿が重ねられました。
こうして完成した作品が歴史ある賞を受賞したことは、本学の学びが社会につながる象徴的な成果だと受け止めています。
なお、同学科の卒業生には、2025年に「鳥の夢の場合」で第68回群像新人文学賞を受賞した駒田隼也さんや、「救われてんじゃねえよ」で第21回「女による女のためのR-18文学賞」大賞を受賞した上村裕香さんらがおり、注目の書き手を次々と輩出しています。
本学では、今後も芸術全般にわたる実践的な学びを通じて、それぞれの分野で活躍する創作者の育成に取り組んでまいります。
作者よりコメント
このたびは自身の作品をこのような形で評価していただき、大変嬉しく思っています。
3年前、小説を書くつもりで入学しましたが、その後シナリオを専攻し、気づけば2年間向き合ってきました。その中で培ってきたものが今回の受賞につながったのだと思うと、続けてきてよかったと感じます。
受賞作「ヤクザ依存」は、自分の趣味を強く反映した作品でもあります。だからこそ、それを面白いと言っていただけたことはとても嬉しいです。
受賞を励みに、これからも学びを深め、より面白い作品を書いていきます。
古谷弦大(ふるたに・げんた)…2003年生まれ。奈良県出身。京都芸術大学在学中。
「ヤクザ依存」内容紹介
舞台は、急速に衰退する現代ヤクザ社会。主人公・金田正義は幼いころに両親を亡くし、ヤクザ一家・組織の部屋住みとなって、なんとか24歳まで生き延びてきたのだが、暴対法の締めつけがどんどん厳しくなる現代社会のなかで前時代的なヤクザは困窮を極め、また、生きづらさにも限界を感じ、暴力団を辞めて堅気になろうとする。
しかし、両親のいない彼にとってヤクザ一家は幼いころからの家族であり、そこを辞めるということは家族を捨てるということを意味する。また、ヤメ暴でホームレスの知人からは「現代社会ではヤクザは辞めてからのほうが地獄だ」という現実を聞かされ、ますます葛藤する。そんなとき、ある事件が起こって……。
⬛︎ 京都芸術大学について
国内最大規模の芸術大学として通学課程、通信教育課程を合わせ、国内外から23,000名を超える多様な年齢層の意欲的な学生が集まる教育機関です。芸術を通して社会で必要な力を育成しています。芸術を学んだ学生が社会を変える「藝術立国」を教育目標に掲げ、通学課程では特に"社会と芸術"の関わりを重視した芸術教育を推進。企業や自治体などが抱える課題を、学生たちがアート・デザインの力で解決する「社会実装プロジェクト」を年間100件以上実施しています。学科を超えたグループワークや実際の仕事を通して、社会性を備えた表現者を育成しています。
所在地:〒606-8271 京都府京都市左京区北白川瓜生山町2-116
URL:https://www.kyoto-art.ac.jp/
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