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海と日本プロジェクト広報事務局
会社概要

灯台は人と海をつなげ、未来を照らす役割!「海と灯台フォーラム 2021」を開催しました

2022年3月14日(月)代官⼭蔦屋書店シェアラウンジ

海と日本プロジェクト広報事務局

全国灯台文化価値創造フォーラムは、「海と灯台プロジェクト」2021年の活動の集⼤成として、「海と灯台フォーラム 2021」を3月14日、代官⼭蔦屋書店2Fシェアラウンジにて開催いたしました。灯台を起点とした地域活動の発信や、地域間の連携を活性化することを⽬的とし、航路標識以外の役割が広がりつつある灯台の存在意義について、有識者によるトークセッションを通じて⽂化的・ 社会的・歴史的観点から掘り下げました。また、灯台を中⼼とした海洋体験など、新たな価値の創造を提言。このイベントは、次世代へ海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

オンライン視聴・関連サイト
当日は会場での実施に加え、YouTubeでライブ配信を行いました。
■Youtube ライブ配信アーカイブ:https://www.youtube.com/watch?v=EGztdYbz5OM
■「海と灯台プロジェクト」公式サイト:https://toudai.uminohi.jp/event/post-5134/
■代官山蔦屋書店(T-SITE):https://store.tsite.jp/daikanyama/event/shop/25244-1405230304.html 

イベント概要
日時 2022年3月14日(月)11時~13時
会場 代官⼭蔦屋書店2F SHARE LOUNGE イベントスペース
プログラム ・主催者挨拶:日本財団 会長 笹川陽平(ビデオメッセージ)
・海上保安庁長官 挨拶(ビデオメッセージ)
・トークセッション1
【テーマ:灯台が日本の海と地域にもたらしたものは?その価値を伝えていくために】
登壇者 笠井信輔氏、安部龍太郎氏、藤岡洋保氏、中江有里氏
・海上保安庁「航路標識協力団体制度」説明
・トークセッション2
 【テーマ:異分野・異業種連携による新たな灯台利活用の可能性】
登壇者 不動まゆう氏、土井地博氏、詩歩氏、三野富士雄氏
・2022年度に向けた展望:日本財団 常務理事 海野光行


●会場内での連動展開
①「海と日本プロジェクト」関連商品をラウンジ内に展示
素肌にも海にもやさしい日焼け止め「海へのおもいやりUVケア」、燈の守り人「出雲日御碕灯台」御朱印帳、びわ湖ブルーティー、ニテコサイダーなど、各種オリジナル商品が展示紹介されました。

②蔦屋書店売り場での灯台関連本コーナーを特別設置
デジタルサイネージやポスター、ミニのぼりやコースターなどの装飾演出とともに展開されました。


●主催者挨拶:日本財団 会長 笹川陽平

「海と灯台はロマンに満ち溢れたもの。四海に囲まれる日本では、航海は古代から続けられていましたが、江戸時代の終盤まで日本の海は漆黒の海と呼ばれるほど暗かったと言います。明治初期に日本に作られ始めた灯台が状況を一変させました。近代化と歩調を合わせるように建てられた灯台は、命の灯りとなり海の安全を守るだけでなく、地域の海の歴史・文化・誇りを担い、景観美を形作るなど、さまざまな役割を果たす存在です。」(ビデオメッセージより)

●海上保安庁長官挨拶:奥島高弘長官

「海上保安庁は平和で豊かな海を守り、国⺠の安⼼安全を確保するため、様々な活動を⾏っています。合計で全国に約5,000箇所の航路標識を設置し管理をしています。以来、灯台は全国で、日々、海の安全を守るために重要な役割を担っております。灯台の設置は神奈川県横須賀に観⾳埼灯台を建設したことに始まります。昨年、航路標識法を改正し、航路標識協力団体制度を創設しました。本制度の活⽤が進むことは海上保安庁として灯台の管理や維持に⼤きく資するものと考えています。」(ビデオメッセージより)


●トークセッションPart1
【テーマ:灯台が日本の海と地域にもたらしたものは? その価値を伝えていくために】

昨年「中村獅童の灯台見聞録」(※)に出演された藤岡先生と笠井氏、直木賞作家であり雑誌サライ連載「半島をゆく」で全国の灯台を見てこられた安部先生、女優、歌手、作家としても活躍する中江さんに、それぞれの「灯台体験」の中で感じた「灯台が日本の海と地域にもたらした歴史的・文化的価値」について語り合っていただきました。また、「中村獅童の灯台見聞録」に出演され、灯台についてたいへん興味を持っていただいている歌舞伎役者・俳優の中村獅童さんからのメッセージも紹介されました。
登壇者:
笠井信輔氏(フリーアナウンサー※ファシリテーター)
安部龍太郎氏(作家)
藤岡洋保氏(東京工業大学名誉教授)
中江有里氏(女優・作家・歌手)
(※)「中村獅童の灯台見聞録」https://www.youtube.com/watch?v=8tMovAq-wMI

出雲日御碕灯台を例に、「明治時代の灯台誘致の請願」「灯塔のつくり方」「灯台のデザイン」をテーマにトークセッション。藤岡氏からは、太平洋側の横浜や神戸には灯台が作られた一方、日本海側にはなかなか作られず、そこには外国の思惑がからんでいた可能性が高いこと、安部氏からは本州最北にあり津軽海峡を望む尻屋埼灯台の歴史、中江氏からは灯台の地域における役割について語られました。出雲日御碕灯台の工事現場の写真を交えて、人力でどうつくられたのか、現地の状況に合わせた工夫が必要であったことや、高い崖の上に建っていながら日本一の高さである必要があった理由について等、考察を述べられました。また、歴代最高の灯台設計者といわれる三浦忍氏の設計した戦前の鉄筋コンクリート造灯台の最高峰、中知床岬灯台(現アニワ灯台)や大阪港北突堤灯台、樺島灯台のデザインについて詳しく紹介されました。同じように見える灯台でも全て違うデザインであることが伺え、自然の風景とマッチした美しい灯台の価値について語られました。


●海上保安庁交通部・江原一太朗企画課長による「航路標識協力団体制度」説明

「航路標識協力団体制度」は、民間のアイデアを、海上の交通安全に加え、灯台の維持管理や歴史的・文化的価値の伝承に活かそうというもの。地域資源として活用する取り組みを行う各地域の団体に、法令上の位置づけとして「航路標識協力団体制度」の指定がされます。協力団体の指定がされたあと、海上保安庁からの情報提供や、軽微な工事等を通じ、地域と連携していく仕組みです。


●トークセッションPart2
【テーマ:異分野・異業種連携による新たな灯台利活用の可能性】

海上保安庁からの航路標識協力団体制度の説明をうけ、これまでの活用事例も織り交ぜながら、灯台の有識者の方に加えて異業種の方をゲストに迎えて、灯台の新たな可能性についてお話頂きました。
キャンプや各種アクティビティ等のアウトドアや旅行等と融合した活用の可能性について各々のご実績を紹介とともに、ディスカッションされました。また地方の灯台(長崎、石川)とオンラインでつなぎ、地方での灯台利活用事例を紹介しました。
登壇者:
不動まゆう氏(灯台どうだい?編集長 ※ファシリテーター)
土井地博氏(ビームス執行役員)
詩歩氏(死ぬまでに行きたい!世界の絶景プロデューサー)
三野富士雄氏(灯台写真家/エッセイスト)

灯台の利活用について、「灯台どうだい?」の編集長、不動氏をファシリテーターとし、多様なアイデアが議論されました。土井地氏はビームスでも実践している「コラボ」の面白さや価値もふまえ、まずは「知るきっかけ」を作り、自分と向き合える場所であることを伝え人生のタッチポイントになるような視点が大切であると語りました。詩歩氏は、絶景の定義として”見た目の美しさとストーリー性”の観点で見ているが、灯台もまさにその二点での楽しみ方ができ、今の時代は旅先の情報もSNSで検索するので、自治体の方は地元ならではの時間帯を変えた写真等を掲載すると親しみを感じると話しました。「灯台と人々の物語」をテーマに撮影・取材をしている三野氏からは、灯台守の働きや生き様を通した学びをテーマに灯台の歴史を掘り起こして伝える役割も大きいと述べました。

後半は、“灯台の新たな利活用“を実践されている自治体とZOOMで繋ぎ、生中継。長崎県の伊王島灯台は、日本で初めての鉄造六角形の洋式灯台で、明治4年に本点灯。昭和20年、原爆で被害を受けたため、コンクリート四角形に、その後、平成15年に建設当時の六角形に復元されました。中継では、指定管理者として伊王島灯台記念館を運営されている他、伊王島で宿泊施設、温浴施設などを営業し、カフェも展開しているアイランド・ナガサキの應戸氏から灯台の楽しみ方をご案内。続いて、能登半島の最先端にある明治16年に建造された禄剛埼灯台と中継。禄剛埼灯台の登り口にある道の駅・狼煙の小寺氏からは、2019年に禄剛埼灯台で行われた「能登半島最先端の灯り」での「プロジェクションマッピング“デジタル掛け軸”」を行ったことや、石川県立飯田高等学校主で、道の駅・狼煙や珠洲市、海上保安庁バックアップで行われた「さいはてグルメフェスタinのろし」を開催したこと等が紹介されました。

●2022年度に向けた展望:日本財団 常務理事 海野光行

日本財団の海野常務理事からは、これまで「海と日本プロジェクト」で実践されてきた灯台の歴史的・文化的価値を再発見するための活動を紹介した後、これからの展望が語られました。
2022年11月の「海と灯台ウィーク」期間中に海上保安庁、地上自治体、有識者に加え、灯台に関心が高い一般の方々が集う、大規模シンポジウムイベントを開催予定、書籍「海と灯台学」の出版。全国からテーマ別にピックアップした灯台の地域固有の歴史や文化的価値を探究するショートムービーを制作し、教養ドキュメントとしてシリーズ化。また、新たな灯台利活用モデルの支援プロジェクトについて概要が述べられました。さまざまな灯台利活用事例を生み出すことで、灯台の存在意義を高め、 灯台を起点とする海洋文化を次世代へと継承していくことを狙いとし、2022年5月以降、日本財団から募集が開始されます。

団体概要
団体名称:全国灯台文化価値創造フォーラム
本社所在地:東京都港区赤坂7-10-9 赤坂伊藤ビル2階
電話番号:03-6441-2561
代表理事:波房 克典
設立:2020年11月1日
URL:https://toudai.uminohi.jp/

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/

 

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代表者名
渡邉友弘
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