パーソルイノベーション、フロントラインワーカーの未来を創る研究開発組織を立ち上げ
~調査研究にとどまらない、フロントラインワーカーの行動データで現場を革新~
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルイノベーション株式会社(東京都港区、代表取締役社長:大浦 征也、以下パーソルイノベーション)は、フロントラインワーカーの行動データを活用し、はたらき方の科学的解析から技術開発・実装までを担う研究開発組織として、同社初の研究所となる「HRサイエンス研究所🄬」を開設しました。本研究所は、従来の調査研究の枠を超え、行動科学・データサイエンス・プロダクト開発を統合したR&D拠点として、現場課題の解決と新規事業創出を加速します。

HRサイエンス研究所🄬は、データの科学と人材の科学を融合させることで、フロントラインワーカー※をはじめとした、はたらく人の行動や意思決定、職場環境との関係性を科学的に解き明かし、個人と組織のより良い選択や機会の創出に貢献することを目的とした研究開発組織です。パーソルイノベーションの研究組織として、社内に蓄積されている有用な知見のさらなる利活用の可能性や、フロントラインワーカーの動向を研究することをめざします。
また、研究テーマは、社外の企業・団体・個人との協業による共同テーマ設定も予定しています。
(※)フロントラインワーカーは、昨今世界的に使用されている呼称で「最前線ではたらく人々」の総称です。医療・介護・福祉、製造、物流、建設、交通、販売サービス等の従事者を指します。
■研究所開設の背景と今後の研究領域・展望
HRサイエンス研究所🄬を組織内研究所として開設したのは、「はたらく人」を取り巻く社会構造や環境が大きく変化する中で、これまで十分に体系化されてこなかった領域について、実証的な研究を進めていくことを意識しています。
医療・介護、製造・物流・小売・サービス業などの現場ではたらくフロントラインワーカーは、社会や経済の基盤を支える重要な存在です。一方で、はたらき方や心理的負担、スキル形成、キャリアの選択に関する研究は限定的であり、科学的な知見の整理や蓄積は発展途上にあります。
これまでの人材研究やHR領域における議論は、主にオフィスではたらく人や管理職層を中心に進められてきました。その結果、現場ではたらく人々の意思決定や行動特性、職場環境との関係性については、定量的・実証的に捉えきれていない部分が多く残されています。
そこで、HRサイエンス研究所🄬の初期体制として、心理学にかかわるメンバーのほかに、情報学の研究者、機械学習エンジニアなどが参加します。また、京都大学などでの教員経験をもつシニアな研究者や博士号を持つ研究者で構成することで研究レベルの高度化を目指します。
さらに、研究成果を基にした迅速な事業化支援を実現するため、3人の推進チームとしてリサーチアドミニストレーショングループも組成します。初期段階から、データ分析やAI開発、戦略策定などの観点で併行し中長期研究もサポートします。
具体的には、主に以下の2つの研究・調査活動から開始します。
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研究開発:社内に蓄積された分析や知見利活用の可能性
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共同調査:コンテンツやビッグデータの分析に関心のある社外の幅広い業界の企業・団体・個人とも連携して、調査・研究を推進
フロントラインワーカーを含む幅広い「はたらく人」を研究対象に調査・研究を進めていきます。今年度中にも、研究結果をレポートの公開や講演会の開催などを通じて発信し、社会との対話を深めていく予定です。当社が有する各種データの利活用事例の紹介にとどまらず、当社が所有するデータに関心のある社外の企業・団体・個人と共創※を通じた新たな価値創出を目指します。
※データの利活用にあたっては、各種法規制を遵守し、お客様の同意を得ていることを前提とします。
今後も、得られた知見を実務や現場に還元することで、一人ひとりが「なぜこのはたらき方を選ぶのか」を納得して選択できる社会の実現に貢献していきます。
■HRサイエンス研究所🄬 所長 大羽 成征 コメント
このたびパーソルイノベーションにおいて研究所を開設することで、これまで積み重ねてきた研究成果や研究体制を基盤に、研究の対象を特定のプロダクトや事業にとどめることなく、より広い社会課題へと展開していきます。今後は、フロントラインワーカーをはじめとした現場ではたらく人々にも目を向け、はたらき方や心理的な負担、スキル形成、職場環境との関係性などを丁寧に捉えながら、科学的な知見を通じて、納得感のある「はたらく選択」を支えていきたいと考えています。
■所長プロフィール
大羽 成征(おおば・しげゆき)
HRサイエンス研究所🄬 所長
2001年奈良先端科学技術大学院大学(NAIST)修士(理学)修了、2002年同大学院にて博士(工学)取得。奈良先端科学技術大学院大学助教、京都大学講師を経て、2020年ミイダス株式会社に入社。
統計学・機械学習を専門とし、医学・生物学分野における高次元データ解析の研究に従事。神経芽腫の共同研究では、遺伝子発現データを用いた予後分類手法を開発し、国際学術誌「Cancer Cell」に掲載。
ミイダスでは研究所のシニアリサーチャーとして情報科学研究グループを率い、推薦システムなど人材データ活用の研究開発を統括。2026年4月よりパーソルイノベーション株式会社 HRサイエンス研究統括部長。著書に『ガウス過程と機械学習』(講談社、2019年)。

■HRサイエンス研究所🄬について
研究所名:HRサイエンス研究所🄬
開設:2026年4月1日
所長:大羽 成征
研究領域:人材科学、情報科学、フロントラインワーカー研究、アセスメント、マッチング、キャリア支援 など
HRサイエンス研究所🄬は、データの科学と人材の科学を融合させ、はたらく人の行動や意思決定、職場環境との関係性を科学的に解き明かすことで、一人ひとりが納得感をもってはたらける選択や機会の創出に貢献することを目指しています。
■パーソルイノベーション株式会社について
< https://persol-innovation.co.jp/ >
パーソルイノベーション株式会社は、パーソルグループの次世代の柱となる事業創造を目的に、2019年4月に事業を開始しました。世の中で見過ごされてきた“誰かが解くべき”はたらく領域の課題に向き合っています。まずは、フロントラインワーカー向けの転職/採用支援に取り組むべく若年層・未経験者向け転職支援サービス『ピタテン』やドライバーに特化した転職エージェントに注力します。また、約10万件の求人情報を人材紹介会社に開放する求人データベース事業『HITO-Linkエージェント』など業界のパラダイムシフトとなるようなサービスも展開していきます。今後も新たな価値創出を通じて、はたらくの常識をアップデートし続けてまいります。
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