【新国立劇場】《恩讐と愛の歴史オペラ『シモン・ボッカネグラ』をピエール・オーディ演出、アニッシュ・カプーア美術、大野和士指揮に世界トップスター歌手が揃い新制作》
https://www.nntt.jac.go.jp/opera/simonboccanegra/
海洋国家ジェノヴァ に渦巻く恩讐と愛 ヴェルディの 重厚な傑作を新国立劇場初演
ヴェルディ円熟の傑作『シモン・ボッカネグラ』を新国立劇場初上演。実在のジェノヴァ初代総督シモン・ボッカネグラを題材に、平民と貴族の抗争、親子や恋人の愛とすれ違いとが入り組み、憎悪から和解へと至るドラマが力強い音楽で一気に展開します。元海賊で名総督となるシモン(バリトン)、貴族階級で厳格な性格の宿敵フィエスコ(バス)をはじめ、ヴェルディならではの男声低音キャラクターの魅力が凝縮され、上演には盤石の歌手陣を必要とする作品でもあります。オペラファンならば必ず見ておきたい、ヴェルディならではの重厚な傑作です。
現代オペラ界最前線のピエール・オーディ演出。美術は現代アートのスター、アニッシュ・カプーア!
演出はその革新精神でオペラ界をリードする演出家で、エクサン・プロヴァンス音楽祭総監督のピエール・オーディ。精神性の際立つ大規模彫刻やパブリック・アートで世界を席巻するアーティスト、アニッシュ・カプーアとのコラボレーションが話題です。 シモンの苦悩、人間の生と死への洞察がクローズアップされる、極めて美的で壮大な世界に期待が集まります。
オーディはアニッシュ・カプーアに「人間の精神に迫る力強いアート」と絶大な信頼を寄せ、これまでもタッグを組んでいます。「『シモン・ボッカネグラ』で描かれるシモンの苦悩と解放、権力のはかなさ、感情や家族の絆のもろさに着目している」というオーディと、「ヘルダーリンが描いた、エトナ山で人間の存在と死に思いを巡らせたエンペドクレスの姿をシモンに重ね、自然や人体への洞察を込めた」というカプーアが、観客の想像力を大いに刺激する舞台を誕生させます。
本プロダクションはフィンランド国立歌劇場及びテアトロ・レアルとの共同制作で、新国立劇場での世界初演後にヘルシンキ、マドリードでの上演が予定されています。
新制作にふさわしい豪華キャストが東京に集結
タイトルロール(題名役)シモン・ボッカネグラには 最高峰のヴェルディ・バリトンとして世界を飛び回り、本年5月『リゴレット』の題名役で 張りのある華やかな声と完璧な声楽テクニック、そして 繊細にして段違いのスケールの表現で道化師の悲哀を演じオペラパレスを熱狂させた ロベルト・フロンターリが再び登場。
シモンの宿敵フィエスコにはミラノ・スカラ座をはじめ著名劇場でバスの諸役を務め、新国立劇場では<オペラ夏の祭典> 『トゥーランドット』ティムールで感動を誘った演技派リッカルド・ザネッラート。シモンを裏切るパオロに22年に新国立劇場にドン・ジョヴァンニ役でデビュー、そのしなやかな表現で劇場中を魅了した実力派シモーネ・アルベルギーニと重厚な布陣。
アメーリアにスター・ソプラノとして世界のオペラファンを魅了し、新国立劇場でも『椿姫』『ルチア』に主演、日本のファンも多いイリーナ・ルング、そして恋人ガブリエーレには輝かしい声が持ち味のルチアーノ・ガンチが待望の新国立劇場デビューを果たします。
世界の主要劇場で主役として引っ張りだこの歌手達、そしてイタリア・オペラのスペシャリストとして信頼厚い歌手達が勢揃いする千載一遇の機会とあって、世界のオペラファンやメディアが注目しています。
指揮は今シーズンのブリュッセル・モネ劇場開幕公演を指揮するなど世界第一線のオペラ指揮者であり、『シモン・ボッカネグラ』にひと際熱い愛着を持つ大野和士新国立劇場オペラ芸術監督自らが当たります。
『シモン・ボッカネグラ』ものがたり
14世紀の海洋国家ジェノヴァでは総督を巡り貴族と平民が激しく対立。元海賊のシモンは貴族のフィエスコの娘と恋仲になり娘をもうけるが、離別させられる。25年後、総督になったシモンは死んだと思っていた娘アメーリアとの再会を果たす。シモンに対立する貴族ガブリエーレを愛するアメーリアは、彼との愛を告白。シモンの腹心パオロも彼女との結婚を望むがシモンに拒まれ、野心に燃える彼はシモンに遅効性の毒を注ぐ。パオロの仕掛けた毒が回ったシモンはアメーリアの恋人のガブリエーレを新総督に推し息絶える。
オペラ『シモン・ボッカネグラ』で現代アートの巨匠・アニッシュ・カプーアの芸術を体感
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新国立劇場2023/2024シーズン 令和5 年度日本博 2.0 事業 委託型
オペラ『シモン・ボッカネグラ』
【公演日程】2023年11月15日(水)19:00/18日(土)14:00/21日(火)14:00/23日(木・祝)14:00 /26日(日)14:00
【会場】新国立劇場 オペラパレス
【スタッフ・出演】指揮:大野和士/演出:ピエール・オーディ/美術:アニッシュ・カプーア/出演:ロベルト・フロンターリ、イリーナ・ルング、リッカルド・ザネッラート、ルチアーノ・ガンチ、シモーネ・アルベルギーニ、須藤慎吾、村上敏明、鈴木涼子/合唱:新国立劇場合唱団/管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団
【共同制作】 フィンランド国立歌劇場、テアトロ・レアル
【チケット料金】 S:29,700円 ・ A:24,200円 ・ B:17,600円 ・ C:11,000円 ・ D:7,700円・ Z(当日のみ):1,650円
【チケットのお求め】新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999 WEBボックスオフィスhttps://nntt.pia.jp/
※WEBボックスオフィスで学生(5%)、ジュニア(20%)、高齢者(5%)割引チケットもお取り扱い中。
※新国立劇場当日券は、学生・生徒の方は50%割引となります(D席・Z席除く)。ボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。
【アクセス】京王新線(都営新宿線乗入)初台駅中央口直結
公演およびチケットの詳細については、新国立劇場ウェブサイトをご覧ください。
公演情報WEBサイト https://www.nntt.jac.go.jp/opera/simonboccanegra/
U25/U39特別優待
登録無料の新国メンバーズにご登録いただくと、25歳以下はS席5,000円、39歳以下はS席11,000円になる優待チケットをご購入いただけます。
https://www.nntt.jac.go.jp/ticket/general/youth-members/
新国立劇場について
新国立劇場は、日本唯一の現代舞台芸術のための国立劇場として、オペラ、バレエ、ダンス、演劇の公演の制作・上演や、芸術家の研修等の事業を行っています。オペラ部門は2018年9月より世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。
所在地:東京都渋谷区本町1-1-1
【お客様からのお問い合わせ先】
新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999(10:00~18:00)
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