【調査レポート】2026年夏の暑さ実態:西日本の8割超が「警戒」、限界ボーダーは「36℃」/マクロミル
買いだめ3割・運動中止2割の「行動防衛」へ。シニアのEC・若年層のデリバリー・男性の日傘利用が鮮明に
Macromill News事務局(運営:株式会社マクロミル)は、世の中の話題や時事ニュースをテーマにしたアンケート調査結果や購買履歴データを分析し、ニュースレターとしてお届けしています。
近年、日本では夏の極端な暑さから、気象庁が「猛暑日」「酷暑日」といった予報用語を採用するなど警戒が高まっています。夏の暑さが定常化する中、生活者のライフスタイルや消費行動にはどのような変化が起きているのでしょうか。本レターでは、暑さを生き抜くためのリアルな生活防衛意識と行動の変化について、全国3,000人調査の結果から可視化し、お届けします。(調査対象:全国18歳~79歳の男女3,000人、調査期間:8月5日~8月7日)
■トピックス
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2026年夏の暑さ、西日本エリアで「例年より暑い」計が8割を超え、警戒高まる|熊本地震の
九州エリアでは、「例年よりとても暑い」が半数超 -
暑さから身を守る安全のボーダーライン|全国平均は「36℃」、各地で許容範囲を超える結果に
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暑さ対策で高まる「巣ごもり消費」|買いだめが3割、シニアの5人に1人も「EC」利用、若年層は「フードデリバリー」活用が顕著
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暑さ対策で変わる生活習慣|買い出しの3割が「時間帯変更」、運動は2割が「取りやめ」に
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夜間の暑さが与える睡眠への影響|トップは「夜中の目覚め」で5人に1人が悩み。女性は「冷えと暑さの板挟み」に
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暑さ対策グッズの所有・購入実態|「日傘」が46%で最多、男性も5人に1人が所有
■調査結果
1. 2026年夏の暑さ、西日本エリアで「例年より暑い」計が8割を超え、警戒高まる|熊本地震の九州エリアでは、「例年よりとても暑い」が半数超
今年の夏の暑さについて、「例年より暑い」計※1は全国平均で66.2%でした。地域別では、近畿・中国・四国・九州地方の西日本エリアにおいて8割を超えており、東日本エリアよりも暑さへの警戒感が高まっています。令和8年熊本地震により避難生活が続く人も多い九州地方では、「例年よりとても暑いと感じる」(52.8%)、「例年より暑いと感じる」(21.7%)、「例年よりやや暑いと感じる」(13.2%)で、計87.7%が例年より暑いと回答しています【図表1】。

2. 暑さから身を守る安全のボーダーライン|全国平均は「36℃」、各地で許容範囲を超える結果に
暑さによる熱中症は、命にかかわる危険な状態を引き起こします。そこで、天気予報の最高気温が何℃を超えたら外出を控える・予定を変更するのか、その判断基準を尋ねました。
全国平均は「36℃」となり、性別や年代差による大きな差は見られませんでした。日本人の平熱と言われる「36℃」が、外出控えや予定変更といった、暑さから身を守る安全確保のボーダーラインとなっている実態が明らかになりました【図表2】。
さらに、地域別に見ると、今年8月の最高気温※2と、先述のボーダーラインを地域別に算出したスコアには興味深い傾向が見られます。比較した結果、北海道、東北、中部の日本海側を除く多くの地域で、最高気温がボーダーラインを超えており、生活者の許容範囲を超える過酷な気象条件となっていた実態が浮き彫りとなりました【図表3】。

天気予報の最高気温(暑さで外出を控えた・控える可能性がある1,478人
/自由記述)

3. 暑さ対策で高まる「巣ごもり消費」|買いだめが3割、シニアの5人に1人も「EC」利用、若年層は「フードデリバリー」活用が顕著
暑さを避けるために外出を控えた・控える可能性がある人に、その代わりに増えた・増えそうな行動を尋ねました。
最多は「食料品や日用品の買いだめ・まとめ買い」(31.6%)で、次いで「冷涼アイテムの購入・ストック」(26.1%)となり、普段の買い物のまとめ買いやストック行動がトップ2を占めました。
性年代別に見ると、「食料品や日用品の買いだめ・まとめ買い」は女性50~70代で4割に上り、主なけん引層となっています。一方、「冷涼アイテムの購入・ストック」は男性18~29歳・50代で3割超え、女性よりも高い割合を示しました。
また、「ECサイトでのショッピング(実店舗の代わり)」は男性18~29歳が最多で、次いで女性60代が高く、シニア世代でも5人に1人が暑さ対策としてネットショッピングを活用している実態がうかがえます。
「動画定額配信サービス」「オンラインゲーム・スマホアプリ」「電子書籍・漫画アプリ」といったデジタルコンテンツは若年層ほど利用率・利用意向が高く、いずれも男性が女性を上回る傾向が見られました。
さらに「フードデリバリー」についても若年層ほど高く、サービス対象エリアが限定されるものの、男女18~29歳では2割を超えています【図表4】。

4. 暑さ対策で変わる生活習慣|買い出しの3割が「時間帯変更」、運動は2割が「取りやめ」に
日常生活において、暑さを避けるために行動はどう変化したのでしょうか。
数年前と比べ、行動のタイミングを「早朝」「夜間」「涼しい時間帯」にずらしたという回答では、1位が「食料品・日用品の買い出し」(30.2%)、次いで「庭の手入れ・外掃除」(25.7%)、「散歩・ランニングなどの運動」(19.7%)でした。
一方、行動そのものを「やめた」という回答では、「散歩・ランニングなどの運動」(14.7%)が1位でした。いずれも早朝または夜など、涼しい時間帯にシフトさせている実態がうかがえます【図表5】。

5. 夜間の暑さが与える睡眠への影響|トップは「夜中の目覚め」で5人に1人が悩み。女性は「冷えと暑さの板挟み」に
続いて、夜間の暑さによる睡眠の悩みや不調について尋ねました。
全体で最も高かったのは、「夜中に何度も目が覚める」(21.5%)となりました。また、「睡眠時間はとれているが、朝起きても疲れが取れていない」は、女性40~50代が全体平均と比べて5~10ポイント程度高い結果となっています。
男女差が大きかった項目は「冷房の設定温度」です。女性50代以下では「寝心地が良い設定温度がわからない」が20%を超えました。冷房による身体の冷えと暑さ対策との間で“板挟み”となり、適切な温度管理の難しさに直面している実態が垣間見られます【図表6】。

6. 暑さ対策グッズの所有・購入実態|「日傘」が46%で最多、男性も5人に1人が所有
最後に、暑さを乗り切るためのお助けグッズについて見ていきます。
「現在持っているもの」の1位は「日傘」(45.6%)でした。昨今では男性の所有率も上昇しており、所有率は19.9%、5人に1人に相当します。2位は「ハンディファン・携帯扇風機」(28.1%)で、こちらは30代以下の若い世代で高くなっています。
また、「今年初めて購入したもの」の1位も「日傘」(6.5%)で、男女、年代問わず幅広い層が購入しています。強い日差しから身を守る対策グッズとして、日傘が浸透している様子がうかがえます【図表7】。

※1:例年より暑い=「例年よりとても暑いと感じる」「例年より暑いと感じる」「例年よりやや暑いと感じる」の計
※2:出典:気象庁 過去の気象データ検索 より2026年8月の暫定値(期間:8月1日~18日)
以上
■調査概要
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国18~79歳の男女 3,000人
割付方法:人口構成比割付(令和2年国勢調査の性年代別人口比率に基づく)
調査期間:2026年8月5日(水)~2026年8月7日(金)
※本文の数値は小数点第2位で四捨五入しています。そのため合計が100%とならない場合があります。
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