JCB、日本IBMとAIパートナーシップを締結 生成AIで基幹システム開発を革新

株式会社ジェーシービー (本社:東京都港区、代表取締役会長兼執行役員社長:二重 孝好、以下「JCB」)は、日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:山口 明夫、以下「日本IBM」)と、AIパートナーシップを締結しました。本パートナーシップは、日本IBMが持つコンサルティング力やテクノロジー・知見を活用し、JCBのシステム分野でのAIによる変革を実現することを目的としています。
■ 提携の背景と目的
JCBは、金融業界における競争力強化と新たな価値創出を目指し、AIを駆使してシステム開発における設計から運用までの全工程で開発生産性改革に取り組んでいます。
JCBと日本IBMは、本提携により、AIを「開発の共同パートナー」として位置づけ、品質・スピード・コストのすべてで効率化を追求していきます。さらに、日本IBMの先進テクノロジーを活用し、次世代のIT開発モデルを確立していきます。
■ 生成AIによるIT開発革新
JCBは、国内外の主要業務を支える複数基幹システムにおいて、日本IBMの生成AI技術「watsonx」を活用したIT開発に本格的に取り組んでいます。
設計から開発、テストに至るまでの全工程に生成AIを組み込み、従来の人手中心の開発スタイルを根本から見直すことで、生産性向上と効率化を推進しています。
具体的なユースケース
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外部設計書を活用し、高精度なプログラム設計書・COBOLコードを生成
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単体テストケースの網羅的生成に加え、基幹システムの品質要求に耐えうるブラックボックス観点でのテストケース補強を実装
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500を超える提携先ごとのI/F仕様や業界規制に準拠したテストデータを自動生成
これらの取り組みにより、一部システムでは設計~テスト工程において約20%の開発効率化を達成しています。
■ 今後の展望
JCBは日本IBMと共に、生成AIを活用した開発革新を次期システム更改や他システム開発まで拡張するとともに、自然言語による要件定義やコードレビューなど、より高度なAI活用を目指します。そして金融IT開発の未来創造に取り組んでまいります。
株式会社ジェーシービーについて
日本発唯一の国際カードブランドを運営する企業として、JCBカードを利用できる加盟店ネットワークを展開するとともに、アジアを中心に国内外のパートナー企業と JCBカードの発行を拡大しています。また、総合決済サービス企業の実現をめざし、お客様やパートナー企業の皆様の期待にお応えする様々な事業を展開しています。https://www.global.jcb/ja/
日本アイ・ビー・エム株式会社について
日本IBMは、世界175カ国以上でビジネスを展開するIBMコーポレーションの日本法人で、基礎研究をはじめ、ビジネス・コンサルティングから、ITシステムの構築、保守まで一貫したサービスの提供を通じて、お客様の企業変革やデジタル・トランスフォーメーションを支援しています。詳細については、https://www.ibm.com/jp-ja/ をご参照ください。
IBM、IBM ロゴ、ibm.comは、世界の多くの国で登録されたInternational Business Machines Corp.の商標です。他の製品名およびサービス名等は、それぞれIBMまたは各社の商標である場合があります。現時点での IBM の商標リストについては、http://www.ibm.com/legal/copytrade.shtml(US)をご覧ください。
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