テレワークで高まる情報漏洩のリスクに包括的な対策 法人向けESETエンドポイントセキュリティ製品のラインアップを拡充
キヤノンマーケティングジャパン株式会社(代表取締役社長:坂田正弘、以下キヤノンMJ)は、法人向けエンドポイントセキュリティ製品「ESET Endpoint Protection シリーズ」のWindows用プログラムおよび統合管理システムの新バージョンV8の提供を2021年2月10日より開始します。また、ディスク暗号化の新製品“ESET Full Disk Encryption”の販売を同日より開始します。テレワークの急拡大で高まる情報漏洩リスクに対して、ESET製品群による包括的なエンドポイントセキュリティ対策を提供します。
この度キヤノンMJでは、「ESET Endpoint Protection シリーズ」におけるWindows用プログラムおよび統合管理システムの新バージョンV8(以下、最新版)の提供を2021年2月10日より開始し、エンドポイントのセキュリティ対策をより一層強化します。
また同時に、パソコンのディスク全体の暗号化などを行う新製品“ESET Full Disk Encryption”の販売を開始します。
ESET製品群の包括的なセキュリティ対策により、更なる安心安全なテレワーク環境を支援します。
■「ESET Endpoint Protection シリーズ」Windows用プログラムV8
「ESET Endpoint Protection シリーズ」の最新版では、「セキュアーブラウザー」と「WMIスキャナー」、「システムレジストリスキャナー」を新たに搭載しました。
「セキュアーブラウザー」は、主要なブラウザーをESETの保護下で実行し、ブラウザーを介した情報窃取を防ぎます。昨今オンラインサービスの利用が浸透し、ブラウザーで重要情報を入力する機会が増える中で、Emotetのような情報窃取を行うマルウェアに万が一感染したとしても、パソコンからの情報漏洩リスクを低減することができます。
「WMIスキャナー」や「システムレジストリスキャナー」は、WMI※1データベースやシステムレジストリ※2に書き込まれたサイバー攻撃の痕跡を検出し、削除します。Windowsの標準機能を悪用する、標的型ランサムウェアのような環境寄生型攻撃が増える中、高度で巧妙なサイバー攻撃がすでに進行中であるという前提に立ちそれに備えることで、情報漏洩等の実害を抑制します。
■“ESET Full Disk Encryption”
“ESET Full Disk Encryption”は、パソコンのディスク全体の暗号化とプリブート認証※3を行います。パソコンなど情報資産の紛失・置き忘れがいまだセキュリティインシデントの多くの割合を占めるなか、万が一紛失・盗難にあった際の情報漏洩を防ぎます。
また新バージョンとなった、ESET セキュリティ ソフトウェア シリーズの統合管理システムである“ESET PROTECT”※4から、暗号化状況やプリブート認証のパスワードポリシーなどを管理することが可能です。そのため、マルウェア・ランサムウェア等の外的脅威への対策とあわせた包括的な管理が行え、管理者の運用負荷を低減することが可能です。
※1 Windowsシステムに関する情報を取得・設定するための管理インターフェイス。
※2 Windows OSにおける基本情報や各種アプリケーションの設定などが含まれたデータベース。
※3 OSの起動前に行うユーザー認証。
※4 統合管理システムの名称は新バージョンV8より、ESET Security Management CenterからESET PROTECTへ変更しました。
<「ESET Endpoint Security /ESET Endpoint アンチウイルス V8」の主な新機能>
1.ウェブブラウザーからの情報漏洩を防ぐ「セキュアーブラウザー」
セキュアーブラウザーは、主要なブラウザー※1をESETの保護下で実行し、コンピュータで実行されている他プロセスからブラウザープロセスの操作を防ぐほか、ユーザーのアクションを不正に妨害することがあるインストール済みブラウザーアドオンを無効化します。さらにキーボード入力を監視および難読化することで、パスワードなどの重要な情報も安全に入力できます。
※1 Internet Explorer、Microsoft Edge、Google Chrome、Mozilla Firefoxに対応します。セキュアーブラウザーはESET Endpoint Securityに搭載されています。
「WMIスキャナー」および「システムレジストリスキャナー」は、WMIデータベースやシステムレジストリに書き込まれたサイバー攻撃の痕跡を検出し、削除できます。Windowsの標準機能を悪用する環境寄生型攻撃は永続化やラテラルムーブメント※2を行う際にWMIデータベースやシステムレジストリを利用することが多いため、これに特化したスキャン機能を実装することで巧妙な攻撃からコンピュータを保護します。
※2 マルウェアが組織のネットワークに不正侵入したあと、ネットワーク内に感染を拡散させていく活動のこと
3. 最新プログラムに常に自動アップデートできる「Micro PCU」
「Micro PCU」は、最新プログラムを自動ダウンロードおよびインストールできる機能※3です。サイバー攻撃が進化する中、常に最新のプログラムを利用することで高いセキュリティレベルを維持できます。統合管理システム“ESET PROTECT”を利用している場合はプログラムの配布条件を設定でき、ユーザーの都合に合わせたプログラム配布が可能です。
※3 プログラムバージョンによっては手動でのバージョンアップが必要な場合があります。
<”ESET Full Disk Encryption”の主な特長>
1.高い暗号強度でPCの盗難・紛失による情報漏洩を防止
“ESET Full Disk Encryption”は、AES256を使用したソフトウェアでの暗号化、または、OPAL※4 2.0準拠の自己暗号化ドライブを使用したハードウェアでの暗号化が行え、高い暗号化強度を誇ります。さらに、暗号化キー保護に対するセキュリティ強化として、Trusted Platform Module※5 2.0(TPM2.0)の使用も可能です。
※4 自己暗号化ドライブの規格
※5 パソコンの基盤に内蔵されているセキュリティチップ
2.統合管理システムで、エンドポイントセキュリティと暗号化を統合管理
統合管理システム“ESET PROTECT”を利用し、「ESET Endpoint Protection シリーズ」などのマルウェア対策 製品と“ESET Full Disk Encryption”をまとめて管理できます。導入時に、マルウェア対策ソフト・ディスク暗 号化ソフトのオールインワンインストーラーを作成して同時に配布できるほか、マルウェアの発生状況やディス ク暗号化のアカウントロック時の復旧などが可能です。合わせて、マルウェア対策やディスク暗号化に関わる設 定変更時のポリシー配布などができ、1つの管理ツールで統合管理することが可能です。
統合管理システム“ESET PROTECT”のポリシー機能を使用することで、パソコンディスクの暗号化と復号をリ モートで行うことができます。ディスクが暗号化されたパソコンは起動時にプリブート認証パスワードの入力が 必要になります。
<価格(税別)>
1.ESET Endpoint Protection シリーズ
■ ESET Endpoint Protection Advanced(総合セキュリティ対策)
※ 本ライセンスの使⽤許諾対象数は、本ソフトウェアをインストールするクライアントマシン、サーバーマシン ともに、導⼊するハードウェア台数でカウントいたします。
2.ESET Full Disk Encryption(ディスク暗号化)
※ ESET Full Disk Encryptionの利用には、ESET Endpoint Protectionシリーズの契約が必要となります。ESET Endpoint Protectionシリーズに同梱されるプログラムESET PROTECTの利用が必要となります。
※ 購入後のライセンスの有効期限は、ESET Endpoint Protectionシリーズの有効期限に従います。
※ 単体でもご利用いただけるデータ暗号化製品ESET Endpoint Encryptionは今後も継続してご提供してまいりま す。
<ESET Endpoint Protection シリーズのプログラム構成>
※色塗りしたプログラムが新バージョンV8の対象となるプログラムです
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