神田錦町二丁目の複合ビル「KANDA SQUARE」竣工
本物件は、国内初となる電力ネットワークを活用したBCP対策用エネルギーサービス「プレミアムグリッド®サービス」(注)を導入します。非常災害時において、本物件に設置した大容量の非常用発電機から周辺ビルの神田スクエアフロントおよび(仮称)内神田一丁目本郷通ビル(2021年春竣工予定)へ電力の供給・融通が可能です。東京電力ホールディングス株式会社および東京電力エナジーパートナー株式会社、サービス運営を行う日本ファシリティ・ソリューション株式会社、本物件の設計を担当した株式会社日建設計の協力により導入を実現しました。
住友商事は、神田エリアをオフィスビル事業における戦略的重点地域と位置付けています。これまで、2015年竣工の大規模オフィスビル「テラススクエア」や「神田スクエアフロント」をはじめとした中規模オフィスビル開発など、神田エリアの魅力を高めるための街づくりに注力してきました。今後も、オフィスビル開発を通じて、最新の性能を持つオフィス空間を提供するとともに、街に豊かな緑と賑わいをもたらす空間を創出し、神田エリアの新たな魅力を発信していきます。
(注)一般送配電設備を活用し特定エリア内の複数の建物を繋いだ専用の電力ネットワーク。非常時に限定して電力融通をすることが可能。
プレミアムグリッド®は、東京電力ホールディングスの登録商標(5908846号)であり、電力供給システム及び電力供給方法について東京電力ホールディングスが特許を取得(特許第6520773号)している。
<参考資料>
【敷地概要】
所在地 :東京都千代田区神田錦町二丁目2番地
用途地域:商業地域、防火地域
敷地面積:9,761.29平方メートル
【建物概要】
用途 :事務所、店舗、ホール、貸会議室
建築面積:5,008.80平方メートル
延床面積:85,257.33平方メートル
階数 :地上21階、地下1階、塔屋1階
建物高さ:121メートル
構造 :鉄骨造(一部SRC造、RC造)
竣工日 :2020年2月17日
設計者 :(株)日建設計
施行者 :(株)大林組
■詳細資料
・パンフレット (詳細は別紙PDF:https://prtimes.jp/a/?f=d726-20200217-2880.pdf)
・物件Webサイト 2020年2月下旬オープン予定 http://kanda-square.co.jp/
■写真
【本物件の外観】
【エントランス】
【オフィスエントランス】
【ランドスケープ計画】
本物件の周辺には、四季を感じる花木や落葉樹を中心とした1,300本の樹木や水景と、2,000平方メートル超の緑豊かな広場を配置しています。株式会社日建設計内のチームであるNIKKEN ACTIVITY DESIGN lab(NAD)と協働で新しい広場の在り方を考え、地域住民やオフィスワーカー、神田の街を訪れる人々が快適にさまざまな使い方ができるオープンスペースを設置しました。利用者に愛着をもってもらうべくアニマルフレームアート(注)も配しています。また、各種イベントを開催することも可能です。
注:ワイヤーアートで人気の小川学氏のデザイン・監修の下、金属加工業を営む有限会社山口製作所の職人技で巨大アニマルが鉄のフレームで創られました。
<北側広場>
<南西広場>
【商業ゾーン】
広場に隣接した1階の商業ゾーンにおいては、江戸の歴史と文化が育んだ「粋」の精神が息づく街の中心として、職人とともに伝統的な技術と新しいマテリアルや手法を組み合わせた空間を演出しました。「大人のこだわり」「新しいコミュニティの場」をコンセプトとし、オフィスワーカーだけではなく、周辺居住者や来街者もこだわりのメニューを楽しめる、新しいコミュニティが生まれるようなカフェ、レストラン、バルなどを取りそろえます。あわせて職住近接志向により増え続ける周辺居住者の上質な毎日を支える都市型スーパーマーケットやベーカリー、コンビニエンスストアなど全13店舗が出店予定です。広場や街路樹のある通りに面してテラス席を設け、平日から週末までさまざまな人々が訪れ、語らい、楽しめる場所を提供します。時代の変化とともに新しいカルチャーを取り入れてきた「神田」という街が持つ特徴をとらえ、新しいカルチャーを取り入れチャレンジを続ける精神の醸成や、自らの価値基準にこだわりを持つ「大人」が同じ時間・価値を共有し、コミュニティの創出を実現します。
【多目的ホール・貸会議室】
ビジネスと街の活性化に貢献する2階の多目的ホールは名称を「KANDA SQUARE HALL」(以下、「HALL」)としました。約450平方メートルの防振遮音構造の大空間であり、映像、音響、照明機材を完備しています。最大収容人数1,000人(スタンディング時)の本格的な音楽ライブから展示会や講演会など多種多様な用途での利用が可能であり、ハイクオリティな空間を提供します。また、ホールホワイエにはクロークやバーカウンターの設備も完備しており、利用客の幅広いニーズに応えることが可能です。3階約200平方メートルの小ホール「KANDA SQUARE ROOM」(以下、「ROOM」)は、下階の多目的ホールと同様にさまざまなニーズに対応できる設備を完備しています。
<HALL>
<ホワイエ>
<ROOM>
3階に4部屋ある貸会議室「KANDA SQUARE CONFERENCE」は、社内研修や講演会、セミナーなどさまざまな用途で利用可能です。最大3部屋を連結させての使用が可能となっており、50から180平方メートルと大小豊富な会議室となっています。
【オフィス】
5階から21階のオフィスゾーンはワンフロア最大約2,950平方メートルで、東西南北すべての方向がガラス面となっており、非常に開放的でレイアウトがしやすい造りとなっています。また、オフィスビルの構造として最も地震の揺れを受けにくい免震構造を採用するとともに、中圧ガスと重油の利用により連続15日間程度稼働可能な非常用発電機を配置しており、入居企業の事業継続性に配慮した高い防災性能を備えています。
【環境配慮と地域貢献】
本物件の外観は「神田錦町」という歴史ある地名に相応しく、日本の伝統美の結晶でもある「錦織」をテーマにデザインされております。横糸としての横庇と縦糸としての縦庇が織り紡がれるように配され、総日射量を70パーセント遮蔽する省エネの役割を果たしながら街並みと美しく調和します。
また、非常用発電機の導入に伴い、災害時の帰宅困難者最大850人の受け入れ施設として認定されており、施設の一部を地域に開放することが可能です。
■住友商事のマテリアリティ(重要課題)
住友商事グループは『社会とともに持続的に成長するための6つのマテリアリティ(重要課題)』を、事業戦略の策定や個々のビジネスの意思決定プロセスにおける重要な要素と位置付け、事業活動を通じて課題を解決することで持続的な成長を図っていきます。本事業は、特に「地域と産業の発展への貢献」「快適で心躍る暮らしの基盤づくり」に資する事業です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像