【家族の10年を定点調査】家族関係は良好でも、距離感に変化。「お互い干渉しない家族がいい」が10%上昇し、約6割に!<花王 生活者研究センター調べ>
「個」と「家族」の適度なバランスが居心地の良い関係に~
この10年間を振り返ると、リーマンショックや東日本大震災、消費税増税、共働きの増加、SNSの普及など、私たちの暮らしは大きく変化してきています。
花王株式会社「生活者研究センター」(※1)では、2006年から2016年の10年にわたり、生活者の価値観やライフスタイルの多様化、社会情勢の変化にともなう日常生活の変化を捉えるために定量・定点調査を隔年で実施しています。
これらの結果から「家族」にまつわる変化をみてみると、生活満足度や家族関係は良好なままで、「休日は家族で出かけることが多い」との回答も20~30代では約8割と高く、家族との時間を大事にしていることがわかりました。その一方で、「お互い干渉しない家族」の関係を望む人がこの10年で10%上昇するなど、一人ひとりが「個」を大事にするようになり、「個」と「家族」の適度なバランスがお互いにとって居心地の良い関係となっている様子がみえてきました。
●この10年、「家族とのコミュニケーションは良好」は約8割と高いまま
●子どものいる20~30代の約8割、40代の5割は、休日に家族で出かけることが多く、一緒に過ごす時間を大事に
●近年のSNSの普及などが家族の距離感に影響。「リビングで家族がそれぞれ別のことをしていても気にならない」が年代を問わず8割以上
●「お互い干渉しない家族がいい」は、この10年で男女とも10%上昇し、約6割に。「家族」だけでなく「個」も大切に
【調査概要】
「生活者の暮らしに関わる意識と行動」
調査期間: 2006年、2008年、2010年、2011年、2012年、2014年、2016年(いずれも9月)
調査方法:インターネット調査、郵送調査
調査対象:首都圏在住 20~60代既婚男女回答者数:男性各269人、256人、820人、537人、896人、864人、890人、女性各711人、687人、856人、539人、938人、932人、931人
●この10年、「家族とのコミュニケーションは良好」は約8割と高いまま
この10年の生活満足度は、リーマンショックの後に減少しましたが、震災を経て再び増加してきており、「現在の生活に満足している」と回答した人は、約6~7割と依然として高い傾向にあります。家族との関わりをみても傾向は同様で、最近は家族と頻繁にLINEでやりとりしているように「家族とのコミュニケーションは良好」との意識は8割にものぼります。
●「お互い干渉しない家族がいい」は、この10年で男女とも10%上昇し、約6割に。「家族」だけでなく「個」も大切に
「お互い干渉しない家族がいい」との意識は震災以降年々増加、「家族のことも大切だが、まず自分のことを優先的に考えたい」との意識も増えてきており、家族の中にあっても「個」を大事にしたいおもいと、程よい距離感が、今どきの家族の姿なのかもしれません。
詳しい情報はこちら
くらしの研究「くらしの現場レポート」
http://www.kao.co.jp/lifei/life/report-39/
http://www.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/report/pdf/39.pdf
(2017年12月掲載)
※1 花王株式会社「生活者研究センター」 http://www.kao.co.jp/lifei/about/
「生活者研究センター」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者ひとりひとりの暮らしを見つめた生活者研究を行っています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。
花王「くらしの研究」 http://www.kao.co.jp/lifei/
花王株式会社「生活者研究センター」(※1)では、2006年から2016年の10年にわたり、生活者の価値観やライフスタイルの多様化、社会情勢の変化にともなう日常生活の変化を捉えるために定量・定点調査を隔年で実施しています。
これらの結果から「家族」にまつわる変化をみてみると、生活満足度や家族関係は良好なままで、「休日は家族で出かけることが多い」との回答も20~30代では約8割と高く、家族との時間を大事にしていることがわかりました。その一方で、「お互い干渉しない家族」の関係を望む人がこの10年で10%上昇するなど、一人ひとりが「個」を大事にするようになり、「個」と「家族」の適度なバランスがお互いにとって居心地の良い関係となっている様子がみえてきました。
【主な調査結果のポイント】
●この10年、「家族とのコミュニケーションは良好」は約8割と高いまま
●子どものいる20~30代の約8割、40代の5割は、休日に家族で出かけることが多く、一緒に過ごす時間を大事に
●近年のSNSの普及などが家族の距離感に影響。「リビングで家族がそれぞれ別のことをしていても気にならない」が年代を問わず8割以上
●「お互い干渉しない家族がいい」は、この10年で男女とも10%上昇し、約6割に。「家族」だけでなく「個」も大切に
【調査概要】
「生活者の暮らしに関わる意識と行動」
調査期間: 2006年、2008年、2010年、2011年、2012年、2014年、2016年(いずれも9月)
調査方法:インターネット調査、郵送調査
調査対象:首都圏在住 20~60代既婚男女回答者数:男性各269人、256人、820人、537人、896人、864人、890人、女性各711人、687人、856人、539人、938人、932人、931人
●この10年、「家族とのコミュニケーションは良好」は約8割と高いまま
この10年の生活満足度は、リーマンショックの後に減少しましたが、震災を経て再び増加してきており、「現在の生活に満足している」と回答した人は、約6~7割と依然として高い傾向にあります。家族との関わりをみても傾向は同様で、最近は家族と頻繁にLINEでやりとりしているように「家族とのコミュニケーションは良好」との意識は8割にものぼります。
●子どものいる20~30代の約8割、40代の5割は、休日に家族で出かけることが多く、一緒に過ごす時間を大事に
家族や子どもとの関係に目を向けると、「休日は家族で出かけることが多い」が20~30代の若年では約8割、40代も5割と高く、家族との時間を大事にしていることがわかります。
●近年のSNSの普及などが家族の距離感に影響。「リビングで家族がそれぞれ別のことをしていても気にならない」が年代を問わず8割以上
家族とのコミュニケーションは良好なままですが、今どきの家族同士の距離感は変わってきているようです。最新(2016年)のデータでは、同じ部屋にいながら「家族が別のことをしていても気にならない」との回答が、年代を問わず8割以上。さらに、20~30代では「家族が同じ部屋で過ごしているとき、スマホを見たりゲームをしていることがある」という人が7割を超え、SNSの普及などによる家族の風景の移り変わりを感じます。
●「お互い干渉しない家族がいい」は、この10年で男女とも10%上昇し、約6割に。「家族」だけでなく「個」も大切に
「お互い干渉しない家族がいい」との意識は震災以降年々増加、「家族のことも大切だが、まず自分のことを優先的に考えたい」との意識も増えてきており、家族の中にあっても「個」を大事にしたいおもいと、程よい距離感が、今どきの家族の姿なのかもしれません。
詳しい情報はこちら
くらしの研究「くらしの現場レポート」
http://www.kao.co.jp/lifei/life/report-39/
http://www.kao.co.jp/content/dam/sites/kao/www-kao-co-jp/lifei/report/pdf/39.pdf
(2017年12月掲載)
※1 花王株式会社「生活者研究センター」 http://www.kao.co.jp/lifei/about/
「生活者研究センター」では、花王グループの使命である「よきモノづくりを通じて人々の豊かな生活文化へ貢献すること」の実現をめざし、生活者ひとりひとりの暮らしを見つめた生活者研究を行っています。生活現場での観察と対話を重ねながら、行動に表れない本音、説明できないこだわりなど、行動の裏にひそむ「おもい」まで読み解いて、課題を発掘し、商品やコミュニケーション開発に活かすとともに、生活者研究のウェブサイト、花王「くらしの研究」から、広く社会に発信しています。
花王「くらしの研究」 http://www.kao.co.jp/lifei/
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