OKI、屈曲・捻回耐性と高速伝送性能を強化したロボットビジョン対応インターフェースケーブル「高耐久CoaXPress2.0ケーブル」を発売

OKI

CXP12-1C-RA(右)とCXP12-4C-RA(左)CXP12-1C-RA(右)とCXP12-4C-RA(左)

OKIグループの電線事業会社OKI電線(社長:山口英雄、本社:群馬県伊勢崎市)は、産業用ロボットの「目」となるロボットビジョン用のインターフェースケーブルとして新商品「高耐久CoaXPress(コアックスプレス)2.0ケーブル」を開発しました。新商品は、曲げや捻じり動作を繰り返す産業用ロボットに対応できるよう、従来品の強みである摺動性能に加え、屈曲や捻回(注1)などに対する可動耐久性と高速伝送性能を強化したものです。2024年3月より販売を開始し、2025年度売上1億円以上を目指します。


OKI電線の従来商品「CoaXPressケーブル・シリーズ」は、主にマウンターや検査装置などのマシンビジョンシステムで要求される摺動性能に優れたインターフェースケーブルとして、2016年の発売以来、多くのお客様に好評を得ています。一方、産業用ロボットにおいては近年、ロボットに「目」となるカメラを持たせ「見て、認識して、作業する」ことを可能にするロボットビジョンの導入が進んでおり、インターフェースケーブルにも従来の摺動性能に加えて、曲げや捻じり動作に応じた可動耐久性が求められるようになっています。


新商品「高耐久CoaXPress2.0ケーブル」は、CXP12-1C-RAとCXP12-4C-RAの2品種で構成されます。産業用ロボットの動作に対応できるようシールド構成を強化し、屈曲30万回(両品種)、捻回30万回(CXP12-1C-RA)の高い可動耐久性を実現しました。また、日本インダストリアルイメージング協会(JIIA)で規格化された画像伝送方式CoaXPress2.0規格に適合しており、シンプルな同軸構造のケーブル1本でカメラとの通信、制御、電源供給をサポートしつつ、これまでのカメラリンクやUSB3 Visionを上回る高速伝送を実現します。最大伝送速度は、1レーン(注2)対応のCXP12-1C-RAで12.5Gbps、4レーン対応のCXP12-4C-RAで50Gbpsです。


今後もOKI電線は、産業用ロボットの進化に対応したインターフェースケーブルの開発に積極的に取り組んでいきます。


仕様


用語説明

注1:摺動、屈曲、捻回

摺動(左図緑色矢印):Uの字状にスライドする動き(ケーブルキャリア収納)

屈曲(左図青色矢印):同一箇所で曲げる動き

捻回(左図赤色矢印):同一箇所で捻じる動き




注2:レーン

データ伝送を行うための1つのまとまった伝送路を表し、CoaXPress規格の場合、1レーンは同軸ケーブル1本(心)で構成される。


リリース関連リンク

「高耐久CoaXPress2.0ケーブル」紹介サイト

https://www.okidensen.co.jp/jp/prod/cable/mv/coaxpress-cxp12.html


  • 沖電気工業株式会社は通称をOKI、沖電線株式会社は通称をOKI電線とします。

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会社概要

沖電気工業株式会社

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URL
http://www.oki.com/jp/
業種
製造業
本社所在地
東京都港区虎ノ門1-7-12
電話番号
03-3501-3111
代表者名
森 孝廣
上場
東証プライム
資本金
440億円
設立
1949年11月