Sansan、社員の生成AI活用率99%を達成。非エンジニア含む全職種が業務に活用

~社員98%が「仕事の質が向上した」、71%が「30分以上の時間短縮を実感」~

Sansan株式会社

働き方を変えるDXサービスを提供するSansan株式会社は、生成AIを業務の中核に据える「AIファースト」を2025年の全社方針として掲げ、AI活用の特別オンボーディングチームのもと、非エンジニアを含む全職種への活用促進を進めています。

今回、社内向けアンケート(※1)を実施した結果、生成AIの業務活用率は99%に達し、82%が「ほぼ毎日」活用と回答。さらに98%が「仕事の質が向上した」、71%が「1日あたり30分以上の時短を実感」と実感するなど、短期間で高い業務効果が表れています。

■「AIファースト」策定の背景

Sansanは2025年1月、生成AIを業務の中核に据える「AIファースト」を全社方針として発表しました。全社員を対象にした活用体制の整備と、リテラシー向上に向けた取り組みを並行して進めることを目的に、社内支援体制の強化を開始しました。

同月には、AI活用のオンボーディングチームを設置。2024年より全社に導入しているコラボレーションソフトウェア「Notion」および「Notion AI」に関する全社向けのレクチャーのほか、「ChatGPT」や「Gemini」に関する定期的な勉強会や、部門ごとの活用支援の仕組みを整備し、導入初期から組織横断での活用促進を図っています。これにあわせて、生成AI活用に関する社内ガイドラインの制定や、情報セキュリティ研修の拡充も実施しました。ChatGPT Enterpriseは556名(2025年5月7日時点)に発行し、日常的にAIを活用しています。

こうした取り組みを通じて、生成AIを個々の業務で活用するための基盤づくりを推進しています。

■活用状況とインパクト

Sansanでは2025年4月、生成AIの活用状況に関する社内アンケートを実施しました。AIファーストの導入から約3カ月が経過した時点での業務への定着度や活用の実感を把握することを目的としたものです。

・活用率と使用頻度

回答者の99%が業務で生成AIを活用していると回答しました。また、82%が「ほぼ毎日活用している」と答えており、日常業務に組み込まれている傾向がうかがえます。

・使用生成AIと活用場面

主に利用されている生成AIは、「ChatGPT(Enterpriseを含む)」および「Notion AI」です。「情報収集・リサーチ」から「アイデア出し・ブレスト」、「資料・スライド作成」など使用目的は多岐にわたり、業務の初動や検討プロセスの補助として取り入れられているケースが多く見られました。

・AI活用による効果

生成AIの活用によって「仕事の質が向上した」と回答した社員は98%にのぼりました。

そのうち、「明らかに向上した」と答えた割合は67%で、活用の実感に個人差はあるものの、多くの社員が業務改善を感じている結果となりました。また業務時間の短縮については以下の回答が得られています。

「1時間以上短縮できた」:37%

「約30分〜1時間短縮」:33%

「30分未満の短縮」:15%

1日あたり30分以上の時間短縮を実感している社員は全体の71%。具体的には、資料作成や定型業務の効率化によって、その分の時間を思考やレビューに充てているという声もありました。

・「AIファースト」方針の影響

AIファーストという方針によって、「意識や行動が変わった」と回答した社員は97%でした。

「業務で使うきっかけになった」「日常的に使うようになった」など、活用を後押しする要因として受け止められている様子が見られました。

・現場の声と使用例

社内ヒアリングや業務ログから把握できた、生成AI活用による具体的な変化を紹介します。以下は実際の業務での使用例と、その効果の一部です。

営業:Contract One チーム

カスタムGPT累計5,000回活用、商談準備時間を一人あたり月17.8時間の削減に成功
「顧客要件をGPTに整理させることで、提案骨子の作成が数分で完了する」

採用・人事部門
Googleスプレッドシートの自動処理や社内レポート用ダッシュボードのひな形を、生成AIが自動で作成
「AIが複雑な関数やスクリプトを即提案してくれるため、アイデアを形にするスピードが飛躍的に向上。詰まったときも質問すればヒントが得られ、オペレーション設計の効率が格段に上がった」

管理・バックオフィス

エスカレーション申請など定型文書のドラフトを数分で作成
「法令調査の事前情報整理においてDeepResearchを活用することで大幅に時間を短縮することが可能となった」

開発・研究

単体テストコード自動生成で実装リードタイムを 大幅に短縮
「AIが差分コードを要約し、設計レビューの議論が早まった」

共通シーン

会議文字起こし → 要約で議事メモ工数ゼロ

思考整理・壁打ちで新規アイデア創出 など

Sansan株式会社 コーポレートシステム部 部長/三浦 俊介のコメント

生成AIの進化に伴い、業務の進め方そのものが見直される局面にきています。Sansanでは、技術の導入にとどまらず、それを組織としてどう使いこなすかに重点を置き、全職種への活用定着を目指してきました。

今回の取り組みでは、ツールの提供とあわせて、社内の支援体制やルール整備を早い段階で進めたことで、現場での活用が日常的なものとして根づきつつあります。

今後は、活用をより高度化していくための部門別のリテラシー向上支援に取り組んでいく予定です。社員の生産性向上に加え、創造性を発揮する時間を確保できる環境づくりにも注力していきます。

※1:2025年4月実施、回答927名(全職種を網羅)

(以上)

■Sansan株式会社 会社概要

「出会いからイノベーションを生み出す」をミッションとして掲げ、働き方を変えるDXサービスを提供しています。主なサービスとして、営業DXサービス「Sansan」や名刺アプリ「Eight」、インボイス管理サービス「Bill One」、契約データベース「Contract One」を国内外で提供しています。

設立:2007年6月11日

URL:https://jp.corp-sansan.com

所在地:150-6228 東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F

資本金:71億30百万円(2025年2月28日時点)

事業内容:働き方を変えるDXサービスの企画・開発・販売

Sansan https://jp.sansan.com

Eight https://8card.net

Bill One https://bill-one.com

 Contract One https://contract-one.com

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会社概要

Sansan株式会社

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URL
https://jp.corp-sansan.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区桜丘町1-1 渋谷サクラステージ 28F
電話番号
03-6758-0033
代表者名
寺田親弘
上場
東証プライム
資本金
-
設立
2007年06月