美術手帖×NADiff 周年記念企画、現代を生きる人のための現代アート連続講座「現代アートをめぐる想起と忘却」を12月22日(金)より3回にわたり開催。
イベント申込ページ|http://www.nadiff.com/?p=31387
概要
2023年、恵⽐寿にあるアートショップNADiff本店(NADiff a/p/a/r/t)が15周年、そして『美術⼿帖』が75周年を迎えました。これを記念し、NADiff本店にて、現代アートの歩んできた道を多⾓的に振り返りながらこれからの美術を考える道標を⽰す全3回の連続講座を開催します。
「美術手帖」の有料会員サービス「美術手帖プレミアム」にて好評を博した連載「10ヶ⽉で学ぶ現代アート」(※)を執筆していた⽂化研究者の⼭本浩貴⽒が、連載では扱いきれなかったテーマに触れつつ、ゲストに彫刻家、評論家、出版社代表の小田原のどか氏、美術史家の加治屋健司氏を招いて講義を行います。現代アートに興味を持ち始めた⼈から、より考えを深めたい⼈まで、現代を⽣きる⼈々のための現代アート講座です。
イベント参加の申し込みは12⽉8⽇(金)12:00よりNADiff onlineにて開始します。当イベントは、会場参加(後日アーカイブ配信視聴も可)または、アーカイブ配信視聴のみのいずれかをお選びいただけます。会場参加では、参加者の疑問に講師やゲストが直接回答する、質疑応答の時間を設けています。また、参加券は、全3回の割引通し券と、各回ごとの単体券をご用意しています。全3回通しで参加いただくことで、現代アートへの理解がより深まる講座内容となっています。
※山本浩貴連載「10ヶ月で学ぶ現代アート」
文化研究者の山本浩貴が現代アートの「なぜ?」を分かりやすく解説。10ヶ月で現代アートの「いろは」をお届けする、ウェブ版「美術手帖」の人気連載。
https://bijutsutecho.com/magazine/series/s59
トークイベント詳細(全3回)
●第1回
「現代アートをめぐる想起と忘却」を考えるために:現代アートはどこから来て、どこへ向かうのか?──現代アートの「物語性」
開催日:12月22日(金)
時間:19:30~21:30
講師:山本浩貴(文化研究者)
監修:『美術手帖』編集部
講義内容:
山本氏と近代以降のアートやアーティストをめぐる「物語」の推移を辿りながら、これからの現代アートをどのように語っていくことができるかについて考えます。アートに物語は必要なのか。そうだとしたら、なぜなのか。これを探ることで、本講義の通底に流れる「想起と忘却」のメカニズムについて考え、ゲストを迎えて開催する第2回と第3回のイントロダクションにもなる講義を展開します。
●第2回
現代アートをめぐる想起と忘却①──『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』の共編を終えて
開催日:1月12日(金)
時間:19:30~21:30
講師:山本浩貴(文化研究者)
ゲスト:小田原のどか(彫刻家、評論家、出版社代表)
監修:『美術手帖』編集部
講義内容:
『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(月曜社より11月に刊行)を共編した彫刻家・批評家の小田原のどか氏をゲストに迎え、山本氏とともに近代日本に関する美術史や芸術論における想起と忘却について考察。真の意味で「多様性」のある現代アート界をこの国につくるために、アーティストが、キュレーターが、研究者・批評家が、そして、そのほかアートとさまざまな関わり方をする人々ができることは何なのかを検討します。
●第3回
現代アートをめぐる想起と忘却②──『美術手帖』の特集やNADiffのイベントを振り返りながら
開催日:3月1日(金)
時間:19:30~21:30
講師:山本浩貴(文化研究者)
ゲスト:加治屋健司(美術史家)、岩渕貞哉(『美術手帖』総編集長)
監修:『美術手帖』編集部
講義内容:
これまでに出版された『美術手帖』の出版物や、NADiffで開催されたイベントに着目しながら、近年の日本の現代アート界におけるトレンドやホット・トピックの変遷の一端を、現代美術史の研究者でありアーカイヴにも広い知見を持つ加治屋健司氏を招き、山本氏、そして『美術手帖』総編集長の岩渕貞哉とともに振り返ります。この国の現代アート界では、何が想起され、何が忘却されてきたのか。今後、積極的に取り上げていかなくてはならないテーマは何か。これからの現代アートを考えます。
イベント申込詳細
会場参加・またはオンラインアーカイブ配信視聴をお選びください。
ともに、NADiff onlineにて12⽉8⽇(金)12:00より予約を開始します。
申込ページ|http://www.nadiff.com/?p=31387
お支払方法は、クレジットカード・Amazon Payのみとなります。お支払完了後、ご予約受付完了メールをお送りします。
※購入後のキャンセルについては、ご返金はできません。予めご了承ください。
※当店の判断によりイベントが中止となった場合は、全額ご返金いたします。
◆会場参加(アーカイブ視聴可能)
各回:2,500円(税込)
割引通し券:7,000円(税込)
定員:50名/各回
※後日、アーカイヴ視聴用のURLをお送りします。
◆アーカイブ配信視聴
各回:2,000円(税込)
割引通し券:5,500円(税込)
※視聴可能期間:2024年3⽉31⽇(日)18:00まで
登壇者プロフィール
・山本浩貴
1986年千葉県生まれ。文化研究者。ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アーツにて修士号・博士号取得。2021年より金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科芸術学専攻・講師。著書に『現代美術史──欧米、日本、トランスナショナル』(中央公論新社 、2019)、『ポスト人新世の芸術』(美術出版社、2022)、小田原のどかと共同編集した論集+インタビュー集『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(月曜社、2023)。
・小田原のどか
1985年宮城県生まれ。彫刻家、評論家、出版社代表。芸術学博士(筑波大学)。著書に『近代を彫刻/超克する』(講談社、2021)、『モニュメント原論──思想的課題としての彫刻』(青土社、2023)。おもな共著に『吉本隆明:没後10年、激動の時代に思考し続けるために』『7・8元首相銃撃事件:何が終わり、何が始まったのか?』(いずれも河出書房新社、2022)、山本浩貴と共同編集した論集+インタビュー集『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』(月曜社、2023)。おもな展覧会に「近代を彫刻/超克する−津奈木・水俣編」(個展、つなぎ美術館、2023)、「あいちトリエンナーレ2019」。
・加治屋健司
1971年千葉県生まれ。美術史家。東京大学教養学部卒業。ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程修了。PhD(美術史)。東京大学大学院総合文化研究科教授。日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ代表。著書に『絵画の解放 カラーフィールド絵画と20世紀アメリカ文化』(東京大学出版会、2023)、共著に藤田直哉編『地域アート――美学/制度/日本』(堀之内出版、2016)、共編著にFrom Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents (New York: Museum of Modern Art, 2012)、『中原佑介美術批評選集』全12巻(現代企画室+BankART出版、2011〜)、共訳書にイヴ=アラン・ボワ、ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム 無形なものの事典』(月曜社、2011)。
「美術手帖プレミアム」について
「美術手帖」の有料会員サービス。年間約300本更新される会員限定記事や、雑誌『美術手帖』のアーカイブ記事、展覧会の特別鑑賞会やチケットプレゼントなど、会員限定のコンテンツを多数ご用意しています。年額プランは月額¥300〜、2週間無料のお試し期間あり。
https://bijutsutecho.com/lp/premium_2021/
※「美術手帖プレミアム」会員限定で本講座の会場参加チケットのプレゼント企画を予定しております。詳細は、募集開始後、ウェブ版「美術手帖」ウェブサイトやSNS等でお知らせいたします。
店舗情報
NADiff a/p/a/r/t
アートブックショップ&ギャラリーNADiffのメインショップとして1997年に表参道で開業し、2008年に恵比寿に拠点を移してNADiff a/p/a/r/tとしての営業をスタート。ギャラリーでは若手作家から国内外で人気を得る作家まで、多彩な展示を実施。店内では、豊富な品揃えのアートブックとユニークなアートグッズを取り扱うなど、新たなアートとの出会いの場となることを目指しています。
住所|〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
TEL|03-3446-4977
WEBサイト|http://www.nadiff.com/
Twitter|https://twitter.com/NADiff_apart
Instagram|https://www.instagram.com/nadiff_apart_/
Facebook|https://www.facebook.com/NADiff-apart-384766371605624/
CCCアートラボ
CCCアートラボは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中で「アートがある生活」の提案をする企画集団です。わたしたちは「アートがある生活」の提案を通じて、アートを身近にし、誰かの人生をより幸せにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。これまで行ってきた、店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、わたしたちだからできるアプローチで企画提案をします。
https://www.ccc-artlab.jp/
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