村田沙耶香、初の長期連載小説『世界99』。3月5日(水)の上下巻同時発売に向けたプロモーションを一挙紹介!
著者からの直筆メッセージも公開! 上下巻合計864ページの超大作にご期待ください!
「すばる」2020年11月号から始まった著者初の長期連載がついに書籍化。小説家・村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編です。著者からの直筆メッセージも公開。作中に登場する謎の生き物「ピョコルン」とは? とてつもない読書体験を楽しみにお待ちください。
3月5日(水)の発売に向けたプロモーションをご紹介いたします。
◇特設サイト
https://lp.shueisha.co.jp/sekai99/
現在ティザーサイト公開中です。今後、冒頭の試し読みや著者によるPVなどが追加予定です。
◇短編コミカライズ
『世界99』の世界観を覗ける、短編コミカライズ企画を進行中。
◇「ほんタメ」コラボ動画
大の村田沙耶香さんファンという、YouTubeチャンネル「ほんタメ」出演者の齋藤明里さんに、『世界99』の各章の感想をお話しいただくショート動画を作成中。計4本の動画を、3月7日(金)から4週にわたって順次公開予定です。動画に連動したハッシュタグ企画も進行中。詳細は今後特設サイト等で告知いたします。
◇さらに、ご本人ご登壇のトークイベント「村田沙耶香の〈世界〉」も開催決定!
近年国内のみならず海外からも熱い視線を浴びている唯一無二の村田沙耶香ワールドについて、海外文学に通じた聞き手のお二方をお招きし、掘り下げていただきます。
抽選で150名様を無料ご招待。近年の海外でのご経験や最新刊の執筆過程など、著者ご本人のお話を直接聞くことができる貴重な機会です。皆様ふるってご応募ください。
【日時】
2025年3月14日(金)18時開場 18時30分開始 20時終了予定
【会場】
東京都港区(詳細は当選時にお知らせいたします)
【登壇者】
村田沙耶香氏(『世界99』著者/作家)
辛島デイヴィッド氏(作家/翻訳家)
由尾瞳氏(早稲田大学文学学術院准教授)
【主催】
株式会社 集英社
公益財団法人 一ツ橋綜合財団
応募者多数の場合は、厳正なる抽選のうえ、当選者を決定いたします。
当選・落選どちらの場合も2月28日(金)ごろメールでお知らせいたします。
【応募方法】
下記リンク先のフォームより、必要事項を入力しご応募ください。<2月20日(木)〆切>
https://enq.shueisha.co.jp/pr?uecfcode=enq-dqujyx-74
■『世界99』内容紹介
<上巻>
性格のない人間・如月空子。
彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。
空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。
ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。
当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。
<下巻>
14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。
しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。
ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とは――。
【書誌情報】
書名:『世界99 上』『世界99 下』
著者名:村田沙耶香
発売日:2025年3月5日(水)
定価:各2,420円(10%税込)
判型:四六判 各432ページ
ISBN:上巻978-4-08-771879-9 下巻978-4-08-770001-5
発行:株式会社集英社
https://www.shueisha.co.jp/books/search/search.html?seriesid=128650
【著者略歴】
村田沙耶香(むらた・さやか)
1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。
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