三菱重工サーマルシステムズ、伊「A’デザインアワード2025」を受賞
海外向けビル用マルチエアコン「KXZ3」と空調機用リモコン「RC-ES1」が高評価
◆ KXZ3は最高評価のプラチナアワード、RC-ES1はそれに次ぐゴールドアワードを受賞
◆ 青色のオーナメントをデザインの特徴とした、環境負荷低減に貢献するビル用マルチエアコン
◆ 黒を基調とした本体色とコンパクトかつフラットな形状で、さまざまなインテリアと美しく調和するリモコン


三菱重工グループの三菱重工サーマルシステムズ株式会社(社長:伊藤 喜啓、本社:東京都千代田区、以下、三菱重工サーマルシステムズ)は、同社が開発した海外向けビル用マルチエアコン「KXZ3」※1と空調機用リモコン「RC-ES1」※2で、イタリアの国際的なデザイン賞である「A'デザインアワード(A’DESIGN AWARD)2025」を受賞しました。
A’デザインアワードは、2008年にイタリアで創設された国際的なデザイン賞です。世界中でデザインの質を高め、優れたデザインに対する評価と理解を促すことを目的とし、製品、建築、ファッションなどを対象にしています。今回、KXZ3は全体の上位1%に贈られる最上位の賞であるプラチナアワード、RC-ES1はその次に高い評価の上位3%に贈られるゴールドアワードを受賞しました。
KXZ3シリーズは、地球温暖化係数(Global Warming Potential:GWP)※3が従来機のR410A冷媒の約3分の1であるR32冷媒を採用し、環境負荷低減に貢献します。新型コンプレッサや送風路の一新により、冷房期間エネルギー消費効率(Seasonal Energy Efficiency Ratio:SEER)が約18%※4向上し、省エネ化を実現しました。外観には、日本のアイディープラス社(ID+)による青色オーナメントを特徴とした新デザインを採用。さらに、1ファン構造、熱交換器の高密度化により、設置面積を約28%削減しました。新機能としては、省エネ性と快適性を両立する「Variable Temperature Capacity Control+」や、従来のデフロスト運転※5による室温低下を抑える「ホットガスバイパスデフロスト運転」を搭載しています。さらに、安全規制に対応する専用装置を用意しており、その一つである遮断弁は複数の室内機に接続可能で、導入コストの削減に寄与します。
RC-ES1は、店舗・オフィス・ホテル向けの空調機用リモコンで、イタリアのテンサ・インダストリアル・デザイン社(Tensa Industrial Design)による洗練されたデザインを採用しています。黒を基調とした、86mm×86mm×17mmのコンパクトでフラットな形状は、さまざまなインテリアに調和。画面や静電容量方式タッチキーに表示される機能はピクトグラムで表示され、直感的に操作できます。また、Bluetooth®※6に対応しており、専用アプリからスマートフォンでの操作や設定が可能です。アプリには「一般ユーザー」「管理者」「サービス」の3モードがあり、それぞれの用途に応じた操作や設定、メンテナンス情報の確認ができます。さらに、設定データはBluetooth®の接続範囲内にある最大20台のリモコンに自動送信可能で、作業効率の向上にも寄与します。
三菱重工サーマルシステムズは、今回の受賞を通じて、今後もお客様一人ひとりに寄り添った技術開発を進め、多様なニーズに応える冷暖房ソリューションの提供を目指します。
※1 KXZ3について、詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。
https://www.mhi.com/jp/news/24040901.html
※2 RC-ES1について、詳しくは以下のプレスリリースをご覧ください。
https://www.mhi.com/jp/news/240703.html
※3 CO2を1として、どれだけ温室効果があるか表した係数。値が小さいほど温室効果が低く環境性に優れます。
※4 室外機10馬力で比較した値です。
※5 暖房運転中に室外機の熱交換器に付着した霜を取り除く運転です。運転中は室内機の送風が停止するため、建物の条件によっては一時的に室内温度が低下します。
※6 Bluetooth®のワードマークおよびロゴは登録商標であり、Bluetooth SIG, Inc.が所有権を有します。三菱重工サーマルシステムズ株式会社は使用許諾の下でこれらのマークおよびロゴを使用しています。その他の商標および登録商標は、それぞれの所有者の商標および登録商標です。
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