働く女性の約4割が生成AIを未利用!将来、自分の仕事がAIに置き換わると考える人は6割以上も/『女の転職type』が働く女性にアンケート【第109回】

株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区 代表取締役社長兼会長:多田 弘實)が運営する、女性の転職に特化した転職サイト『女の転職type』は、働く女性364名を対象に「生成AI」についてアンケートを実施しました。

正社員で長く働きたい女性のための転職サイト『女の転職type』は、女性のリアルな仕事観を調査する【データで知る「女性と仕事」】を定期的に行い、女性の働く環境の実態を公開しています。

▼詳しくはこちらからご覧ください。

https://woman-type.jp/academia/discover-career/data/vol-109/

■調査結果抜粋

★約4割が生成AIを「ほとんど使わない/使ったことがない」

★仕事よりもプライベートで利用する人が多い

★約4割が職場でAIは「ほぼ活用されていない」

★クリエイティブ系・エンジニア系の約8割が、将来自分の仕事が「半分以上AI技術に置き換わる」

【Q.1生成AI、どれくらい使ってる?】

生成AIをどれくらい使っているか聞いたところ、回答者全体では「ほぼ毎日~週に数回」36.8%、「月に数回~数か月に1回」20.1%でした。合計すると56.9%が生成AIを使っていることがわかります。2023年に行った「ChatGPT、使ってる?」の調査では、ChatGPTを使ったことがあると回答した人は22.6%でした。今回の調査では、サービス名をChatGPTだけに限定していないので単純比較はできないものの、生成AIを使っている人が大幅に増加していることが推察されます。

職種別で比較すると、クリエイティブ系は「ほぼ毎日~週に数回」が66.7%で、最も多い回答でした。また、「ほぼ毎日~週に数回」「月に数回~数か月に1回」と回答した人の合計は、1位エンジニア系80.9%、2位クリエイティブ系77.8%と、この2つの職種はおよそ8割の人が生成AIを日常的に使っていることがわかりました。

反対に、「ほとんど使わない/使ったことがない」と回答した人は、1位営業系48.6%、2位事務・経理・人事系47.6%と、半数近くの人が生成AIを使っていませんでした。

【Q.2 仕事とプライベート、どっちで使う?】

※生成AIを使っていると回答した人のみ

生成AIを仕事とプライベート、どちらで使用するかを尋ねたところ、「プライベートだけで使用」が47.6%、次いで「仕事とプライベートの両方で使用」が42.5%でした。「仕事だけで使用」は9.9%と少なく、生成AIはプライベートで多く使われていることがわかりました。

【Q.3 仕事のどんな場面で、生成AIを使ってる?】

仕事ではどんな場面で、生成AIを活用しているか聞いたところ、1位「文章作成や要約」66.9%、2位「情報収集・検索」63.8%、3位「アイデア出し」40.0%でした。

【Q.4 プライベートのどんな場面で、生成AIを使ってる?】

※プライベートで使っていると回答した人のみ

※複数回答あり

プライベートではどんな場面で、生成AIを活用しているか聞いたところ、1位「情報収集・検索」61.7%、2位「AIとの日常会話・相談」40.7%、3位「画像やデザインの生成」29.2%でした。

Q.3の仕事の利用シーンと比較すると、仕事上では「AIとの日常会話・相談」「画像やデザインの生成」がそれぞれ13.1%、16.2%と少なかったのに対し、プライベートではそれぞれ、40.7%、29.2%と多くなっています。仕事とプライベートでの生成AIの利用場面には違いがあることがわかりました。

【Q.5 あなたの職場では、どれくらいAIを活用してる?】

職場における生成AIなど、AI技術の活用段階を聞いたところ、「ほぼ活用されていない」39.8%が最も多く、次いで「わからない」28.0%でした。一方、「多くの部署や業務で活用されている」「全社的に積極的に推進・活用されている」はそれぞれ5.9%と7.6%で、合わせても13.5%と生成AIが積極的に活用・導入されている職場は、まだ少ないことがわかりました。

【Q.6 あなたの仕事は、どれくらいAI技術に置き換わると思う?】

将来、自分の仕事がどれくらいAI技術に置き換わってしまうと思うかと聞いたところ、回答者全体では「半分以上置き換わる」36.5%、「1割~3割置き換わる」28.0%で、置き換わると考える人は6割以上を占めました。反対に、「ほぼ置き換わらない」と回答した人は16.8%でした。

職種別で比較すると、クリエイティブ系は「半分以上置き換わる」66.7%、「1~3割置き換わる」33.3%で、「ほぼ置き換わらない」と回答した人がいませんでした。エンジニア系は「半分以上置き換わる」19.0%ですが、「1割~3割置き換わる」57.1%が多く、AIによる置き換えが進みにくい業務が大半と考える人が多いことがわかりました。

【Q.7 AI技術が当たり前になる未来に向けて、やっておいた方がいいことは?】

※複数回答あり

AI技術の活用が当たり前になる未来に向けて、やっておいた方がいいと思うことは、「生成AIに関する基本的な知識を身につける」67.5%が最も多い結果となりました。次いで「新しいことを学び続ける意欲を持つ」49.9%、「人間ならではの発想力やコミュニケーション力を鍛える」48.5%、「生成AIを積極的に活用する」41.5%が続き、「とくにない」は9.0%にとどまっています。AIが当たり前になる未来に向けて何かしらの行動を起こすべきと考える人が多いことがわかりました。

▼詳しくはこちらからご覧ください。

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※調査データ(グラフ)は、小数点第2位以下は四捨五入しているため、合計しても100にならない場合があります。

※本調査は「女性」と性自認している方を対象に調査を行っております。


★今回のアンケート考察★

女の転職type編集長 小林佳代子


2023年の調査では、「ChatGPTを使ったことがある」人は約2割でしたが、今回の調査では「生成AIを使ったことがある」人は約6割とかなり増えました。わずか2年の間に、生成AIが私たちの仕事や日常生活に浸透し身近なツールになったことを、みなさんも日々感じているのではないでしょうか。

その一方で2024年に総務省が行った企業における生成AIの活用方針についての調査によると、「積極的に活用する方針である」と回答したのが、中国は71.2%、アメリカは46.3%なのに対し、日本はわずか15.7%でした。日本は国際的に見てもかなり遅れをとっていることがわかります。個人のAI利用が進む一方で、企業としての導入や活用推進にはまだまだ課題があるということが、調査結果からも考えられました。

また、今回の調査では、6割以上の人が「今後、自分の仕事がAIに置き換わる可能性がある」と回答しています。そんな中、「生成AIに関する基本的な知識を身につける」ことが大切と考える人が7割もいることがわかりました。AI技術はこれからも進化を続け、仕事をする上で欠かせない存在になります。AIへの知識を身につけ活用しつつ、創造性や戦略的思考など人間ならではの強みを磨いていく必要があるでしょう。新たな仕事や役割を創造しながら、AIと共存できる働き方を目指していければと思います。


■調査内容:第109回「生成AIについて」 / データで知る「女性と仕事」

・調査期間:2025年5月27日~6月6日

・有効回答数:364名

・調査対象:女の転職type会員

・調査方法: Web上でのアンケート

■データで知る「女性と仕事」一覧

働く女性を取り巻く環境や課題について定期的にアンケートを実施しており、さまざまな調査結果をご覧になれます。

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■『女の転職type』とは

正社員で長く働きたい女性のための転職サイトです。未経験から正社員になれる求人、プライベートも充実できる残業が少ない求人、仕事と育児を両立できる求人など、女性に人気の求人を多数掲載。充実したマッチング機能で、自分に合った仕事を見つけることも簡単です。

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■株式会社キャリアデザインセンター 会社概要

代表者  :代表取締役社長兼会長 多田 弘實

本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂 3-21-20 赤坂ロングビーチビル

資本金  :5億5866万円

設立   :1993年7月8日

従業員数 :835名(2024年9月30日現在)

事業内容 :

・キャリア転職の専門情報サイト『type』『女の転職type』等の運営

・転職フェアの開催

・人材紹介事業(厚生労働大臣許可 13-ユ-040429)

・質の高い就職活動を情報誌、イベント、情報サイト、人材紹介で支援する『type就活』サービス

・IT業界に特化した人材派遣サービス『type IT派遣』(厚生労働大臣許可 派13-315344)

・Webマガジン『エンジニアtype』『Woman type』『20’s type』の企画・編集・運営

など、企業の採用活動をサポートする総合的なソリューションサービスを提供

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂3-21-20 赤坂ロングビーチビル
電話番号
03-3560-1688
代表者名
多田 弘實
上場
東証1部
資本金
5億5866万円
設立
1993年07月